本記事では高性能・高機能なレンズ保護フィルターを中心にピックアップしていきます。
カメラのレンズは結構高額。
特にレンズ前玉は是非保護しておきたい部分ですよね。
- 高性能・高機能タイプのレンズ保護フィルターをご紹介
- 国内メーカー製品に絞ってピックアップ
- まとめで用途別オススメフィルターをチョイス!
レンズをキズつけると写りに影響があるし、修理代も結構高いんだよね。
写りに関しては(厳密には)保護フィルターはつけない方がベター。
でも撮影時の安心感は重要だよね。
さて、国内と海外メーカー製、どちらを選んだら良いのかな?
もちろんフィルターは海外製品を結構使用しているよ。
但し保護フィルターに関しては、国内メーカーに良いものが多いので、今回はこちらを中心に紹介するね!
なるべく写りに悪い影響を及ぼさない、プロテクターを紹介しておくんなまし。
保護フィルターの必要性について疑問を感じるのは当然!そんな時は以下の記事もご覧ください。
保護フィルター選びのポイントは?
保護フィルター選びには、いくつかのポイントがありますが、今回は反射率の高い順から紹介していきます。
面反射率0.5%から0.1%での中で、おすすめレンズ保護フィルターをピックアップします。
※反射率のみでフィルターの良し悪しが決まる訳ではありませんが、今回は目安として反射率を基準にご紹介していきます。
ベーシックグレードはこちら。
こちらは面反射1%だべした。
高性能フィルターの違いについては下の別記事も参考にして頂ければ。
反射率 0.5%
ケンコー PRO1D plus プロテクター(W) 〜 デジタル対応フィルターの代名詞的存在
保護フィルター選びに迷ったら、まず候補に挙げたい、まさにレンズプロテクターのスタンダードです。
デジタルカメラ対応フィルターとして真っ先に頭に浮かぶのが、ケンコーのPRO1Dシリーズなんですよね。
撥水コーティングは備わっていませんが、基本を押さえたバランス良いプロテクターです。
参考 保護フィルターは薄枠(ワイド)タイプの方が良いか?
フィルター、選ぶなら薄枠タイプかな?
広角レンズにも使用するなら、ケラレ防止に薄枠タイプがおすすめ。
すべり止め加工が施されている製品も多く、細くても脱着に困ることは少ないはず。
キャップは取り付け辛くなる場合もあるよ。
汎用性では薄枠タイプがベターだね。
ハクバ SMC-PRO レンズガード 〜 コスパ◎ベーシックフィルター
ハクバ SMC-PRO レンズガードは、レンズプロテクターに必要な機能は押さえ、かつ低価格なコストパフォーマンスに優れた製品です。
ぼくも愛用しているフィルターだよ!
日常の使用で、写りに不満を感じることはありません。
敢えて遊びを持たせたガラス面の取り付け(マウント方法)に不安感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実用上の問題は全くありません。
カメラをハードに使うと、保護フィルターは消耗品的な位置付けになってくることも。
いざ交換が必要になる場合、このプライスは正直助かります。
この価格帯の製品としては、なかなかしっかりとしたフィルターケースが付属!
フィルターケースの使い勝手も重要だ。
反射率 0.3%
マルミ光機 EXUS LENS PROTECT 〜 帯電防止機能でお手入れ楽々
帯電防止機能と撥水・防汚コーティングを備えたフィルターで、メンテナンス性の良さは突出した存在。
帯電防止機能は、その良さを知ってしまうと、他のフィルターは使えなくなってしまう恐れがあるくらいの良機能なのです。
撮影現場では、「ブロアーひと吹でだいたい何とかなる!」そんな使いやすさです。
フィルター清掃の手間が減り、シャッターチャンスを逃さないぞ!
ガッツリ撮影派には特にオススメのプロテクターなのです。
実際に使ってみて、私の様な横着フォトグラファーにもピッタリ〜♪
こちらは後継のEXUS レンズプロテクト MarkIIにバージョンアップされているよ。
未使用ですが、きっと間違いのない製品でしょう!
テ、テキトー・・・
ケンコー Zeta Quint プロテクター 〜 ヘビーユーザーにおすすめ
このフィルターの使用経験はないのですが、ジュラルミン枠のワードにまずビックリ!
アルミ、ではなくジュラルミンなのか・・・
ジュラルミンケース・・・航空機くらいしか思いつかない。
まだ触れたことない素材かもしれない・・・。
ハイグレードレンズに装着するなら、安心と手間いらずのこちらのフィルターも使用してみたいですね。
※ちなみに(QuintやL41タイプではない)Zéta プロテクターは生産終了の様なので、今回は紹介しておりません。
【Amazon限定】ハクバ ULTIMA WR 〜 コスパに優れた撥水コーティング付き
ハクバ ULTIMAに撥水・防汚コーティングがプラスされており、ガラスは米コーニング社の光学ガラスが使用されています。
こちらはAmazon限定販売アイテムで、非常にコスパが高い製品になっています。
私は XC-PRO エクストリーム レンズガード(こちらはドイツSCHOTT製ガラス) の方を使用しているのですが、お店によっては生産中止で販売されていない模様。こちらもなかなか良かったですよ。
反射率 0.2%
マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID 〜 マルミの最高峰ストロングプロテクター
プロレスラーの様に強靭なプロテクター・・・か。
山岳写真などアクティブなフォトグラファーにもおすすめ!
