前玉が出目金の超広角レンズでも、フィルターを使用して撮影したいシチュエーションは結構ありますよね。
今回はSONY Eマウント FE 12-24mm F2.8 GM (SEL14F18GM) や FE 14mm F1.8 GM (SEL14F18GM) を中心に、出目金レンズでフィルターを使用する方法について書いていきます。
以前はリアフィルターや自作で対処するしかなかったのですが、最近は海外製品で使い勝手の良い製品が販売されているので、使用すると撮影の幅がかなり広がりますよ。
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前玉形状のせいで超広角レンズを諦めるのは勿体無い・・・
前玉を傷つけないか心配だし
フロントにフィルターが取り付けられないののがチョッと・・・
出目金タイプの超広角レンズは、前玉へのキズや一般的なネジ込み式フィルターの取り付けが出来ない点はやはり気になるポイントですよね。
そんな理由で、16-35mm F2.8/F4など、前玉にネジ込み式フィルターを装着出来る広角レンズを選択したりと、実際私もそうでした。
でも最近の周辺機材の充実度を考慮すると、興味が有るのに超広角レンズの使用を躊躇うのは勿体無く感じます。
ではこれから超広角レンズでも使用できるフィルターを案内していきます。
リアフィルターを取り付けられるレンズも
まず一番手っ取り早いのが、リアフィルターの使用です。
もしも超広角レンズの購入を検討している場合は、以下のポイントは事前にチェックしておくと良いでしょう。
標準装備のリアフィルターホルダーを使用
レンズによっては、リアフィルターホルダーが標準装備されている機種もあり、これは有難いです。
例えば、ソニー FE 14mm F1.8 GMは、最初からリアフィルターホルダーが装備されているので、シートフィルターをホルダーに差し込むだけで装着可能。
写真はLEEのソフトフィルターNo.3をカットしたもの(ホコリが多くて恥ずかしいですが・・・)です。
フィルターテンププレートを使用して自分でカット
FE 14mm F1.8 GM(FE 12-24mm F2.8 GMも同様)では、フィルターテンプレート(型枠)が同梱されているので、こちらを使用して自分でカットします。
因みにLEEのソフトフィルターNo.3はペラペラなのでカッターナイフで十分カット可能です。
シグマの14-24mm F2.8 DG DNもリアフィルターホルダーが装備されています。
別売アダプターリングを取り付ける
リアシートフォルダーが装備されてない場合、別売のアダプターリングを取り付ける手も。
メーカーで、純正アダプターの販売やインストールサービス(有料)を行っている場合も有るので、こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。
専用リアレンズNDフィルターキットもアリ
なかには専用NDフィルターがセットになっているものもあり、いちいちシートフィルターをカットする手間が無く、これは便利そう。
メーカー純正品では無いので取り付けは自己責任ですが、NDフィルターの使用頻度が高い方にはとても便利ですね。
私はまだ使用したことが無く、今回使用感をお伝えすることは出来ないのですが、まずご紹介まで。
角形フィルターは結構おすすめ
私がよく使用するのが角形フィルターです。
今まで出目金レンズには装着出来なかった角形フィルターですが、最近はレンズ専用アダプターを使用することで対応出来る様に。
中国のメーカーさん数社から発売されてるのですが、私はNISI製のフィルターを使用しています。
NiSi 角型フィルター
Sony 12-24mm f2.8 GM用『NiSi 角型フィルター S6ホルダー ランドスケープCPLキット』
こちらは何と円形PLフィルターまで取り付けることが出来るタイプなので、チョッと特殊な形状になっています。
角形フィルターのメリットは、ハーフNDフィルター等を使えること。
(勿論円形フィルターでもハーフNDタイプは存在しますが、微妙な調整が出来ないので結局使わなくなってしまいます。)
またフィルターを複数枚重ねてセット出来る構造なので、フィルターワークを駆使した作品作りが可能です。
問題点としては、レンズ毎に専用アダプターを揃える必要があることで、安くは無いので結構大変です。
クリップインフィルターを使用
センサーの前にクリップフィルターを使うという手もあります。
勿論センサー前に取り付けるので、出目金レンズだけでなく全てのレンズでフィルター効果を得ることが可能です。
屋外の撮影現場での取り外しはあまりしたくないので、予め撮影状態が決まっている時に使用することが多いです。
私は光害カット用クリップインフィルターを使用しているのですが、星等の点像が綺麗に描写されなかったり、撮影用途によっては上手くいかない場合も有るので、テストしてから使用することをお勧めします。
まとめ
以上超広角レンズでフィルターを使う方法についてでした。
使用頻度が高いのは角形フィルター
数種類のフィルターを紹介してきましたが、私が一番使用頻度が高いのは角形フィルターです。
フィルターのサイズが幅150mm×長さ170mm程のビッグサイズで、機動性は全くよく無いのが正直なところですが、やはり一番使いやすいのはコチラのタイプです。
撮影後にPCでレタッチする方法も勿論ありですが、元ネタを現場でキッチリ仕上げる事で得られる感動もありますので、様々なフィルターワークを愉しんで頂ければと思います。
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