今回は富士フィルムGFXボディにPENTAX 645レンズを装着可能にするマウントアダプター、焦点工房SHOTEN UMSについてシェアします。
「GFXは純正レンズの種類が少ない!」そんな悩みは過去のこと。もちろん他マウントと同レベルとまではいきませんが、最近は大体の撮影がこなせるレンズがラインナップされています。
しかしフジGFレンズの価格は安くないし、フィルム時代の中判カメラ用レンズを流用している方は、私も含め多はず。
そこで頼りになるのが皆様お馴染みのマウントアダプター。SHOTEN UMSはレンズとボディ側でアダプターが分割された珍しい製品。ちなみに今回購入したのは「P645-FG-U」で、レンズ側がPENTAX 647、ボディ側がFUJIFILM GFXのタイプ。
勿論他マウント用もあります
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マウントアダプターが分割とは?
▲ GFX+smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4
この様に2分割になるマウントアダプター。
- 左側:レンズ側マウントパーツ(PENTAX 645)
- 右側:ボディ側マウントパーツ(FUJI GFX)
今まで有りそうで無かった、ある意味画期的なマウントアダプター。
別売のボディ側交換用マウントパーツを購入すると、他のカメラへ取り付けが可能に。
上:GFX50SⅡ
下:X-H2
これでGマウントとXマウントでペンタックス645レンズが共有可能に。それぞれのボディに専用マウントアダプターを用意するのも良いですが、中判レンズ用マウントアダプターは巨大なので小型パーツで済むのは助かります。こちらのレンズは120mmマクロで、使用頻度はあまり高くないので尚更助かります。
以下のレンズとボディ側マウントパーツがリリースされています。
- ハッセルブラッドV
- ペンタックス67
- ペンタックス645
- マミヤ645
- キヤノンRF
- ニコンZ
- ソニーE
- 富士G
- 富士X
- ライカM
- L(ライカ・シグマ・パナソニック)
- マイクロフォーサーズ
- ハッセルX
ペンタックス645用 P645-FG-U レビュー
アダプター本体の外観はシンプルで好印象。精度も問題なくガタもナシ。
▲ 絞りの制御が可能 PENTAX 645 用は絞りリングが装備。絞りの値の目安になる記しはありませんが、本体側の絞りと併用することでF値の把握は可能。smc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4は、レンズ単体で絞り羽は動かせないので、マウントアダプター側のリングで操作する必要があります。
▲ 合体は慣れが必要 アダプターパーツの合体は難しくはありませんが、暗所などでは慣れが必要かと。レンズ側パーツのピン部分とボディ側のピン受けを合わせて合体させますが、ブラインドでは難しいです。
▲ アルカスイス互換三脚座 正直フロントヘビーになるレンズは持っていませんが、三脚を多用する方には便利な装備です。
▲ ロックは確実に しっかりロックをしないとキケン!ロックを確認しておかないとレンズ脱落の危機に。ロック位置の記しが無いので、ロックレバーの位置で取付状況を確認する必要があります。
まとめ
中判レンズ用のマウントアダプターは意外と高価。本製品も安くはありませんが、複数マウントでレンズ共有したい場合にとても有効な手段です。またボディ側マウントパーツのお陰で、大きな中判レンズ用マウントアダプターを多数用意する必要が無くなるのは大助かりですね。
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