MacBook Air Apple M1 フォトグラファー的に”今”買いorSTAY?

フォト造りTools

MacBook Air Apple シリコン M1を使い始めて数日が経ちました。
Safariでのブラウジングなどちょっとした作業でもその俊敏さを体感出来るのですが、写真を扱う上ではどうなのでしょうか?

購入検討時はMacBook Airとproのどちらにするかを検討し、本ブログの記事にもしていました。

しかしながら実際使用してみると幾つかの問題も認識出来、本記事を書くに至っております。

今回は「新しいM1モデルが””買いかそれとも待つべきか?」をフォトグラファー目線で書いて行きたいと思います。

M1チップモデル自体が今までのインテルとは異なるブランニューモデルなので現在の制限事項も徐々に解消してくるはずです。あくまでも記事を書いている時点での私の印象で有ることをご了承ください。

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Lightroom ClassicとPhotoshopは大丈夫

画像編集の場合両ソフトを使用している方は多いですよね。この記事を書いている時点では未だIntelベースの状態です。
ちなみに最新OS Big Surから「情報を見る」で「Universal」か「Intel」ベースかを確認することが可能です。

正直まだ使い込んでいないのですが、LightroomとPhotoshopに関してはレタッチと単純なレイヤー処理であれば完全ではないですが使える印象です。

Lightroomではデスクトップ上のフォルダー内の画像が読み込み出来ないことが発生したのですが、内蔵ストレージ内に移動したところ回避出来ました。ひょっとしたらデスクトップがクラウド保存になっていたのでこの辺が問題だったのかもしれません。

その他にはPNGファイルの読み込み時にプレビューが表示されない事象も発生していますが、自分にとってはそれほど大きな問題ではありません。初期プレビューの作成も少々遅く感じます。

一番驚いたのは皆さんのレビューの通り、筐体がほとんど熱くならないのには驚きです。
Macbook Pro 13インチを併用しているのですが、こちらはLightroomでレタッチを繰り返すとすぐに高熱化してしまいます。耐熱能力の差はかなり大きく感じます。

これらのソフトはユニバーサルが化早々にアナウンスされているので早く対応になると良いですね。

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プリンタドライバーはまだリリースされていない→M1対応が進んでいます。

私はエプソンを使用しているのですが、USB接続での印刷は動作確認中の模様。
現状ではAirPrint Driverの使用が推奨されています。

エプソンではM1チップ搭載Macへの対応を進めているとのことなので、こちらは安心して対応を待ちたいところですね。

【2022.03.06追記】

EPSONではApple M1チップ対応が進んでおり、別機種ですがUSB接続ドライバーをインストールして使用できています。

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i1profilerは未対応

キャリブレーションに関してはもう少し様子見ですかね。その内には対応すると思うので様子をみてみようと思います。

モニターの互換性

私が使用しているEIZOの場合やはり現状では制限事項が発生しています。

これは互換性と言うよりはM1モデルの仕様上の問題ですが、Thunderbolt 3経由で1台のモニターしか接続出来ない模様。
複数台使う方は注意が必要です。

その他にMacからの映像出力がYUVリミテッドレンジになっており、諧調飛びが生じる可能性があるとのこと。
詳しくはEIZOホームページで。

【2021.01.19追記】
この件で誤解があると問題なので追記します。
この問題はM1 Mac側のディスプレイ出力方式の特性によるものであり、EIZOディスプレイの問題ではありません。他メーカーのモニターでも同様の事象が発生する可能性は十分にあります。
EIZOさんのアナウンスはさすが迅速ですね。

この問題は外部モニターの色を頼りにプリント作業する身としてはかなり辛いところです。
接続台数制限は仕様なので相方がないですが、色調問題に関してはMac OS側のアップデートで改善される可能性も有るので、外部モニターの使用を予定している方は様子を見た方が良さそうですね。

ペンダブの使用出来ています

(2020年12月21日追記)

Wacomの小型ペンタブレットIntuos CTL-4100WLを使用しているのですが、こちらはBig Sur用ドライバで使用出来ています。
セキュリティの設定が必要な場合があるので詳細はWacomホームページを参照してください。
自分の状況ではBluetooth接続でも問題なく動作しています。

USBが片側2ポートでは不便な場合も

写真の編集作業とは直接関係ないことなのですが、USBポートが片側にしか無いのは正直不便。
右側にUSBポートが有ると配線が楽になる場合が結構有るんですよね。
CTOでも増設されないのは正直ショックでした。

イヤホンジャックは個人的には不要なのですが、この辺は使う人によりけりですね。

まとめ

MacBook Air M1 2020モデル1台のみでの運用は現状厳しいかも

MacBook Air M1モデルにThunderbolt 3経由でモニター接続、ミニマルな作業環境は理想でもありますが、現状ではちょっと厳しそうですね。

私の場合はIntel MacBook Proを当面はメインにし、Air M1の方は外出用や写真以外の用途に使用することになりそうです。

結論:もう少し様子を見た方がベター(特にプリントする場合)

もしも1台だけでの運用を考えているのならば、もう少し様子をみた方が良いでしょう。
特にプリント作業に関しては現状では不便を感じてしまいます。
その一方で、SNS中心に写真を楽しむ場合はそれほど問題無いと言えます。
今までMacBook AirのネックだったディスプレイはP3色域対応になり素晴らしいですし、処理速度も速くて快適です。

これらの多くは時が解決してくれること

いろいろと書きましたが、いずれも時が解決してくれることばかり。
自分はある程度の制限事項は覚悟の上で飛びついているのですが、今思うともう少し冷静になれば良かったと思ったり(苦笑)
まあこれは一種の病気なので仕方がないですね(笑)

価格に対するスペック・性能はとても満足出来るものなので、様々なポイントを検討の上導入すれば満足感が高いと言えます。

あくまでも本記事を書いている時点の問題点であることをご理解の上、購入検討の参考になれば幸いです。

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