普段持ちにベストなストロボ Godox TT350

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外付けストロボは必要か?

皆さんは普段ストロボを使用されていますか?

カメラを購入時、なんとなく惰性で外付けストロボを購入したけど使用しないままに・・・。その様なケースも多いのではないでしょうか?

実はわたしもそうでした(笑)

近年のデジタルカメラの高感度性能は驚異的で、記録用なら補助光無しでも十分と言えます。

またカメラに小さな外付けストロボが付属することがありますが、光量が少なかったり、バウンスが出来ない(重要)など、使いこなすには結構難しいです。

付属のストロボ自体、別に購入してもらう為、わざとスペックを落としているのでは・・・そんな風に勘繰ってしまうことも。

そこで「ストロボは絶対に必要?」、という疑問が生まれるのですが、さて結論は?

にっこりブヒ
にっこりブヒ

無くても良いけど、外付けストロボが有るとカメラが更に楽しくなります。

先ずは普段使いに便利なストロボ選びのポイントを以下に記します。

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ストロボ選びのポイント

  • 持ち運びしやすいサイズ
  • 小型でも十分な光量
  • バウンス撮影機能
  • TTL調光能力
  • システムの拡張性
  • コスパに優れる

そして上記の条件を鑑み至った結論が、今回ご紹介するGodox TT350S です(末尾のSはSONYの意味)。

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さてGODOX(ゴドックス)とは?

GODOX TT350のパッケージです。

私が購入したものは、取説は中国語と英語のみでした。

最近の中国のカメラ機材メーカーの勢いは凄いですよね!

その中でもこのGodoxという会社は最も勢いが有り、プロダクトラインナップもとても強力なメーカーです。

余談ですが中国語表記ですと「神牛」!神々しく有り難みを感じさせるブランド名です。

今回ご紹介しているのはSONY用ですが、CANON、NIKON、FUJIFILM、PENTAX用も発売されています。

スペック

SONY純正の同等クラスと比較してみました。

メーカー GODOX SONY 備考
機種名 TT350S HVL-F32M
ガイドナンバーGN GN36  GN32 照射角105mm
調光方式 TTL ADI/P-TTL 純正はADI調光
照射角mm 24-105 24-105
電源 単三電池2本 単三電池2本
マニュアル発光
オートズーム
ワイヤレス機能
バウンス撮影
ハイスピードシンクロ
サイズmm 62×140×38 66×119×82
重量 200g 235g
参考価格 ¥11,130 ¥20,864

※価格は2023年2月現在の参考価格です。

ソフトケースが付属
付属のスタンド・取り付けはネジ締め式。
強く締め付けると外すのが大変なこともあるのがマイナスポイント。
引き出し式のワイドパネルとキャッチライトシート 一通りの機能を備えています。
ソニー用はマルチインタフェースシューにつき特殊形状。
よって樹脂部分はちょっと弱そうですですが、規格なんで仕方がないんですよね。でも全体的な質感は良いです。

それでは、以下にそれぞれのポイントについて深掘(浅堀?)していきます。

それぞれのストロボ選びのポイントについて考える。

持ち運びが苦にならない

「ストロボ光量は大きい程良い」、個人的にはそう思っています。
ただし屋外でのスナップや補助的に風景撮影に使おうとすると、やはり携帯性は重視したいところです。

私はこのTT350Sを毎日カバンに入れて携帯しています!

重さは(バッテリー無し)200gとかなり軽量。更にバッテリーは単3電池が2本と汎用性が高いのもみ魅力。

何とSANYOエネループ!まだ使えています。

もちろん、新しく買うならこちらのエネループですね。

黒エネループだとより格好良くみえます。

小型でも十分な光量

TT350SのガイドナンバーはGN36です。

ウェディングや天井の高い屋内での撮影は厳しいですが、スナップや風景撮影の補助光としては十分使える威力です。

ガイドナンバー(GN)とは?

ガイドナンバー・・・GN36とは何ぞや?という質問もありそうですが、ザックリと説明しますね。

GN = 距離 ( m ) × 絞り ( F値 )

GN36であればISO100・絞りF4で撮影した場合、9m先の被写体まで適正露出で撮影可能という事になります。

にっこりブヒ
にっこりブヒ

GN60の場合、同条件で15mまで使えるんだね。

GNは大きいに越したことはありません。但し今回は日常用途としての携帯性を考えてGN36のTT350Sをご紹介しています

ガイドナンバーに関しては詳しいサイトが沢山ありますので、そちらをご参照頂ければ幸いです。

更に光量が必要な場合はこちらのストロボがおすすめです。

バウンス撮影など必要な機能を備えていること

天井バウンスOK

ストロボを使う場合、基本的に被写体に直接発光はしないので、この機能はマストなのです。

記録としての報道写真などでは直接発光も必要ですが、ポートレート撮影やスナップでは光が固く不自然な描写になってしまいます。

万が一カミさんに直接発光なんかしたら、撮影時と撮影後の両方で確実に怒られます!

壁バウンス撮影もOKです!回転はスムーズです。

それとハイスピードシンクロ対応なのも◯でした。

コスパに優れる

やはり、ここが一番のポイントでしょうか。

純正品との価格差、これは結構大きいですよね。

ストロボは意外と消耗品、純正品で球切れしたことも何度かありました。

勿論純正の良さもありますので、予算で選んで頂ければと思います。

TTL調光

さてTTL調光についてですが、実は一番重要視していなかったので最後に記載しました。

純正品の強み

やはりここは純正品の強みなのですが、SONYの場合ADI調光という機能があります。

通常のTTL調光はプレ発光した光の反射率で調光作業を行うのですが、ADI調光の場合レンズの距離情報を加味して自動計算してくれるという凄い機能なのです。

TTL調光でも純正品とサードパーティー製では精度の違いが有ると考える方も確かにいらっしゃいます。

自分も今時点では純正品の方が優れていると思います。

よって、高度なTTL調光とADI調光を中心に撮影したい場合は純正品1択です!

それでもGODOX TT350Sが良かった理由は?

  • そもそもマニュアル発光でも十分だったり
  • 純正レンズ以外を使用すると結局ADI調光出来ずに宝の持ち腐れに・・・

自分もストロボ選択で悩んでいる時に、店員さんからはTTLの精度を理由に純正品を進められるのですが、実際純正TTLでも外す時は有るんですよね・・・(店員さんの対応は真っ当だと思います)

それでマニュアルでやってみると意外と何とかなるというか・・・

本当は奥の深い難しい世界なのですが、シビアに悩まなければ意外と簡単なのです(笑)

最後に

いかがでしたでしょうか?

純正品にはやはりその良さが有り、使用したくなりますよね。私もADI調光には興味があります。

ただ様々な面を天秤にかけた場合、サードパーティー製の魅力も十分にあると思います。

純正品と比較してもう一台買えてしまう価格差は大きいと言わざるを得ません。

ストロボ選び迷われている方の一助になれば幸いです!

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