Apple iPad Pro/Airの11インチと13(12.9)インチモデル、どっちを選べば良いか迷いますよね。
結論しては、11インチがおすすめ。持ち運びしやすく、手にしてタブレットとして使用するなら、やはり11インチがベストサイズ。でも13インチが向いている用途もあり、私の使用頻度が高いのは実は13インチです。
本記事では両サイズを実際に使用して感じた、13(12.9)インチの使用感メリット・デメリットについてシェアしたいと思います。
日常用途なら11インチが使いやすい
13(12.9)インチの大きなディスプレイだからこそ出来る作業もあるし
- iPad Pro/Airは11インチがベストモデル、でも13インチも魅力がある
- 13インチが向いている用途〜メリット・デメリットについてまとめ
※私が使用しているのは旧型12.9インチ(iPad Pro M2 2022モデル)ですが、本記事では13インチに置き換えて書いています。どうぞご了承ください。
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【注意】一見小さく感じる13インチ・・・でもやはり大きい
お店で手にすると意外と小さく感じる13インチ。個人差はありますが「あっ、このサイズ感イケるかも!」と勘違いしてしまうのがiPad Pro・Airのデザインの凄さ、そして恐ろしさかも。まずはサイズを確認しておきましょう。純正Magic Keyboardを併用した場合の重量も大事ですよね。
iPad Pro(M4 2024)Wi-Fi | 11インチ | 13インチ |
---|---|---|
高さ✖️幅✖️厚(mm) | 249.7✖️177.5✖️5.3 | 281.6✖️215.5✖️5.1 |
本体重量 | 444g | 579g |
Magic Keyboardの重量 | 585g | 665g |
本体+Magic Keyboard | 1029g | 1244g |
iPad Air(M2 2024)Wi-Fi | 11インチ | 13インチ |
---|---|---|
高さ✖️幅✖️厚(mm) | 247.6✖️178.5✖️6.1 | 280.6✖️214.9✖️6.1 |
本体重量 | 462g | 617 |
Magic Keyboardの重量 | ||
本体+Magic Keyboard |
【参考】MacBook Air M3 | 13インチ |
---|---|
高さ✖️幅✖️厚(mm) | 304.1✖️215✖️11.3 |
本体重量 | 1240g |
よく知られていることですが、13″ iPadProに純正Magic Keyboardを装着すると重量約1244gで13″ MacBook Air(1240g)とほぼ同程度。13″ iPad ProをラップトップPCの代用として検討するなら重量面では要注意。まあMacBookとは異なるカッコ良さと存在感があって、それはそれで良いんですけどね。
Magic Keyboardにセットした状態で、サイズ面のメリットを感じるのは11インチの方でしょう。現在11インチのMacBook Airはラインナップされていませんし。
13インチで良かったと思うとき
まず13インチモデルを使用するメリットから。
動画・画像編集など、PCでも大型ディスプレイが有利な作業はやはり13インチの方が格段に上。と言うか13インチの快適さを知ってしまうと11インチで長時間の作業に体が拒絶反応を示す様になるでしょう。
クリエイティブ系作業は大型ディスプレイと相性がよし
13インチモデルはこれらの為に存在するのではと感じるくらい。特にイラスト・お絵描きメインなら13インチを優先的に検討した方が良いです。
動画や画像編集アプリ
▲ Photoshop iPad版
そもそも映像制作は大型ディスプレイ向き。14インチPCでも、16インチが恋しくなります。但しPhotoshopやFinalCutなどのアプリはPC版と同等ではない場合があり注意が必要です。ある程度はiPadで制作が可能ですが、いずれPCの必要性を感じる時がくるはず。結局外部モニターも欲しくなる可能性も高いです。
PhotoshopもPC版と同じではない
地道にアップデートはされていて、リリース当時よりは全然使える
お絵描き・イラスト制作〜Apple Pencilなどスタイラスペンを使うなら13″
Procreateなどでのイラストやお絵描きがメインなら13インチを選んで間違いなし。13インチの作業エリアはA4用紙より一回り小さく、11インチなら更に狭まります。パレットやツールを配置すると、実際にペンを滑らせるスペースは限られています。
ドロー系アプリを使うなら13インチだ!
