今回は雑談で、SIGMA(シグマ) Art 17-40mm F1.8 DC(富士フィルムXマウント)を購入決定した理由についてお話しします。
最近リリースが少なめのAPS-C専用レンズとあって、気になっている方も多いかもしれませんね。
ライカL・ソニーE・富士X・キヤノンRFマウントが発売されますが、本記事は富士Xマウント中心になりますのでご了承ください。
ニコンZマウントは発売されないのか(涙)
Z50Ⅱと一緒に使いたいよね
私は普段X-T5と標準ズームXF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRで日常の記録用として使用していますが、SIGMA Art 17-40mm F1.8 DCでそれがどの様に変化するのか楽しみなのです。
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少々悩ましいスペック
悩ましいと申しましたが、かなり贅沢な悩ましさ、ですね。
誉高き前モデル18-35mm F1.8 DC HSM | Artも純正レンズには無い、レンズメーカーSIGMAの面目躍如たるものがありました。
必要なら本レンズ一択的だよね
それが今回のリニューアルでは多くの面において性能向上が果たされており驚きです。
質量560g〜軽くはないが納得の重さ
質量は前モデルの810gから530g(フジXマウント)へ約30%軽量化。
レンズの800kg超は、ヘタレフォトグラファーには苦行的な重さ(涙)。半日使用したなら身体は悲鳴をあげること必至で、とても常用レンズとは言い難いレベルです。
それが530gだと体感的にかなり違うんですよね。APS-C専用標準ズームとしては少し重めかもしれませんが、スペックを考慮すれば十分許容範囲と言えます。
単焦点3本分の働き
感覚的には単焦点レンズ3本が1つに集約された感じでしょうか。
フルサイズ換算28・35・50mmはスナップや日常の切り取りに使いやすいレンジ。この辺が主戦場ならArt 17-40mm F1.8 DCはまさにストライクな存在と言えそうです!F1.8だと、APS-Cでもボケを生かした絵作りも十分可能な明るさです。
勿論単焦点レンズの良さはあるのですが、装備が限られる場合の選択肢として心強い存在になりそうです。
旅や取材にも良いよね
広角側が16mmだったら言うことなしだが・・・
ワイド端17mmではなく16mmを望んていたユーザーはきっと多いはず。私もその一人ですが、ここが少し引っかかるポイントか。もしも16mm(フルサイズ換算24mm)がカバーされていれば、躊躇することはなかったでしょう。
広角は1mmの差でも大きく感じるからね
勿論17mmでも大幅なアップデート言えます。広角での1mm差は視覚的に大きいですし、F1.8と重さを考慮すればギリギリの落とし所だったのかなと。開発の方々には敬意しかありません。
ワイド側17mmは風景撮影派にとって少々懸念事項かも。一方スナップや普段使いなら使い易い焦点距離で歓迎できるでしょう。
望遠側は、最近はXマウントでも4,000万画素が主流になりつつあるので、高画素機ならトリミングも活用したいところです。
望遠側はトリミングを前提としても良いかも
XF16-50mm F2.8-4.8に買い足す必要があるか問題
現在メインの標準ズーム、XF16-50mm F2.8-4.8に買い足す必要性、個人的にはこれが一番の問題でした。
2024年発売、4000万画素対応の比較的新しいズームレンズで、普段の撮影はこれ1本で賄えます。テレ側F4.8と少々暗いのがネックですが、日中の撮影ならほぼ問題なし。インナーズーム機構・小型軽量・寄れるの三拍子でスペックも素晴らしい。しっかり目の描写で日常のお供には最適ですが、もう少し味のある描写を求めたくなるのも事実。
動画制作には力強い相棒
発売前のレビューを見る限りフォーカスブリージングはかなり抑えられているようですし、インナーズーム機構はジンバルとの相性もバッチリ。
自撮りを除けば、とても使い易いズームレンジで、殆どの撮影はコレ一本で賄えそうです。バッグのスペースを他の機材に使えるので、メリットは大です。
スチルよりも動画のウェイトが高いなら、間違いなく手に入れたいレンズです。
最大撮影倍率1:4.8(0.21倍)と最短撮影距離28cm
最大撮影倍率と最短撮影距離は可もなく不可もなくでしょうか。ちなみに現在使用中XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRのそれは0.3倍/0.24mです。個人的にはそれ程マイナスポイントにならないですが、マクロ的な用途が多い方は注意が必要です。
ビルドクォリティは期待大
ズームレンズは純正至上主義だった私、それが近年は変化が・・・。最近購入したSIGMA100-400mm F5-6.3 DG DN OSがきっかけで、コンテンポラリーラインでも造りが良く、こんなこと言うのもなんですが、レンズによってはフジ純正を越えていると思うこともあったり(あくまでも個人的な印象です)。
まとめ
SIGMA Art 17-40mm F1.8 DCがおすすめのユーザーは?
- APS-Cメインユーザー
- 単焦点派
- 動画クリエーター
- 機材を最小限に抑えたい
正直なところ、フルサイズとAPS-Cの併用なら、購入を迷うかも。自分なら購入しないです。価格と質量の次元は異なりますが、F2.8大三元レンズという選択肢もありますし。
一方APS-Cがメインなら、間違いなく入手したいイノベイティブなスペックですよね。私の場合、フジGマウントがメイン(明るいズームが存在しない)につき、足りない領域を補完してくれる魅力的な一本です。ワイドのコマ収差も抑えられている様なので、普段あまり撮影しない星景にも挑戦してみようかなと。
単焦点で1本頑張る時も、別のレンズが有ればと悔しい思いをすることありますよね。そんな時の備えになってくれることは間違いなしです。
APS-C派と動画クリエーターなら是非手に入れたいよね!
フルサイズが主流の昨今ですが、APS-Cもまだまだ魅力的なフォーマットです。新製品の発売が少ない昨今ですが、今回の発表は正直嬉しい限り。それもArtラインでのリリースなので、今後もAPS-C専用の望遠・広角ズームの発表を期待したいところです。
Zマウントの発売もお待ちしております
Artラインの望遠・広角ズーム、待ってます!