アウトランダーPHEVとレガシィアウトバックを比較し購入前チェックしてみる

foto la vida

三菱自動車アウトランダーPHEV(GN型)とスバル レガシィアウトバック(BT型)の比較です。本来比較対象にならない2車種かと思いますが、雪道に強そうなSUVとして購入候補にあがりました。また撮影機材を運ぶ場合、やはりミドルクラスSUVの積載量は魅力的です。今回はアウトランダーPHEVはPグレードで、レガシィアウトバックはLimited EXに絞ってチェックしていきます。

はじめにお断りしておきますが、当方車に関して全くのど素人です。詳しい方にとって全く参考にならない記事であることを承知ください。

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主なスペックをチェック

サイズ感

アウトランダーPHEV
(Pグレード)
レガシィアウトバック
(Limited EX)
乗車定員
全長 / 全幅 / 全高 (mm)4710 / 1860 / 17454870 / 1875 / 1675
ホイールベース (mm)27052745
トレッド (mm)1595 / 16001570 / 1600
最低地上高 (mm)200213
室内長/室内幅/室内高 (mm)2450 / 1520 / 12401920 / 1520 / 1240
車両重量(kg)21101690
最小回転半径(m)5.55.5
車幅は気になる?

自分の感覚では、買うか買うまいか両者とも迷うギリギリライン。でも近年はモデルチェンジ毎に車体サイズが大きくなるので受け入れるしかないですね・・・。全幅1850㎜超はマンション等の機械式駐車場に入庫出来ない場合も有るので注意が必要。また街中のパーキングでも駐車に気を使う場面がありそうですね。

最小回転半径はどちらも5.5mなので、大柄の車体の割には小回りは問題いです。

困ったブヒ

古い平面駐車場でも困るかもしれないね。

あくまでも試乗での印象ですが、一般道であれば車幅が気になることなく普通に運転出来ます。但し狭い林道や農道でバックする機会は確実に増えそうですね。

【アウトランダーPHEV】
前方視界は、ボリューム感のあるボンネットがしっかりと視界に入り、車幅は掴みやすいです。後方視界はちょっと狭めにに感じます。

【レガシィアウトバック】
前方視界は広く、フォレスター程ではないにしろ開放的な印象。1875㎜の車幅を感じさせません。また後方視界も良好で、視界に関しては全体的にアウトバックに分があります。

車高さを除けばフォルクスワーゲンのパサート オールトラックTDI 4MOTION(4780×1855×1535mm)の方が運転しやすそうなのですが、ディーゼル音が苦手なのと、車高が高い方が良いということでダメみたいです。難しい・・・。

動力性能・乗り心地

アウトランダーPHEV
(Pグレード)
レガシィアウトバック
(Limited EX)
総排気量(L)2.3591795
最高出力 (kW/rpm)98 / 5000130 / 5200-5600
最大トルク (N・m/rpm)195 / 4300300 / 1600-3600
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
タンク容量(L)5663
モーター
定格出力 前/後(kW)40 / 40
最高出力 前/後(kW)85 / 100
最大トルク前 / 後(N・m)255 /195
トランスミッションリニアトロニック

【アウトランダーPHEV】
動力性能は車体重量2トン以上とは思えないほど軽快で、力不足という言葉とは無縁の世界です。ほぼEV走行なので当然ですが、その静かさにはびっくりです!でも車重のある車で雪道で調子に乗り、滑って痛い目に遭いそうで怖くもあります。

乗り心地は少々硬めに感じました。路面をコトコトと拾いますが、この辺は好みの問題かもしれませんね。ちなみにタ装着タイヤはブリヂストンの低燃費系ECOPIA H/L 422 Plusの20インチで迫力十分。でも重くてタイヤ交換が大変なので、納車後すぐに18インチタイヤに交換するかも。

走行モードが多いのもアウトランダーの魅力で、キャラ変は結構楽しそうです。

困りねこ

本当はエクリプスクロスPHEVの方がよかったんだけど・・・
速攻却下でした!