電子楽譜
電子楽譜もやはり13インチ向きでしょう。私は譜面が読めずあくまでも妻の意見ですが。11インチで音符を把握するのは大変みたいです。
11″はオタマジャクシの位置が把握し辛い・・・
MacBookの代わりとしてiPadを使いたい
「iPadがMacBookの代わりになるか?」誰もが一度は試し、夢敗れるパターン。iOSとmacOSの統合はなさそうなので、制約を受け入れながら使用するしかないですよね。そんな悪あがきなら、13インチは救いとも言えるかもしれません。
▲ 動画を見ながらネット検索もながら作業は13″の得意分野。ピクチャ・イン・ピクチャのサイズとブラウザ上の情報量が多いのはなかなかのメリット。
Split Viewなどのマルチタスク機能を活用すればそこそこの作業をこなすことが可能です。ピクチャ・イン・ピクチャで動画を視聴しながらの「ながら作業」向きなのも13インチです。
コンテンツの視聴
見開きで読む日本の漫画
見開きでの読書が前提とすると、日本の漫画なら11インチで十分。しかし13インチは更に上で、例えば吹き出しのルビ(ふりがな)も楽に認識可能です。好みでしょうが、私は13インチの方が漫画の世界に入り込める気がします。
一方セリフが多めのアメコミは、13インチでも厳しい。この点には期待していたのですが残念な結果でした。
日本のマンガを読むなら11″でもOK
アメコミの世界に浸るなら16″は欲しいかな・・・
小説や実用書は11インチの方が文章把握しやすいです。そもそもiPadでの長時間の読書は眼精疲労を伴いますし、Kindleなどの電子書籍リーダーの方が物語の世界に入り込めるはず(個人的な意見)。
13インチで後悔するケース
いつでも気軽に使えるタブレット・・・ではない
13インチはコンテンツの閲覧・ゲーム・日常使用などタブレット本来の使い方には不向きな場合があります。様々な用途に使用するなら11インチの方が断然使い勝手が良いです。
13インチは普段使いに厳しい
13インチを日常的に使えるか、試してみるとやはり厳しい結果に。
打ち合わせの記録を取るにも大きな板は微妙に恥ずかしく、周囲から浮いた存在に。ただSplit Viewで資料を参照しながら、ノートアプリで情報をまとめる作業では13インチは楽。
試しにレースゲームをプレイすると、腕がプルプル。最初は大画面の迫力を感じますが、結局ゲームではなく筋トレでした。
また乗り物内で、特に機内(もちろんエコノミー)で13インチは持て余す大きさです。
個人的な印象ですが、13インチの良さをフルに活かせるアプリはそんなに多くないと思うんでうよね。ここは使用側の工夫次第ですが、iPadだけで完結出来ずMacと併用が必要な場合があるのも事実です。
まとめ
13インチか11インチか・・・基本的にはユーザーの使い方次第。タブレットとして活躍するのは、やはり11インチです。でも特定の目的があるなら13インチも検討してみてはいかがでしょうか。
- クリエイティブ系のアプリを使う〜イラスト・動画・音楽・写真制作など
- 学習・資料作成
- 屋内で据え置きで使用することが多い
お絵かきや画像・動画編集など、特定の目的がある場合は13インチが正解。大きなディスプレイの情報量のお陰で作業効率は確実に高まります。私の場合、このポイントが理由で13インチの使用頻度が高くなり、11インチは使用しなくなってしまいました。
また学習や資料作成もマルチタスク機能をフル活用出来るのも13インチのメリットです。
最後に言及するのは、やはり13インチのサイズ感です。読書やメモ帳など片手で使用できる気軽さはありませんが、据え置きのメインマシンとしての使用なら、ワークスペースの広さが無駄になることはありません。
以上iPad13インチと11インチ、どちらを選んだら良いかについてでした。ほぼ私見ですが機種選びの参考になれば幸いです。
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