高性能・国内メーカーおすすめレンズ保護フィルター10選【2022】 

フォト造りTools

本記事では高性能・高機能なレンズ保護フィルターを中心にピックアップしていきます。

カメラのレンズは結構高額。

特にレンズ前玉は是非保護しておきたい部分ですよね。

記事のポイント
  • 高性能・高機能タイプのレンズ保護フィルターをご紹介
  • 国内メーカー製品に絞ってピックアップ
  • まとめで用途別オススメフィルターをチョイス!
困ったブヒ

レンズをキズつけると写りに影響があるし、修理代も結構高いんだよね。

にっこりねこ

写りに関しては(厳密には)保護フィルターはつけない方がベター。
でも撮影時の安心感は重要だよね。

困ったブヒ

さて、国内と海外メーカー製、どちらを選んだら良いのかな?

にっこりねこ

もちろんフィルターは海外製品を結構使用しているよ。
但し保護フィルターに関しては、国内メーカーに良いものが多いので、今回はこちらを中心に紹介するね!

にっこりブヒ

なるべく写りに悪い影響を及ぼさない、プロテクターを紹介しておくんなまし。

保護フィルターの必要性について疑問を感じるのは当然!そんな時は以下の記事もご覧ください。

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  1. 保護フィルター選びのポイントは?
  2. 反射率 0.5%
    1. ケンコー PRO1D plus プロテクター(W) 〜 デジタル対応フィルターの代名詞的存在
    2. ハクバ SMC-PRO レンズガード 〜 コスパ◎ベーシックフィルター
  3. 反射率 0.3%
    1. マルミ光機 EXUS LENS PROTECT 〜 帯電防止機能でお手入れ楽々
    2. ケンコー Zeta Quint プロテクター 〜 ヘビーユーザーにおすすめ
    3. 【Amazon限定】ハクバ ULTIMA WR 〜 コスパに優れた撥水コーティング付き
  4. 反射率 0.2%
    1. マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID 〜 マルミの最高峰ストロングプロテクター
    2. マルミ光機 EXUS LENS PROTECT MarkII 〜 隙が見つからない優等生フィルター
    3. マルミ光機 EXUS Lens Protect TOUGHNESS 〜 数量限定70周年記念モデル
  5. 反射率 0.1%
    1. ニコン ARCREST PROTECTION FILTER 〜 究極を写り求めるならコチラ
    2. ケンコー ZXII プロテクター 〜 究極の写りを求めるならコチラも要チェック
  6. まとめ
    1. 反射率の差で実際に違いを感じるか?
    2. その他の機能に重視したフィルター選びを
    3. まとめの「まとめ」〜撮影スタイルごとのおすすめフィルターを決定!
      1. 日々の撮影を快適に、けれども画質も妥協にしたくない 〜 マルミ光機 EXUS LENS PROTECT
      2. コストパフォーマンス重視・定期的に交換し安心して使いたい 〜 ハクバ SMC-PRO レンズガード
      3. 登山・トレッキングに/日常でも確かな安心感に包まれたい 〜 マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID
      4. 星や夜景など、如何なるシチュエーションでも最高の画質を 〜 ケンコー ZXII プロテクター

保護フィルター選びのポイントは?

保護フィルター選びのポイント
  • 反射率・・・・・・・・・・・フィルターに入る光の反射する量
  • 反射防止コーティング・・・・フレアやゴーストを軽減するコーティング技術
  • 撥水・撥油コート・・・・・・水や油を弾くコーティング技術
  • ねじ切りの精度・・・・・・・フィルターが装着しやすいか
  • ガラスの組み付け方法・・・・ ガラスの取り付け方法

