ロジクール（Logicool）のワイヤレスキーボード MX KEYS for Mac のレビューです。
使用開始から約半年ほど経過しましたが、心地良いキータッチをはじめ、かなり満足度の高いキーボードです。
そうなるとアップル純正Magic Keyboardと迷いそうだね！
MX KEYS for MacとMagic Keyboardを、簡単な比較を交えながらレビューするね！
MX KEYS for Macか、それともApple純正 Magic Keyboard (マジックキーボード）のどちらを選ぶか？
かなり悩ましい選択ですが、両機を簡単に比較しつつレビューしていきます。
迷った時の一助になれば嬉しいです。
- MX KEYS for MacをApple純正Magic Keyboardと比較しながらレビュー
- MX KEYS for Macの優れている点、ちょっと残念ポイントをシェア
※本記事で紹介しているのはMX KEYS（JIS配列タイプ）ではりません。ご注意ください。
MX KEYS for Macはこんなキーボード
Macの場合、Windowsほどサードパーティ製周辺機器が多くなく、キーボード選びでも少々苦労することも。
『Macと同じキー配列』かつ『Apple純正Magic Keyboardと同レベルの使い勝手』を求めると結構選択肢は狭まるんですよね。
アップル純正Magic Keyboardではダメなん？
MX KEYS for Mac には、
Apple純正にはないプラスαの魅力的な機能が備わっているんだ！
- Macレイアウトキー
- 快適なキータッチ
- スマートイルミネーション（バックライトキー）
- 複数デバイス（３台）で使用可能
- スペースグレイカラーのMacとベストマッチ
Macレイアウトキー 〜 US配列ユーザーであれば違和感無し！
MX KEYS for MacはほぼパーフェクトなMacレイアウトのキーボードなのです！
MacのUS配列キー愛好者は結構多いですよね。
キーボードのビジュアル的な観点の他、日本語入力の割合が少ない場合は、やはりUS配列は使いやすかったりします。
MX KEYS for Macのキー配列はMagic Keyboardとほぼ同じなので、入力で困ることはまずありません。
※ファンクションキーの割り当ては専用アプリケーションのLogi Option+で変更が可能です。
AppleのMagic Keyboard（US配列）から移行しても、ほとんど違和感はありませんでした。
キーピッチも純正と変わらず、ほとんどのUS配列ユーザーが快適に使用可能です。
スケールは【J】キーに合わせて配置しましたが、今思うと余計でした。
但し、何故かファンクションキーが小さいので、【Fn】や【ESC】キーを多用する方には若干の残念ポイントかもしれません。
快適な入力環境
慣れると最高に気持ちが良い、キータッチ＆ストローク
自分の指先は鈍いので、その恩恵を感じることなく普通に使用しています。
Magic Keyboardの軽めのキータッチに慣れていると、使いはじめは深く重く感じてしまいました。
しかし使用するにつれ、MX KEYS for Macの方が上質なタッチに感じてくるから不思議です。
今ではMX KEYSの方が手に馴染んでるのです
MX KEYSは心地よい打鍵感だよ！
長時間の使用でも疲れは少なく、タイプしていて気持ちの良いキーボードなんですよね。
キータッチに関してはユーザーの好みが大きいですが、タイピングのフィーリング重視であればMX KEYS for Macをおすすめしたいです。
適度な傾斜で使いやすい
Apple純正Magic Keyboardの勾配は緩やかな反面、MX KEYS for Macではしっかりとした傾斜がが設けられています。
傾斜角の違いも好みだと思いますが、一般的にはMX KEYS for Macの角度の方が自然に使用できると思います。
製品の造り自体もガッチリとしており、打鍵時のたわみも無く、安心してタイピングが行えます。
その分重量は810gとやや重め。
そもそも持ち歩きは想定していないキーボードですし、その分どっしりとした安定感を享受することが可能です。
スマートイルミネーション（バックライトキー）
バックライトキーが必要であれば、スマートイルミネーション搭載のMX KEYS for Macは是非使いたい製品です。
一方のMagic Keyboardはバックライトが搭載されていないのが残念。
iPad Pro用Magic Keyboardには搭載されているのに・・・
やはりバックライトは有ると便利なんだよね。
