ダイソンコードレス掃除機V10の修理〜分解からトリガーの交換方法

foto la vida

ダイソンのコードレス掃除機V10のトリガー交換方法について記します。交換部品はDyson純正ではなくAmazonから取り寄せたサードパーティ製を使用しました。結論としてはトリガーの不具合が疑われる場合なら、試してみる価値はあります。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。EC事業者等から購入実績などにより手数料を受領しています。

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不具合状況

コストコクーポンに釣られて購入したダイソンV10。コードレスクリーナーとしては大き目ですが、パワーが有るのが気に入り、ほぼ毎日使用していました。購入から2年3ヶ月過ぎたある日、トリガー(スイッチ)を引いても掃除機が反応しない状態に。メーカーに問い合わせた結果、修理不可能につき買替を提案→そのまま新たにV10を購入することに。

困ったブヒ

2年間の保証期間内に不具合が出て欲しかった・・・

困りねこ

前触れもなく突然の出来事でした。

それがつい最近、勿体無いと感じながらも処分しようとしたところ、我が身の危険を察知したか、突然ダイソン君が動き出してビックリ!ネットでは同様の症状の方は多く、”トリガー交換で改善することが多いらしい”とのこと。非純正ですが部品はAmazonで購入できるので、だめもとで修理することに。

※尚、修理・交換作業は自己責任にてお願いいたします。不具合が生じても当方では責任を負えませんのでご了承ください。

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修理方法

今回備忘録的にブログにしましたが、正直なところ、メーカーの説明動画の方が理解しやすくおすすめです。動画を見ながら困った時の参考程度に読んで頂いた方が作業が捗るでしょう。

動画のリンクは商品に付属のQRコード(若しくはAmazonの商品説明)からご覧下さい。

準備〜必要工具

  • 交換用トリガー
  • トルクスドライバー TORX T8
  • プラスドライバー Phillips screwdriver〜細長いタイプが望ましい、本記事ではPH1を使用
  • プライヤー及びペンチ
  • オープナー〜今回はマイナス精密ドライバで代用
  • 作業用ヘッドライト(必要に応じて)
トリガー

今回使用した交換用トリガーはこちら。

多くのメーカーから販売されているので気に入ったものを選べば良いでしょう。今回は耐久性重視で”金属製”を購入することに。更にこのメーカーの説明動画は分かりやすいので、参考にしながら作業すると良いでしょう。

トルクスドライバ〜(注)トリガーに付属している場合は不要

トルクスドライバー T8は、主に本体内部のネジを外す際に使用します。あまり一般的ではありませんが、内部部品の締め付けでよく用いられます。身近な用途だとハードディスクの分解とかですかね。一部奥まった所にネジが有るので軸が長いタイプを用意してください。

プラスドライバー 〜Phillips screwdriver

こちらは普通のプラスドライバー、先端部のサイズはPH1(結構細め)が丁度良かったです。今回使用したメーカーの動画で、ドライバーが”Phillips screwdriver”と表示されていたらプラスドライバーのことです。奥まった部分のネジを回すので、こちらも軸が長めのドライバーを用意してください

プライヤー及びレンチ

1箇所だけ部材を引き抜く際使用します。

オープナー

イメージとしてはスマホ分解用の工具なのですが、私はマイナス精密ドライバーで代用しました。

ヘッドライト〜基本的には不要だが有ると便利

これは無くても大丈夫なのですが、奥のネジが見づらい場合に役立ちます。自宅は暗いので、自分はヘッドランプで照らしながら作業しました。

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修理開始

まずはプラスドライバーをご用意を。
外側のネジにはプラスドライバーを使います。

バッテリーを外す

必ずバッテリーを外してから作業してください。

▲ グリップ後ろ側のネジを外す(1箇所)

▲ バッテリーパック底面のネジを外す(2箇所)

▲ バッテリーパックが外れた状態

フィルターを外す→プラスドライバでネジを外す(4箇所)

▲ フィルターを外し

▲ プラスドライバでネジを外す(4箇所)

ポイントネジが奥まって見辛いので、ねじ山を潰さない様に注意

クリアビン付近のネジをプラスドライバで外す(2箇所)→サイクロンとメインユニットを分離する

▲ プラスドライバでネジを外し(2箇所)

▲ サイクロンからメインユニット(正式名称わからず)を取り外します。以降メインユニットの分解に進みます。

メインユニットからモーターの取り出し

ここからトルクスドライバーを使用します。回路に触れるので、念の為、体を放電してからの作業がおすすめ。

▲ トルクスドライバ〜でネジを2箇所外し、白いカバーを外す。

▲ 白いカバーの外し方〜今回はマイナス精密ドライバーを使用、先端が薄い工具で持ち上げる様に外します。

▲ 白いカバーをずらし、トルクスドライバーでコネクターのネジを外す(2箇所)。このネジにはワッシャーが付きです。

▲ 小さなコネクタを外します。コネクタ先端から指先で持ち上げる様に外すのですが、老眼だと小さくて大変。

▲ モーターを外す。すんなり外れない場合は、引っ張るよりは外側を抑えながらモーター先端を押して外すと上手くいきます。

▲ モーターが外れた状態

トリガー周りの分離作業

▲ トルクスドライバーでネジを外し(2箇所)、精密ドライバーを隙間に差し込んで外す。

▲ 精密ドライバーで、ぱかっと外す。

▲ コネクターの向きを調整しながら、パーツを外す。

▲ 引き抜き完了

トリガーアセンブリの取り出し

ここでようやくトリガー周辺パーツを取り出します。

▲ トルクスドライバーでネジを外す(1箇所)〜奥まった所で見辛いのですが・・・

▲ 何とか外します。

▲ 電源コンセントの形状の部分が有るので、ここをペンチでつまみトリガーアッセンを引き出します。

▲ 力を掛けながら引き抜く

▲ ようやくトリガーアッセンが出現

トリガー交換

ここでようやくトリガー交換へ。

▲ やはりトリガーに亀裂が入っていました。これではトリガー押しても通電しませんよね。

▲ トリガーは簡単に外せます。かろうじて付いている状態でした・・・。

▲ 新しいパーツを取り付け。金属製につき自由が効かないので、相手側の軸を壊さない様に慎重に取り付けします。ここでは取り付ける際の順番に注意してください。

▲ 最後にスプリングを取り付け交換完了です。あとは逆の手順で元に戻していきます。取り外しよりも戻す方が大変かもしれませんが、ここまで来れたので大丈夫なはずです!

▲ 交換作業完了。元の状態に戻り快調です。樹脂のパーツよりも価格は高くなりますが、金属製なので後々のことを考えると安心です。

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