LUMIX DC-L10の近接撮影時の感触をつかむべく、自宅で試し撮りをしてみました。
厳密なテストではないので、参考程度にご覧頂ければ幸いです。
注意記事内の焦点距離の表記はフルサイズ換算です。
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L10のマクロ機能のおさらい

ワイド端24mmのワーキングディスタンスが3cm
通常撮影時(AF使用時)の最短撮影距離は50cm、L10搭載の『LEICA DC VARIO-SUMMILUX 24-75mm/ F1.7-2.8』はそれほど寄れるレンズではありません。
咄嗟にテーブル上を撮影しようとすれば、ピントが合わないこともしばしば。
そんな時に活躍するのが『AFマクロ』です。
最短撮影距離
- 通常:50cm
- AFマクロ/MF/i.AUTO/動画:W端 3cm、T端 30cm
ーPanasonic DC-L10 仕様・詳細情報より抜粋ー
一番近くまで寄るなら、広角端24mmで、レンズ先端から3cmまで接近して撮影可能。

ワーキングディスタンスが3cmと言うこと。
主題をとにかく大きく写すよりも、背後の風景を活かしつつ、広角マクロ的な使用が楽しそうです。
近接撮影時の注意点
注意点は通常のマクロ撮影と変わりません。
AFよりMF、手持ちより三脚推奨。
たまにのマクロ撮影なら、AFでサクッと撮りたいですよね。
AFマクロ撮影時、寄りがシビアな場面ではフォーカスサインが出ていても、実際にはピントが合っていないケースが実際ありました(撮影範囲外まで寄り過ぎのため)。
また近接での絞り開放付近では画像周辺の解像度の低下を感じる場合もあります(次項参照)。
これらの注意事項は取説にも記載がありますのでご確認願います。そもそも本格的なマクロレンズではないので、仕方がない症状だと思います。
簡易テスト〜24mm最短距離付近で近接撮影
参考までに新聞紙面をワイド端の最短撮影距離付近で撮影してみました。
実用性から離れたテストですが、大まかなレンズ特性を知る程度のデータとしてご覧ください。
ピントは紙面中央の『果』の文字に合わせています。
※正確な光源下ではないのとISOオート撮影につき、紙面の色合い等の描写は均一ではありません。ご了承ください。








絞り開放付近では、中央以外はかなり柔らかめ。F4から周囲が徐々に明瞭化し、全体をクッキリ描写するならF8辺りが良さそう。
最近のレンズは絞り開放からクッキリ・ハッキリが売りですが、本レンズは柔らかな描写傾向。これはこれで良いかなと。
L10の購入層の多くは(おそらく)近代的な描写性能を求めている訳でもないと思うので、少しクラシカルな方が歓迎されるのではないでしょうか。
作例
作例というレベルではありませんが、W端24mm最短撮影距離付近での撮影データ(一部例外あり)をメインに置いておきます。

ピントは画面中央のオクラのタネ。周囲はかなりソフトな描写で、虫眼鏡で遊んでいた頃を思い出します。

ハエに狙を定める。

前の画像のハエを拡大。絞れば結構いけそうな予感。

W端は歪みが生じます。広角なので被写体によっては注意が必要。

W端絞り開放付近の使い方は個人的にはこんな感じが良いのかなと。それにしてもLeica Monochromeは良い仕事をしてくれます。

バジルを最短撮影距離(レンズから約3cm)で撮影。下の画像(望遠端で撮影)と被写体の大きさの違いを見比べてください。

この画像だけ望遠端75mmの最短撮影距離付近で撮影。大きく写すことが目的ならW端24mmで撮影した方が良い。

F8まで絞れば周辺部の水滴は瑞々しく描写された。こちらの出力は『標準』ですが、とても満足なグリーンの色合い。それにしてもLUMIXのカラーサイエンス、なかなかです。”映像の色”でカメラを選ぶならLUMIXか富士フィルムになりそう(個人的には)。


L10のターゲット層の多くはスナップシューターがメインと思われますが、本格的ではないにせよ近接撮影も対応できるメリットはとても大きいです。
メインの一台としても、レンジファインダー機(もちろん一眼カメラも)のサブ機としても頼りになる相棒になりそうです。

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