【レビュー】Velbon (ベルボン) マルチアングルユニット V4-unit II

フォト造りTools

今回はベルボンのマルチアングルユニット V4-unit IIについてサクッとご紹介します。

マクロ撮影アングルの幅を広げてくれるお助けブームですが、最近は俯瞰撮影用として検討している方も多いと思います。

にっこりブヒ
にっこりブヒ

これが有ると変な姿勢をせずに撮影出来るんだよね

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マルチアングルユニット V4-unit IIでどんな撮影が出来る?

マクロ撮影

わざわざ腹ばいになって撮影したくない時もありますよね。

この方は楽しそうですが・・・

この様に構図の自由度が飛躍的に高まります。

茂みの中にレンズ先端を突っ込み撮影することも可能に。

手持ちでは対応出来ないケースも多いマクロ撮影で、この様なアームが有ると大助かりなのです。

こちらのアームの凄いのが、ギヤエレベーター式である点。

クランクを回転するとアームがスルスルと伸縮します。

スムーズな伸縮で、MF時の微妙なピント合わせもある程度まで追い込める様になっています。

メーカー値ではEVスライド205㎜となっています。センターから先端面までの伸びは実測で約259㎜(参考値)でした。

ピント合わせがシビアなマクロ撮影に於いて、ギアエレベータはとても頼りになるんですよね。

ロック一発解除で機能するマルチアングル機構が秀逸

またグリップを回せば、アームの角度を変更可能。

グリップを握りながらグルグルと自在に動かせる。動きはスムース。

俯瞰撮影

最近は前出のマクロ撮影よりも、商品、料理や手元など、真上からの撮影用として使用している方の方が多いかもしれませんね。

真上からの撮影状況。

積載荷重は3kgにつき、一眼カメラに90・100mmマクロをセットした状態でも使えそうですね。

こちらの写真とは異なりますが、私はα7C(約509g)とFE 24-105mm F4 G OSS(663g)のセットで使用しています。

三脚はこんな立て方も。

撮影台に足を2本載せて距離を稼ぐ方法もありかなと。苦し紛れで、あまり良いセッティングとは言えませんが・・・

俯瞰撮影時はガックン転倒対策として、エンドにバランスウェイトを必ず吊り下げています。

雲台を取り付けて俯瞰撮影した状態。セッティングにより全く異なるのであくまでも参考ですが、この場合は撮影台の端から約275㎜が限界でした。

先端の凹み部分にウェイトバッグを吊り下げます。

カウンターウェイトのエンドキャップは取り外し可能。ネジは1/4in(細ねじ)。

キャンプ用ウェイトですが、ポケットにペットボトルを入れて流用しています。

勿論専用のウェイトバッグも有るのでお好みで。

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開封状況

箱の中身は以下の通り

  • 本体
  • V4エンドキャップ(カウンターウェイト用エンドキャップ)
  • 工具:MFスクリューねじ回し
  • 太ネジ:新MFスクリュー 3/8 (M13)
  • 取説

標準で1/4(細ねじ)が付属していますが、3/8(太ねじ)に変更可能。

台座径:約44㎜

スクリューねじ回し はなかなか秀逸。いつも持ち歩きたいアイテムです。

雲台取付するヘッド部分は1/4(細ねじ)のみ。

台座径:約40㎜

雲台を取り付けた状態。

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まとめ

個人的にはマクロ撮影で使う場合が多い本製品ですが、最後に選ぶ際のポイントを挙げて終わりたいと思います。

ギアエレベーターの必要性が選択の分かれ目

本製品の必要性は、ギアエレベーターが必要かどうかで決まりそうです。

マニュアルフォーカスの使用が多くなるマクロ撮影時に、ギアエレベーターでピン合わせ出来るメリットはとても大きいと言えます。

俯瞰撮影でも快適だが伸縮長に注意が必要

俯瞰撮影では単純なアームの方が使いやすい場合も。

勿論、俯瞰撮影にも十分対応しますが、伸縮するのはギアエレベーター部のみであることは理解して購入した方が良いでしょう。

俯瞰撮影時にもギアでの調整は便利ですが、個人的にはマクロ撮影時ほど必要性は感じません。それよりもブームを長くセッティング出来るアイテムの方が便利に感じるこことが多いですかね。

この辺は各人の撮影スタイルにも依るので、自分に合ったアームを選択して頂ければ良いと思います。

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