【レビュー】BERGEONブロアー〜カメラのメンテナンスに使ってみた

フォト造りTools

今回はカメラのメンテナンスには欠かせない、ブロアーについてのお話。最近、Bergeon(ベルジョン)のブロアー「No.5733」を使用しているのですが、その使用感を他のブロアーと簡単に比較しながらレビューしていきます。

結論としては、卓上に据え置き出来る形状は、ブロアー作業を頻繁に行う方にとってはとても便利。本来時計修理用ですが、風量も十分なのでカメラのメンテナンス用としても使用可能です。

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BERGEON ブロアー「No.5733」とは?

BERGEON(ベルジョン)はスイスの時計修理工具メーカー。時計修理専門の工具ブランドが存在するなんて、いかにもスイスらしいですよね。今回ご紹介するブロアー「No.5733」もカメラ用ではなく、あくまでも時計修理用工具の一部です。

ブヒっと
ブヒっと

ベルジョン?

困りねこ
困りねこ

カタカナ読みの発音は、本国で通じないかも💦

外観インプレッションと使用感

▲ 現在使用しているブロアー。左から「ジャンボブロアー(旧型)」・「ワンショットブロアーM(旧型)」・「No.5733」・「シリコンブロアーポータブル 02」。ジャンボブロアーはボロボロですね・・・

○ギア感のあるルックスは存在感あり!

普段卓上に放置することのないブロアーですが、ベルジョン「No.5733」は違います。愛嬌のあるイチジク型シェイプと可愛らしいオレンジ色のベローズ部はデスクの邪魔にならず。

(参考)イチジクの実

しっかり自立するので、魅せる作業場用として絶対にアリのアイテムです。恐らく経年劣化で変色する可能性は高いと思われますが、それも良い味になるはず。メンテナンスの頻度が高い方にとって、常に手の届く範囲に道具があることは重要ですよね。

ちなみにベルジョン「No.5733」の他に自立しない「No.4657」もあります。私は「No.5733」で満足しています。

○普通だけど十分な風量

まずは一番気になる風量について。私の主観では普通に使える風量です。”普通”とは過不足ない風量で通常使うには十分の意味。外出時に携帯する「エツミ ワンショットブロアー M」と同等の印象です。外出先ではこちらで事足りる場合がほとんどです。

昔ならNo.5733は小型かつハイパワーに感じたはずですが、最近のカメラ用ブロアーは結構進化しているので、風量面でのメリットを感じるのは難しいかと。風量重視ならジャンボブロアーを選択しましょう。昔某プロカメラマンのアシスタントが持っているのを見て、欲しくなったのがこんな感じのブロアーでした。

○持ちやすい表面素材と形状

手のひらに収まるイチジクの様な形状とサイズ感、とても握りやすいです。サラサラ感を感じられる表面は、暑い時は長時間の使用時の不快も軽減してくれるはず。ブロアーのヘビーユーザーにとって嬉しいポイントでしょう。

対してシリコンのカメラ用ブロワはしっとり系の感触で、この辺も好みですね。

○ノズルがブレにくい

この「No.5733」の一番好きな点は、ノズルが短くブレにくいこと。よって狙ったポイントにブロー出来、効率よく埃を除去可能です。また風量の加減もしやすいのですが、パワー重視のカメラのメンテでは関係ないかもしれませんね。

対してロングノズルのブロアーの風向は定めにくいです。

▲ PVCの先端ノズルは硬く、注意が必要
左;シリコンノズル 右;PVCノズル

最近のカメラ用ブロアーの先端はシリコン製がメインで、機材やレンズに傷をつけない配慮がなされています。一方「No.5733」のそれはPVC素材で硬く注意が必要です。通常のメンテナンスは問題ないのですが、イメージセンサーに接近させるのは怖いかもしれません。

ノズルの細さに関しては、最近のカメラ用も細身のタイプが多く、どちらも対して変わらない印象です。

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まとめ

据え置きでの使用が最適、他のクリーニング用品と併用もおすすめ

ベルジョン「No.5733」で大体の普段のブロアー作業は十分事足りますが、よりしっかりクリーニングするならレンズペンやブラシなどの併用がおすすめ。勿論これは他のブロアーでも同様です。

デザインが気に入ればベルジョン「No.5733」は、カメラクリーニングへのモチベーションがアップにつながるはず。デザイン的にもデスクに据え置きで全然いけますし。

にっこりブヒ
にっこりブヒ

愛着感があるブロアーなのです

にっこりねこ
にっこりねこ

道具でのモチベーションアップ効果もあるよね

逆に特にこたわりがなければ、安価なカメラ用ブロアーで十分とも言えるので、あとは好みで選択すればOKでしょう。

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