【レガシィアウトバック】
動力性能はカタログスペック上の比較での不利は否めません。大きな車体に1.8Lの排気量は心細そうですが、1600-3600までの実用域でのトルク配分がなされているので、走り出しのパワー不足は感じず。一般道での車内はとても静かで快適。EVでなくても十分な印象です。

乗り心地は想像していた通りゆったりかつ程よい硬さで、カミさんはかなり気に入った様子です。

装着タイヤは18インチ ブリヂストン アレンザH/L33であるのも個人的には◎。M+Sタイヤではありませんが、秋には必ずスタッドレスタイヤに交換するのでオンロードタイヤが標準で良かったです。

装備

アウトランダーPHEV
(Pグレード)
レガシィアウトバック
(Limited EX)
メーター12.3インチフル液晶12.3インチフル液晶
ヘッドアップディスプレイ10.8インチ×
ナビ画面9インチ11.6インチ
デジタルインナーミラー××
音響BOSE
(9スピーカー)
【オプション】
ハーマンカードン
(11スピーカー)
シート
シート素材セミアニリンレザーファブリック
【オプション】
ナッパレザー
シートベンチレーション××
シートヒーター運転席+助手席+後席運転席+助手席+後席
電源
電源コンセント100V AC電源(1500W)×
アクセサリーソケットDC12V/120W
(インストルメントパネル)
DC12V/120W
(グローブボックス、カーゴルーム)
USBポートType-C 15W
Type-A 12W
Type-A
前席:2.1A充電/データ読み込み
後席:5V

インテリアに関しては両者とも上質。今までの三菱とスバル車には有り得ない程のレベルの高さで正直ビックリ!(失礼な言い方かもしれませんが)。

両者ともデジタルインナーミラーとシートベンチレーションの設定は無し。オプション装備も出来ないのは何とかしてほしかったところです。

にっこりブヒ

アウトランダーは乗り込んだ瞬間、好きになってしまいました。

【アウトランダーPHEV】
内装についてですが、カミさんは乗り込んだ瞬間、アウトランダーの世界に引き込まれたご様子。特にセミアニリンレザーシートの質感に感動したらしく、ここで購入候補の筆頭に躍り出た模様。でもマッサージ機能は不評でした・・・。

水平基調のインテリアは自分も好印象。エアコンなど基本的な操作は物理ボタンなのも嬉しいですね。

12.3インチフル液晶メーターは先進的かつグラフィカルで訴求力大!。反面そのうち飽きると思うのでアナログメーターでも十分に感じました。

最も気に入ったのはヘッドアップディスプレイ。フロントガラス投影型ですが、青天時でもクリアな表示で、視界の邪魔になることもありませんでした。余計な視線移動が減り是非欲しい装備ですね。

引用:三菱自動車HP https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/utility/images/img_uti_01_06.jpg
にっこりねこ

ヘッドアップディスプレイはメチャ使いやすかった!

オーディオはPグレードにBOSEプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)が標準装備。音質は好みによりますが、自分だと後からショップでロックフォードなどのスピーカーに変更したくなるかも。だとすると、BOSEがオプション設定になるGグレードを検討しても良いのですが、セミアニリンレザーシートが装備出来ないなどのジレンマも生じ悩ましいばかりです。

電源関係はアウトランダーがさすがの充実度で、災害時の予備電源としての実用性も魅力です。キャンプなどのアウトドアでも使い出がありそうです。

【レガシィアウトバック】
内装ですがアウトバックも負けてはいません。

一番目を引くのはタブレットPCの如く中央に鎮座する11.6インチディスプレイ。ピュア内燃機関のアウトバックですが、社内の雰囲気はEV車の様で何だかフシギ。タッチパネルは潤い不足の自分の指に反応してくれるか不安あったり・・・でも余計なボタン類が無くスッキリ感が有り、各種操作がスムースに行えれば精神的に安らぎのある空間と言えます。

