今回はコストコで購入した Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W) についてレビューします。
ノートPCも充電可能な高出力65W・24000mAhの大容量モバイルバッテリー。PDでスマホの高速充電も対応。普段持ちには大きめですが、頼もしい容量と性能で用途は広がります。通常のモバイルバッテリーよりも高価格ですが、USB PDが必要ならぜひ選択肢に入れてほしいモデルです。今回はPC・カメラへの充電・給電用として購入したので、そちらでの使用感も併せてレビューします。
MacBookも充電できちゃう大容量
USB PD(Power Delivery)対応でスピードチャージ
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概要〜モバイルノートPC・タブレットも充電可能な大容量バッテリー
- ▲ スマホ充電用としてはオーバースペック
- ▲ 重量約500g(実測493g)〜毎日持ち歩くには厳しい重さ
- ○ 大容量24000mAh・高出力65W PC/タブレット用バッテリーに最適
- ○ 出張や旅行に心強い
- 重さ:約500g
- 外寸:約160×85×27mm
ペットボトル1本分の重さにつき、スマホ充電用として毎日携帯するには正直重いです。24000mAhだとiPhone14約5回分の充電能力、長距離移動時や旅行に最適です。また高出力65WでモバイルノートPCの充電にも対応し、なかなか頼りになる存在です。
13in MacBook Air付属の電源アダプター30〜35Wなので余裕の充電能力
14in MacBook Pro M2 Proでも使えるバッテリー容量だ
入出力:Type-CでPD2台同時充電可〜但し最大出力65Wは単ポート使用時
- 入力 USB-C1:5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=2A / 20V=1.5A (Max 30W)
- 出力 USB-C1 / 2:5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=3.25A (Max 65W)
- 出力 USB-A:5V=3A / 9V=2A / 10V=2.25A / 12V=1.5A (Max 22.5W)
USB Type-CポートはPD対応で2台同時充電が可能。
例えば、Macbook AirとiPhone(PD対応機種)を同時にPD充電できるので、ここに惹かれるなら買いです。但しこの場合の最大出力は、C1(45W)・C2(20W)。65Wの最大出力を活かせるのは単ポート使用時です。
フルパワー充電するなら1本差し!
バッテリー本体への充電は、C1ポートを使用。最大入力30Wの高速充電を活かすには、対応する充電器(別売)が必要です。
試してみると、約3時間半でフル充電されました。
- iPhone12以降 20W以上
- 13インチMacBook Air 30W/35W
- 14インチMacBook Pro 70W/96W
- 16インチMacBook Pro 140W
「13インチ MacBook AirクラスのノートPC」と「iPhone」を同時にPD充電可能であることがAnker 537 Power Bankの一番のセールスポイントですかね。14インチ MacBook Pro M2 Proでも対応出来たので、これについては後述ます。16インチだと守備範囲外ですかね。
高速充電するならUSBケーブルは要別途購入
ケーブルはUSB Type-C to C (0.6m)が付属していますが、PD高速充電を行うには対応ケーブルが別途必要。
65W出力のAnker 537 Power Bankにはオーバースペックですが、折角なので100W対応タイプをピックアップ。但しデータ転送速度は最大480MbpsとUSB2.0規格なので、大容量のデータ転送には不向きです。そんな訳で、私は下記のThunderbolt4ケーブルを使用中。但し対応機種は限られるのでご注意を。
充電能力はPower Delivery 3.1 240W対応・最大40Gbpsのデータ転送速度、こちらもオーバースペックですが、大容量データ転送用にも使えるので複数のケーブルを持ち歩かなくて済むメリットもあります。但しケーブル長さは仕様上短いので要注意です。
(例)ノートパソコンの充電〜14インチ MacBook Proの場合
商品情報では「MacBook Pro 13インチを1回以上充電可能」と記されていますが、ここでは「MacBook Pro 14インチ」を用い下記の条件でテストしてみます。
- 14インチMacBook Pro M2 Pro(2023)
- 使用アプリ等:Safari・Firefox・Excel・メール・Line・マイク音声入出力
- 使用状況:室内温度25°
- ディスプレイ輝度:約60%
- 充電時間:90分・単ポート充電
電池残スッカラカンは避けたかったので、バッテリー残量10%の状態から90分間充電しました。今回はExcelやブラウザを立ち上げ、軽作業を行いながら充電ですので、大体の値としてご了承ください。
◼️充電状況
充電時間 | 0分 | 5分 | 10分 | 15分 | 20分 | 25分 | 30分 | 40分 | 45分 | 50分 | 55分 | 60分 | 65分 | 70分 | 75分 | 80分 | 85分 | 90分 |
充電量 | 10% | 17% | 22% | 29% | 37% | 43% | 51% | 64% | 70% | 75% | 80% | 85% | 88% | 92% | 95% | 97% | 98% | 99% |
30分間でバッテリー残量51%、60分間で85%まで充電され、実用的且つ期待通りの結果でした。95%前後からはPC側のバッテリー保護機能が働き充電スピードが落ちています。90分間で99%とほぼ満充電に到達しました。ちなみに60分間でAnker 537 Power Bankのインジケーターは残1メモリでした。
30分間の充電で急場は凌げる。
まとめ
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W) の簡単なレビューでした。
PDハイスピード充電が必要で、スマホ以外にiPadやMacBook Airも充電したい方に特におすすめのモバイルバッテリーです。
逆にPDが必要ないと宝の持ち腐れになる場合も。バッテリー容量20000mAhで出力は15W Type-Aのみですが別の選択肢もあります。
私にとってAnker 537 Power Bankは撮影時の必携品。サイズは大きいですが、電源による機会損失は絶対に避けたいので、その安心感は計り知れません。