保護フィルター選びには、いくつかのポイントがありますが、今回は反射率の高い順から紹介していきます。

にっこりねこ

面反射率0.5%から0.1%での中で、おすすめレンズ保護フィルターをピックアップします。

※反射率のみでフィルターの良し悪しが決まる訳ではありませんが、今回は目安として反射率を基準にご紹介していきます。

高性能フィルターの違いについては下の別記事も参考にして頂ければ。

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反射率 0.5%

ケンコー PRO1D plus プロテクター(W) 〜 デジタル対応フィルターの代名詞的存在

ポイント
  • 面反射 0.5%
  • デジタルマルチコート
  • 薄枠タイプ
  • ガラス外周墨塗り加工

保護フィルター選びに迷ったら、まず候補に挙げたい、まさにレンズプロテクターのスタンダードです。

デジタルカメラ対応フィルターとして真っ先に頭に浮かぶのが、ケンコーのPRO1Dシリーズなんですよね。

撥水コーティングは備わっていませんが、基本を押さえたバランス良いプロテクターです。

参考 保護フィルターは薄枠(ワイド)タイプの方が良いか?

にっこりブヒ

フィルター、選ぶなら薄枠タイプかな?

にっこりねこ

広角レンズにも使用するなら、ケラレ防止に薄枠タイプがおすすめ。

すべり止め加工が施されている製品も多く、細くても脱着に困ることは少ないはず。
キャップは取り付け辛くなる場合もあるよ。

にっこりブヒ

汎用性では薄枠タイプがベターだね。

ハクバ SMC-PRO レンズガード 〜 コスパ◎ベーシックフィルター

ポイント
  • 面反射 0.5% スーパーマルチコーティング
  • 薄枠タイプ

ハクバ SMC-PRO レンズガードは、レンズプロテクターに必要な機能は押さえ、かつ低価格なコストパフォーマンスに優れた製品です。

にっこりねこ

ぼくも愛用しているフィルターだよ!
日常の使用で、写りに不満を感じることはありません。

敢えて遊びを持たせたガラス面の取り付け(マウント方法)に不安感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実用上の問題は全くありません。

カメラをハードに使うと、保護フィルターは消耗品的な位置付けになってくることも。
いざ交換が必要になる場合、このプライスは正直助かります。

そして意外と盲点!?なのが付属のフィルターケース。
クッション付きの秀逸なケースで、持ち運びにもそのまま使用可能。

にっこりブヒ

この価格帯の製品としては、なかなかしっかりとしたフィルターケースが付属!
フィルターケースの使い勝手も重要だ。

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反射率 0.3%

マルミ光機 EXUS LENS PROTECT 〜 帯電防止機能でお手入れ楽々

ポイント
  • 面反射 0.3%(以下)
  • 帯電防止機能
  • 薄枠タイプ
  • 撥水・防汚コーティング

帯電防止機能と撥水・防汚コーティングを備えたフィルターで、メンテナンス性の良さは突出した存在。

帯電防止機能は、その良さを知ってしまうと、他のフィルターは使えなくなってしまう恐れがあるくらいの良機能なのです。

撮影現場では、「ブロアーひと吹でだいたい何とかなる!」そんな使いやすさです。

にっこりねこ

フィルター清掃の手間が減り、シャッターチャンスを逃さないぞ!

ガッツリ撮影派には特にオススメのプロテクターなのです。

にっこりブヒ

実際に使ってみて、私の様な横着フォトグラファーにもピッタリ〜♪

にっこりねこ

こちらは後継のEXUS レンズプロテクト MarkIIにバージョンアップされているよ。
未使用ですが、きっと間違いのない製品でしょう!

にっこりブヒ

テ、テキトー・・・

ケンコー Zeta Quint プロテクター 〜 ヘビーユーザーにおすすめ

ポイント
  • 面反射 0.3%(以下)ZRコート
  • 強化ガラス
  • ジュラルミン枠
  • ガラス外周墨塗り加工
  • 薄枠タイプ
  • 撥水・防汚コーティング

このフィルターの使用経験はないのですが、ジュラルミン枠のワードにまずビックリ!