シートはLimited EXにオプションのタンレザーは魅力的。アウトバックを選ぶなら是非検討したいオプションです。

オーディオはLimited EXではレザーシートを選択することでハーマンカードンサウンドシステムが装着可能。現車もハーマンカードンなのですが、感動的とまではいかないまでも、変に脚色の無いサウンドは結構好みです。

電源に関しては、アクセサリーソケットでの対応で、コンセントは装備されていません。BT型だとオプション設定も無いみたい。100Wでもあると便利なのですが。今どきUSB端子もType-Cが必須な様な気がするのですがどんなもんでしょう。

燃費 経済性

燃料消費率
WLTCモード(km/L)
アウトランダーPHEV
(Pグレード)
レガシィアウトバック
(Limited EX)
燃料消費率16.2
(ハイブリッド)
13.0
市街地モード17.39.6
郊外モード15.413.7
高速道路モード16.414.7
EV走行換算距離(等価EVレンジ)83
充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ)85
価格5,705,700 円 4,290,000

【アウトランダーPHEV】
燃費の数値だけ見ると、それほど低燃費にも感じませんが、市街地モードで17.3(km/L)は羨ましいかぎり。またEV走行で83(km/L)の魅力度は高く、60(km/L)程度の実走行可能距離だとしても、通勤など日常生活は十分賄える能力と言えます。また個人的経験ですが、県境山間部で仕事していた時などは麓のガソリンスタンドまで結構遠いんですよね・・・そんな時も家庭で一晩充電すれば移動出来るPHEVの恩恵は大きいと言えます。

また近場に三菱自動車の高速充電スタンドが有れば最強ですね!

にっこりブヒ

忙しいとスタンドに行く時間も惜しい時もあるのだ。

価格は正直安くはありませんが、国の補助金も加味すると意外とお買い得なのかもしれません。更に自治体で補助金制度を設けている地域では更に求めやすくなります。

困りねこ

自分が住んでいる自治体は補助金何もない!

【レガシィアウトバック】
燃費は決して褒められませんが、思ったほど悪くもなさそう。以前からスバル車に乗る機会は多いのですが、信号の少ない地方で乗ると、意外と燃費は悪くないんですよ。我が家の乗り方だと、信号の少ないルートの往復と高速道路がメインなので、まあ何とかなりそうな感じ。でもガソリンスタンド通いは疲れますが・・・。

価格も安くはありませんが、ナビやルーフレールが標準だったり、装備の充実度を考えると意外とお買い得な設定にも思えます。Limited EXであればレザーシートとハーマンカードンサウンドシステムのオプション(209,000円)選択すればかなり満足度は高くなります。

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まとめ

以上購入前に感じた両者の印象とメリットをまとめてみました。

【アウトランダーPHEV】

  • 良い点
    • 給電能力などのPHEVならではの付加価値
    • 日常生活はほぼEV走行で賄えそう
    • 走りを楽しむ要素も兼ね備えている
    • 電気代が上昇しているが、三菱の高速充電を活用できるとお得
    • 補助金活用でお得に購入可能(自治体により異なる)
  • 注意点
    • 電池性能の劣化(5ー7年で乗り換えるなら問題なさそうな個人的な印象)

【レガシィアウトバック】

  • 良い点
    • 視界が優れ運転しやすい
    • 排気量1800ccながら十分な動力性能
    • ゆったりとした乗り味でロングドライブに最適
    • 安全性能は高そう
    • 標準でも装備が充実している
  • 注意点
    • インフォテインメントの使い勝手
    • 市街地での燃費はイマイチ

両者とも良い車なので、どちらを選ぶかかなり悩ましい選択になってきました。また車の利用用途や助成金の額によっても、答えはかなり変わってくると思います。

にっこりブヒ

キャンプや走りの楽しさを取るならアウトランダーだね。

にっこりねこ

アウトバックのゆったりとした乗り心地も魅力的。
長距離ドライブならこっちかな。

にっこりブヒ

どちらも魅力的なので、もう少し検討したいと思います。

以上ど素人のインプレでした。安全装備など、他にも沢山比較すべきことがり、足りない部分も多いかと思いますが、選定時のヒントになれば幸いです。

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