但しバックライト近接センサーが過敏に反応し、意図しないタイミングでの点灯が気になる場合もありました。
EASY-SWITCH〜複数デバイス（最大３台）で使用可能
一台のMX KEYS for Macで３台のデバイスを使用可能です。
切り替えはEASY-SWITCHを押すだけの簡単操作！
私の場合、デバイスを３台同時使用することはまずないのですが、iPadをサブモニターとして使用する時は、やはり有って良かったと思える機能です。
Macの場合、iPad等がサブディスプレイの設定になっていれば、Logicool Flow非対応のマウスやトラックボールでも一台でデバイス間のカーソルの行き来が出来るので便利です。
ワンタッチでMacとiPad間の切り替えが可能で勿論入力も問題なし。
但しiPad側に切り替える時、下からソフトウェアキーボードが出現してしまい、一呼吸分待ってから文字入力が可能になる。
これはiPad側の問題なので仕方がない。
このEASY-SWITCH、純正Magic Keyboardにはない素晴らしい機能です。
シリアルナンバーを探せ！
製造番号（シリアルナンバー）が書かれている場所を探すのは至難の業！
正直こんなこと書きたくありませんが、今まで使用した製品の中でも最悪レベルです（涙）。
これではサポートで製造番号を伝える時にも大変！
シリアルナンバーはキーボード背面の分かり辛い場所ににシールで貼られています。
よほど調子の良い時以外、肉眼での判読は不可能なレベル。
スマホカメラで撮影し、拡大すると数字が見えた！
畑のブルーベリー食べてから作業じゃ！
光の当たり具合によっても数字は見えたり見えなかったり。
商品撮影より難しい・・・
テンキーが本当に必要か？考えてからの購入がベター
購入後に気がついたんだけど、テンキー必要ないんだよね。
あんたの場合、テンキー使うの、会計ソフトだけだよね・・・
すごく当たり前のことなのですが・・・キーボードのテンキーが本当に必要なのか、よく考えてから購入した方がベター。
自分の場合、テンキーの使用は表計算か会計ソフトで数字を連打する程度、実際無くても困らないレベルなんですよね。普通に数字入力した方が早いような気がするし・・・
それとテンキーが在ると、マウスの置き場が遠くなり、操作し辛く感じることも。
テンキーレスキーボードの方が楽な場合もあるよね。
あっ！PCゲームをする場合もテンキーがあった方が良いのか！
（ゲームに関しては知識がないのでお許しください。）
テンキーの無いMX KEYS for Mac（US配列）が日本でも正規販売されることを切に願います。
※JIS配列でよければ、テンキーレスタイプMX KEYS MINIが発売されています。
まとめ
総じて満足度の高いMX KEYS for Macですが、最後にメリットとイマイチなポイントを整理しておきましょう。
- 入力の快適さは最高レベル
- アップル純正Magic Keyboardとキー配列の違和感はなし
- バックライト機能搭載
- 一台のキーボードで３台のデバイスが使用可能
- ファンクションキーのみフルサイズではない
- バックライトのセンサーが過敏に反応する場合も
- MacのFileVaultが有効だと接続出来ない場合がある✳︎
- シリアルナンバーがとても見辛い
✳︎私の場合ですが、FileVaultが有効でも問題なく接続出来ています。以前はログインパスワードの入力がMX KEYSでは出来なかったのですが、最近は何故か問題ありません・・・
Logicool MX KEYS for Mac と Apple 純正Magic Keyboard どっちを選ぶか？
ほぼ同価格帯に位置するこれら２つのキーボード（Magic KeyboardはTouch ID非搭載モデルの場合）ですが、どちらか一つを選ぶとなると非常に迷ってしまいます。
私の結論としては、MX KEYS for Mac押しです！
たまにアレっ？と思う動作もあるMX KEYSですが、Magic Keyboardに足りない部分をほぼ補ってくれるキーボードです。
但し普段JIS配列で慣れている方が、外観の良さでだけでMX KEYS for Macを購入するのは、コスト面で勿体ないかもしれません。
またTouch IDを多用したり、クラムシェルモードで使用する方は、値段は張りますがTouch ID搭載のMagic Keyboardを選択した方が結果としては幸せになれると思います。
MX KEYS for Macは、US配列ユーザーでテンキーが必要ならば、とても使いやすいキーボードです。