にっこりブヒ

アルミ、ではなくジュラルミンなのか・・・

にっこりねこ

ジュラルミンケース・・・航空機くらいしか思いつかない。
まだ触れたことない素材かもしれない・・・。

ハイグレードレンズに装着するなら、安心と手間いらずのこちらのフィルターも使用してみたいですね。

※ちなみに(QuintやL41タイプではない)Zéta プロテクターは生産終了の様なので、今回は紹介しておりません。

【Amazon限定】ハクバ ULTIMA WR 〜 コスパに優れた撥水コーティング付き

ポイント
  • 面反射 0.3% エクストリームコーティグ
  • 薄枠タイプ
  • 撥水・防汚コーティング
  • コーニング社製高純度光学ガラス      

ハクバ ULTIMAに撥水・防汚コーティングがプラスされており、ガラスは米コーニング社の光学ガラスが使用されています。

こちらはAmazon限定販売アイテムで、非常にコスパが高い製品になっています。

私は XC-PRO エクストリーム レンズガード(こちらはドイツSCHOTT製ガラス) の方を使用しているのですが、お店によっては生産中止で販売されていない模様。こちらもなかなか良かったですよ。

反射率 0.2%

マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID 〜 マルミの最高峰ストロングプロテクター

ポイント
  • 面反射 0.2%
  • 従来品より7倍の強度の強化ガラス採用
  • 帯電防止コーティング
  • 撥水・防汚コーティング
  • 薄枠タイプ
にっこりブヒ

プロレスラーの様に強靭なプロテクター・・・か。

にっこりねこ

山岳写真などアクティブなフォトグラファーにもおすすめ!

岩場にレンズをぶつけると、あっという間に昇天するからね(涙)

にっこりブヒ

安全対策は重要なのだよ。

7倍と言われても、実際どれだけの強度か想像つかないのですが、安心感も撮影では重要。
万が一フィルターが割れても、レンズ全面が破損しなければまず御の字ですからね。

にっこりブヒ

万が一光軸ズレが生じても、なんとか撮影は出来る場合もあるからね。

またガラス内側にも防汚コーティングされていたりと、まさに至れり尽くせりの仕様。
価格はチャンピオン級ですが、高価なレンズには検討したいプロテクターです。

マルミ光機 EXUS LENS PROTECT MarkII 〜 隙が見つからない優等生フィルター

ポイント
  • 面反射 0.2%
  • 従来品より7倍の強度の強化ガラス採用
  • 帯電防止コーティング  
  • 撥水・防汚コーティング
  • 薄枠タイプ

上で紹介したEXUS Lens Protect SOLID程の強度が必要なければ、こちらのEXUS LENS PROTECT MarkIIが選択肢に。

にっこりブヒ

小型レンズでは、大口径レンズに求められる程の強度が必要ないことも。

前出の無印EXUS LENS PROTECT(こちらは面反射0.3%)との違いは興味のあるところです。

にっこりねこ

(個人的印象)面反射0.1%の差は気にしなくても良いレベルだと思います。

機会があったら是非撮り比べてみてください!

にっこりブヒ

出た、丸投げ!

マルミ光機 EXUS Lens Protect TOUGHNESS 〜 数量限定70周年記念モデル

ポイント
  • 面反射 0.2%
  • 衝撃緩衝枠
  • 従来品より7倍の強度の強化ガラス採用
  • 帯電防止コーティング   
  • 撥水・防汚コーティング
  • 薄枠タイプ

保護ガラスはEXUS Lens Protect SOLIDで、枠がなんと衝撃緩衝枠になっている最強フィルターです。

にっこりブヒ

マルミ光機 70周年記念モデルの数量限定販売なのである。

にっこりねこ

衝撃緩衝枠って必要な人にはツボな仕様だよね。
シリコン装着で取り外しもしやすそうだ!

