山形の夏の食を語る上で欠かせない、丸なすの漬物。夏になると無性に食べたくなるんですよね。今回は『ナスさんブロック』なる漬物アイテムを用い瓶漬けを作ってみます。
ナスさんブロックとは?〜丸なすが空気に晒され黒ずむのを防止
⬆︎ 『ナスさんブロック』のパッケージ
川西町の産直で見かけ便利そうだったので購入しました。丸茄子の瓶漬け専用でのかなりニッチな製品ですね。有ると無いとではかなり出来上がりが違うのは、今回確かに実感できました。
作る際注意したいのが、丸なすが空気に触れると黒ずんでしまうこと。自家消費なら多少の黒ずみは問題無いのですが、やはり美しく出来るに越したことはありません。
丸ナスとタレの量のバランスが悪い場合が有るんだよね。
そんな時に
有ると助かる『なすさんブロック』
①『あっ、タレが足りない』ピンチ!。
②『ナスさんブロック』があれば大丈夫。丸ナスはひたひた。
ふんわり漬け込むのも良いですが、我が家は押して漬けた方が好み。適度な圧を与えてくれる本アイテムは何かと助かります。
丸なすの入手方法
山形県白鷹町の産直でナスを入手。大瓶に丁度良い分量(約500g)が、辛南蛮入りで売られています。
丸なす自体は特にレアキャラではありませんが、山形市内〜置賜地方の産地直売所で見かけることが多いですかね。今回は親戚への発送用として2瓶分作ります。
ちなみにホームセンターでは、発送に便利な発泡スチロール箱や保冷バッグが瓶と一緒に陳列されていることも有るので、チェックしておくと良いかも。
作り方〜丸なす約1KGの場合
作るのは特に難しくはないのですが、なす漬け特有の綺麗な青色が今だに出せずにいます。そういった意味ではやはり難しいのかもしれません。
自家消費なら、
今回ご紹介する作り方で十分旨いです。
東北人以外には塩っぱいかもしれないので、
タレの塩分量などは適時調節願います。
産直ではペットボトル入りの専用タレが売られていることもあり、そちらを購入しても良いかもしれませんが、今回はまずタレ作りから。
1:タレ作り
以下を鍋で煮立たせ、冷ましておきます。
味加減:漬物本来の塩っぱ目が好み
- 水:500cc
- 塩:50g
- 砂糖:70g
- みょうばん:小さじ1位
丸なすを押し込まない場合は、水量を多めにした方が良いでしょう。700cc位かな。
味加減:塩分控え目
東北人以外には上記分量だと塩っぱく感じると思います。我が家では以下の減塩モードで漬けています。
- 塩:40g
- 砂糖:60g
2:水洗い
一応ざっと水洗いしますが、ナス特有のトゲには要注意です。丸く小さく可愛いナスにつき油断してしまいますが、やはりトゲは凶器です。
3:ヘタの切り取り
棘に気をつけ、ヘタを切り落とします。
棘部分も綺麗に除去しておきます。
4:塩水に漬ける
包丁を入れた部分の黒ずみ防止のため塩水につけておきます。面倒で省略しがちですが、瓶に入れた時の美しさは格段に違ってきます。
5:瓶詰め
隙間が少なくなる様、丸なすを詰めます。我が家は結構押し込みながら詰めます。ナスさんブロックを使う場合、出来るだけ表面が平らになる様がんばります。
辛南蛮を入れるのも忘れずに。後から入れていない事に気づくことが・・・
6:タレを入れる
冷ましたタレを投入。
7:ナスさんブロックを準備
タレを全部入れた状態。瓶上の方の丸なすはタレに浸かっていません。
8:蓋を閉めて押し込む
今回はブロックを4段(上の写真は3段ですが)にして、上から蓋を締め込みます。結構力を入れ蓋を抑える様に閉めましたが、瓶を壊したり怪我しない様ご注意ください。
9:冷暗所で1〜2日間保存
本当は涼しい場所で保存した方が美味しく出来上がると思いますが、我が家は結構暑いので、詰めたらそのまま冷蔵庫に入れています。
出来た丸茄子は宝石の様に美しいです!
後は美味しく頂くだけ!
まとめ
以上丸なすの瓶漬けの作り方でした。辛南蛮の他にもシソの葉を入れたりと作り方は様々です。
シソの葉追加は特におすすめです!
出来上がったら、丸めたアルミホイルを瓶に入れておくなどし、ナスが空気に触れない様にしておくと、最後まで美しい状態で頂くことが可能です。
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