洗車用として最適なケルヒャー高圧洗浄機の選び方について書いていきます。
購入時には、K2/K3/K4シリーズで迷いました。結局は『K3サイレントプラス』を選択し、とても満足していますが、ご家庭の状況や使用用途によって変わってくると思います。
ケルヒャーの高圧洗浄機のラインナップは豊富で、初めて購入する方はかなり迷うはず。今回は水栓中と屋外コンセントが設置されているご家庭に限定し、その選び方についてまとめていきたいと思います。
※製品名が長いのでK2/K3/K4と略して記載する場合がありますので気ご了承ください。
家の外に給水・給電設備が有るご自宅向けの記事になっています。
ご了承ください。
主に洗車用途の機種選定です。
重要! 結論としては、洗車用なら、『K2 サイレント』か『K3 サイレント プラス』で十分高性能と言えます。
私は会社で200V業務用高圧洗浄機を使用し、購入前は家庭用に対して懐疑的でした。でも実際使用し、吐出水量は少なくなりますが、洗車では家庭用で十分なことをようやく理解しました・・・。動作音は思いの他静かでしたし。
基本性能では、K2/K3シリーズで十分ですが、K4シリーズでは柔軟性を備えた『プレミアムフレックス高圧ホース』が標準で付属していたりと、ちょっとした罠!?も存在するので以下にチェックしていきたいと思います。
スペック比較:数字が大きくなるほどハイパワー
K1(上の画像には記載なし)→K5と、数字が大きくなるほど洗浄力が高くなるのがラインナップの特徴。表だけだと単純で分かりやすいのですが、『K2』には『K2 クラシック』や『K2 クラシック プラス』など派生モデルが多く流通しており、購入時の迷いの原因になるんですよね。
洗車用なら一番シンプルな構成+
フォームノズルを買い足せば良いかと。
3機種で比較:K2サイレント / K3サイレントプラス / K4プレミアムサイレント
今回は候補を以下の3機種に絞りました。住宅地での使用を前提にサイレントタイプで比較します。
これから買うならサイレントタイプを是非検討したい!
価格はケルヒャー公式サイトの参考価格です。セール時期やお店により価格はかなり異なるので、購入時にはしっかりとチェックしてくださいね。
K 2 サイレント
発売日:2018年10月1日
参考価格:¥31,570-
モーター:空冷式
最大許容圧力 (MPa):最大 10
吐出水量 (L/h):最大 360
モーター出力 (W):1.25
質量(kg):5.8
寸法:538 x 293 x 303
高圧ホース: 8 m
騒音値:63dB
この3機種を以下のポイントに沿って比べてみましょう。
冷却方式:水冷式は魅力的だが重量は重くなる
モーターの冷却方法ですがK2の空冷に対してK3・K4は水冷式が採用されています。
高圧洗浄機の心臓部であるモーターは、稼働時は常に発熱しているため、自然放熱でモーターを冷やす空冷式が一般的です。ケルヒャーの水冷式サイレントシリーズでは、モーターを給水した水を利用して常に冷却し、熱によるモーター負荷を軽減することで、安定したパワー供給と、空冷式モーター製品に比べて約10倍の耐久性能を実現しています。
出典:ケルヒャー公式 高圧洗浄機の最高峰シリーズ誕生 2022年新製品 水冷式サイレント
耐久性は、機械の当たり外れと使用方法による場合が多いですが、水冷が空冷に対して約10倍の耐久性能が有ると言われると、やはり気持ちは水冷式に傾きますよね。
但し製品の重さはK2サイレントの5.8kgに対してK3サイレントプラスは12.7kgと2倍以上の質量差になるのが迷うところです。
自分の感覚ですが、洗車メインならK2で十分で、外構やベランダなど広範囲の清掃を長時間行うなら水冷式のK3〜を使用した方が安心に感じます。
広範囲を綺麗にしようとすると思った以上に時間が掛かるんだよね。
この手の圧力が掛かる機械は、小まめな電源ON・OFFが重要です。
出力性能
K4は上位機種だけああり、圧力・吐出水量・モーター出力の全てに於いてハイペックです。但しK2・K3と比較し飛び抜けて高い値でもなく、洗車や自宅外構の清掃程度であれば気にする差ではないと思います。
重さ・サイズ
K3は片手でヨッコラセと持ち上げる感じで、軽快さは全くありません。また、それなりの収納スペースも必要で、家の中に置く場合、奥様の寛大なるご理解を賜る必要があるでしょう。
騒音値:自宅で使っても気にならない静かさ!
今まで高圧洗浄機には煩いイメージしか持っていませんでした。
実際使うと動作音の低さにビックリでした。
高圧ホースの違いに注意:長さ・種類
K2・K3の標準高圧ホースはバリカタです!
K2・K3に付属の標準高圧ホースは柔軟性に乏しく、正直使い辛いです。ホースカップリングにはねじれ防止(スイベル)も無いので、無理な力は加えない方が無難な作りです・・・。勿論出てくる水に差は無く、慌てず大事に使えば問題無いのですが、冬場なんかは結構嫌になることも。
K4にはポリウレタン製のプレミアムフレックス高圧ホースが付属しているので、快適性ではこちらの方が上と言えます。
別売りのプレミアムフレックス高圧ホースをK2・K3などに取り付けることも可能です。
またホース屋さんの品を検討するのも良いでしょう。
まとめ
洗車用なら、K2 サイレントが軽量でお勧め
- 価格が安い
- 軽さは正義(である場合が多い)
- 洗車に必要十分なパワー
- フォームノズルが付属
以前よりも価格が上昇しコスパは薄れましたが、実売価格2万円台前半は魅力的で、フォームノズルも付属しています。
保証期間は1年ポッキリですが、月2回コイン洗車場通いされる方で、洗車場まで行く手間を考えれば、1年半〜2年程度使えれば後悔しない価格ではないでしょうか(出来る限り長持ちして欲しいですが)。
- 高圧ホースは硬く使い辛い
- 保証期間は1年間
- オーバーヒートに注意
これはケルヒャーに限ったことではないのですが、空冷式モーターの場合、加熱には注意する必要があります。
サイズが許容出来ればK3 サイレント プラスも
- 水冷式の安心感
- 保証期間が3年間(要ユーザー登録)
- 洗車に必要十分なパワー
サイズと重さに問題無ければ、K3サイレントプラスもおすすめです。水冷式につき洗車より時間を要する外構の清掃などでも安心して使用出来ます(油断は禁物ですが)。
水冷式は、ユーザー登録で保証期間が1年間から3年に延長されるのも魅力です(一部機種を除く)。
- 高圧ホースは硬く使い辛い
- 重くサイズが大きい
- フォームノズルは別売り(セットになったタイプも有り)
K2同様、硬い高圧ホースには作業と片付け時に苦労させられます。また気軽に持ち出せるサイズではないので、無精な人間だと物置に仕舞うのも面倒だったりします。
ベランダ清掃用アイテムとフォームのズルがセットになった『K 3 サイレント プラス ベランダ & カー』 のタイプも有ります。セール時には『K3 サイレント プラス』とあまり変わらない価格で販売されていることも有ります。
以上洗車向けのケルヒャー高圧洗浄機選びでした。洗車オンリーなら『K2 サイレント』で十分、ワンランク上の安心感を求めるなら『K3 サイレント プラス』以上がオススメです。場合によっては柔らかい高圧ホースに付け替えることを念頭に検討した方が良いでしょう。
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