数量限定販売とのことですが、このような日本のフィルターが世界でもっと使われると良いなと思った次第です。

反射率 0.1%

究極の低反射率0.1%・・・ここまで必要かと思いますが、有ると便利な存在なのです。

最高位のコーティング技術の他、ガラスのマウント方法にもかなりの配慮がなされているのが、このクラスの特徴です。

ニコン ARCREST PROTECTION FILTER 〜 究極を写り求めるならコチラ

ポイント
  • 面反射 0.1% ゼロワンAR コート
  • ガラスマウント技術「フラットプレーンシステム」
  • 撥水・防汚コーティング
  • 薄枠タイプ

画像に妥協をしたくない場合、このクラスのフィルターを検討してみては。

同様のタイプではケンコーからも販売されています。

ケンコー ZXII プロテクター 〜 究極の写りを求めるならコチラも要チェック

ポイント
  • 面反射0.1% ZR01コート
  • ガラスマウント技術「フローティングフレームシステム」
  • 撥水・防汚コーティング
  • 薄枠タイプ

ARCREST同様、可視光への影響を極力排除したのスーパースペックフィルターです。
私はコチラを使用しているのですが、星景写真で ZXII プロテクター を使用しています。

にっこりねこ

(個人的印象)日常の撮影では違いはわからないけど、逆光時のゴーストなど極端なデータでは違いを感じるんだよね。

まとめ

反射率の差で実際に違いを感じるか?

ZXII プロテクターを装着し星空を撮影
フィルター無しで撮影したデータと違いは見つけられない程の結果だった。

今回は0.5〜0.1%の反射率を基に10枚の保護フィルターをピックアップしました。

面反射の差が実際の撮影データにどれだけの違いを及ぼすかという疑問ですが・・・・「これらのクラスのフィルターを経た出力は、通常の撮影での解像感はほぼ変わりがない」というのが正直な印象です。

但し、先にも述べましたが、星の撮影では「出来るだけ低反射のフィルターを使用したい」と願うのは撮影者の性ですかね(笑)。

また、太陽光や月光及び照明など光源が入る状況下では、コーティング種によって、ゴーストの出方に若干の違いは感じらます。

その他の機能に重視したフィルター選びを

今回ご紹介したハイクラスのフィルターであれば、反射率にとらわれず、帯電防止コーティングや撥水コーティングなどの機能性で選ぶ方が、結果として撮影が快適になる場合もあります。

またコーティングは劣化するものなので、コスパに優れたフィルターを選んで定期的に交換するのも良いでしょう。

まとめの「まとめ」〜撮影スタイルごとのおすすめフィルターを決定!

今回ご紹介した保護フィルターは、機能や価格差はあるにせよ、どれも優れた製品です。
ここはやはり、上手に選んで使いたいですよね。
ラストに撮影スタイル・用途ごとのおすすめフィルターを、独断と偏見で決定し締めたいと思います。

日々の撮影を快適に、けれども画質も妥協にしたくない 〜 マルミ光機 EXUS LENS PROTECT

汚れに強いので、撮影に集中したければコチラのタイプ。

コストパフォーマンス重視・定期的に交換し安心して使いたい 〜 ハクバ SMC-PRO レンズガード

撥水コーティングはありませんが、気軽に使える高性能フィルターです。

登山・トレッキングに/日常でも確かな安心感に包まれたい 〜 マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID

強さを重視すればコチラ。工事現場でも使えるかも。

星や夜景など、如何なるシチュエーションでも最高の画質を 〜 ケンコー ZXII プロテクター

僅かな光も捉えたいなら最高の選択になるはず。


これらのクラスの保護フィルターになると、画質の違いと言うよりは、『撮影時の快適』さや『脱着のしやすさ』または『メンテナンス性』で好みのフィルターが決まることが多いですかね。

価格的には高額な部類ですが、実際使用するとそれなりの良さがあるのも事実です。
ぜひお気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。

にっこりブヒ

カメラと同じで、フィルター選びにも相性みたいなのあるよね。

にっこりねこ

おっしゃる通りでございます。

最後までご覧頂きありがとうございます。

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