岩場にレンズをぶつけると、あっという間に昇天するからね(涙)
安全対策は重要なのだよ。
7倍と言われても、実際どれだけの強度か想像つかないのですが、安心感も撮影では重要。
万が一フィルターが割れても、レンズ全面が破損しなければまず御の字ですからね。
万が一光軸ズレが生じても、なんとか撮影は出来る場合もあるからね。
またガラス内側にも防汚コーティングされていたりと、まさに至れり尽くせりの仕様。
価格はチャンピオン級ですが、高価なレンズには検討したいプロテクターです。
マルミ光機 EXUS LENS PROTECT MarkII 〜 隙が見つからない優等生フィルター
上で紹介したEXUS Lens Protect SOLID程の強度が必要なければ、こちらのEXUS LENS PROTECT MarkIIが選択肢に。
小型レンズでは、大口径レンズに求められる程の強度が必要ないことも。
前出の無印EXUS LENS PROTECT(こちらは面反射0.3%)との違いは興味のあるところです。
(個人的印象)面反射0.1%の差は気にしなくても良いレベルだと思います。
機会があったら是非撮り比べてみてください!
出た、丸投げ!
マルミ光機 EXUS Lens Protect TOUGHNESS 〜 数量限定70周年記念モデル
保護ガラスはEXUS Lens Protect SOLIDで、枠がなんと衝撃緩衝枠になっている最強フィルターです。
マルミ光機 70周年記念モデルの数量限定販売なのである。
衝撃緩衝枠って必要な人にはツボな仕様だよね。
シリコン装着で取り外しもしやすそうだ!
数量限定販売とのことですが、このような日本のフィルターが世界でもっと使われると良いなと思った次第です。
反射率 0.1%
究極の低反射率0.1%・・・ここまで必要かと思いますが、有ると便利な存在なのです。
最高位のコーティング技術の他、ガラスのマウント方法にもかなりの配慮がなされているのが、このクラスの特徴です。
ニコン ARCREST PROTECTION FILTER 〜 究極を写り求めるならコチラ
画像に妥協をしたくない場合、このクラスのフィルターを検討してみては。
同様のタイプではケンコーからも販売されています。
ケンコー ZXII プロテクター 〜 究極の写りを求めるならコチラも要チェック
ARCREST同様、可視光への影響を極力排除したのスーパースペックフィルターです。
私はコチラを使用しているのですが、星景写真で ZXII プロテクター を使用しています。
(個人的印象)日常の撮影では違いはわからないけど、逆光時のゴーストなど極端なデータでは違いを感じるんだよね。
まとめ
反射率の差で実際に違いを感じるか?
今回は0.5〜0.1%の反射率を基に10枚の保護フィルターをピックアップしました。
面反射の差が実際の撮影データにどれだけの違いを及ぼすかという疑問ですが・・・・「これらのクラスのフィルターを経た出力は、通常の撮影での解像感はほぼ変わりがない」というのが正直な印象です。
但し、先にも述べましたが、星の撮影では「出来るだけ低反射のフィルターを使用したい」と願うのは撮影者の性ですかね(笑)。
また、太陽光や月光及び照明など光源が入る状況下では、コーティング種によって、ゴーストの出方に若干の違いは感じらます。
その他の機能に重視したフィルター選びを
今回ご紹介したハイクラスのフィルターであれば、反射率にとらわれず、帯電防止コーティングや撥水コーティングなどの機能性で選ぶ方が、結果として撮影が快適になる場合もあります。
またコーティングは劣化するものなので、コスパに優れたフィルターを選んで定期的に交換するのも良いでしょう。
まとめの「まとめ」〜撮影スタイルごとのおすすめフィルターを決定!
今回ご紹介した保護フィルターは、機能や価格差はあるにせよ、どれも優れた製品です。
ここはやはり、上手に選んで使いたいですよね。
ラストに撮影スタイル・用途ごとのおすすめフィルターを、独断と偏見で決定し締めたいと思います。
日々の撮影を快適に、けれども画質も妥協にしたくない 〜 マルミ光機 EXUS LENS PROTECT
汚れに強いので、撮影に集中したければコチラのタイプ。
コストパフォーマンス重視・定期的に交換し安心して使いたい 〜 ハクバ SMC-PRO レンズガード
撥水コーティングはありませんが、気軽に使える高性能フィルターです。
登山・トレッキングに/日常でも確かな安心感に包まれたい 〜 マルミ光機 EXUS Lens Protect SOLID
強さを重視すればコチラ。工事現場でも使えるかも。
星や夜景など、如何なるシチュエーションでも最高の画質を 〜 ケンコー ZXII プロテクター
僅かな光も捉えたいなら最高の選択になるはず。
これらのクラスの保護フィルターになると、画質の違いと言うよりは、『撮影時の快適』さや『脱着のしやすさ』または『メンテナンス性』で好みのフィルターが決まることが多いですかね。
価格的には高額な部類ですが、実際使用するとそれなりの良さがあるのも事実です。
ぜひお気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。
カメラと同じで、フィルター選びにも相性みたいなのあるよね。
おっしゃる通りでございます。
最後までご覧頂きありがとうございます。
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