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LEICA(ライカ) DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH. レビュー

フォト造りTools

Panasonic LUMIX G9 ProのキットレンズLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.(長いので以下 VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0と記載します)についてレビューしていきます。実は以前使用していたのですが手放してしまい後悔していたレンズだったのです。再び我が家に迎入れることとなり、今回改めてレビューをしようと思った次第です。

LUMIX G9 Proについては以下の別記事でどうぞ!

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ライカDGレンズとは?

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PanasonicLumix の魅力の一つに ライカDGレンズ(LEICA DG LENS) の存在が挙げられます。通称 パナライカ なんて呼ばれていますが、CANON で言う所謂 Lレンズ に相当するものでしょうか。純粋にライカで製造されたレンズという訳ではなくメーカーのサイトでは以下の様に説明されています。

LEICA DGレンズは、ライカカメラ社の品質基準に基づき、ライカカメラ社が認定した測定機器と品質保証システムによって生産されています。

Panasonic

SONYでもZEISS銘を冠した交換レンズを発売していますし、カメラの世界では昔から良くある仕組みでもあります。

私の様な庶民には恐多いライカ名を冠していますが、パナライカでは比較的求め易い金額設定になっています(それでも高価ではありますが・・・)。2019年11月現在、そのラインナップは10本になり、ズームから単焦点まで中々隙のないレンズ構成になってきました。

今回ご紹介している VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0ライカDGレンズF2.8-4.0シリーズの中核をなす標準ズーム域を担うレンズ。この焦点距離は各社力の入った製品が多いのですが、中でも本レンズはサイズと画質を両立した優れた製品に仕上がっています。

外観面

外観インプレッション

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デザインは字体などLEICA本家と共通した雰囲気が感じられます。
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フィルター径は62mm
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金属マウント
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テレ側の撮影時にはそれなりに伸びます。

私の場合標準レンズ(そもそもカメラに)にそれほどデザイン性は求めていないのですが、デザインが使いやすさに直結したりしますよね。

VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0はズームレンズとして十分使いやすいデザインになっています。結構高級感も感じられますよね。

ズームリングはスムーズで途中で引っかかりを感じることもなくスムーズ。マニュアルフォーカスリングは細めですが、この辺はAFメインのレンズなので致し方ないところでしょうか。

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LUMIX G9 Proに取り付けると由緒正しいデジタル一眼カメラの御姿に!もはやG9専用レンズかと思ってしまう程マッチしています。

(参考)SONY FE 24-105mm F4 Gと比較

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右がVARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0

VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0FE 24-105mm F4 G
サイズ68.4×86 mm83.4×113.3 mm
重さ320g663g
フィルター径62mm77mm

参考までにSONYのフルサイズ機での標準レンズ FE 24-105mm F4 Gと比較してみます。上の写真をご覧頂くと一目瞭然、本当に小さいです。

フードロック機構

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VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0のレンズフードはロック機構が大型で扱い易いです。

地味なポイントですが、頻繁に取り外しするものなので有難い機能です。

機能面

手振れ補正 G9で 手ブレ補正機能 Dual I.S.2 を試してみる

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  • 上 AF/MF切替
  • 下 レンズ側手振れ補正切替(O.I.S)

ボディ側の手ブレ補正(B.I.S.)とレンズ側の手ブレ補正(O.I.S.)を連動させることにより、制御はかなり強力。カメラがG9 PROの場合何と6.5段分補正効果が得られるとのこと。これは凄いですね。

手持ちSS4秒でブレなく撮影出来るかな・・・?挑戦してみました。カメラはG9 Proでの撮影。

因みに私の耐手振れ補正能力を事前申告しますと、α7Ⅲ使用時24mm広角でSS1/4が精一杯。1秒では100%の確率で手ブレを起こす為体です。

SS 1秒 まずはシャッタースピード1秒から挑戦
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G9 ƒ/6.3 SS1 ISO200

結果は・・・手ブレしませんでした!私の能力でSS1秒の手持ち撮影出が来るなんて!!!センサーサイズの小さいマイクロフォーサーズとは言え素晴らしい結果です。

SS 2秒 次はシャタースピード2秒に挑戦
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G9 ƒ/8.0 SS2 ISO200

僅かにシャープさに欠ける感もありますが、大伸ばしする必要が無いのなら個人的に問題の無いレベルです。いやいや凄い補正力!

上手な撮影者ならそこそこの歩留まりで撮れるかもしれません。

SS 4秒 無理は承知で撮ってみる
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G9 ƒ/13.0 SS4 ISO200

無理とは分かっていましたが、シャッタースピードを4秒の設定で撮影。

結果はブレているのですが、思った以上にブレを補正してくれています。引き延ばしは厳しいですがブログ等での紹介用として使用するのは問題が無いレベルかも。

ただし歩留まりの面ではやはり厳しいです。上級者は挑戦しても面白いかもしれませんね。

手振れ補正に付いてプチまとめ

強力な手振れ補正機能はマイクロフォーサーズを使う上での大きなメリットということを痛感しました。早朝や滝の撮影も三脚無しで撮影出来そうです。

簡易マクロとしても使えて便利

最短撮影距離ワイド側0.20m / テレ側0.24m
撮影倍率0.3倍(35mm判換算:0.6倍)

上記の表通り寄れて撮影倍率もそこそこの性能、簡易マクロとしても使用可能。

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蝶について全くは詳しくないのですが、良く見るタテハチョウの一種でしょうか。11月の東北ですがまだ飛んでいました。この日で今年の見納めになりそうです。

背景のボケ具合は仕方がないとして、蝶の目もしっかりと解像しています。

旅行で荷物を減らしたい際に、持って行くか一番迷うのがマクロレンズ。標準ズームで寄れるのは旅先ではとても重要です。

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この様に旅先での食事も標準レンズを装着したままで収めるのにはとても重宝します。

上のモーニングプレートの写真ですが野菜のグリーンがとてもフレッシュに表現されています。お店の雰囲気も中々GOOD、ブレッドがとても美味!(撮影地:宮城県七ヶ浜町 SHICHI NO CAFE & PIZZA | shichinoresort

作例・描写性

広角撮影時の湾曲はそれなりに発生

ズームレンズなので仕方が無いのですが、広角側ではそれなりに湾曲が発生します。

文翔館-4
ワイド側 12 mm

ワイド側12.0 mmで撮影、かなり大きな歪みが発生しています。2箇所の窓が不自然に見えますよね。

単純な歪みでアドビLightroomで簡単に補正出来るレベルなので、特に大きな問題では無いかなという個人的な結論です。

文翔館-5
25mm(35mm換算で50mm)
文翔館-6
40mm(35mm換算で80mm)

25mm(35mm換算で50mm)以降の画質は安定してきます。

作例

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ハーフND使用

早朝の漁港で撮影してみました。今日の空の色はどの様に染まってくれるのか期待感が高まる時間帯ですが、この日はダメでした(笑)。

近くで撮影していたカメラマン曰く前日が素晴らしかったとのこと・・・まあ写真はこういうものですよね。


さて場所は変わりまして、この日は山形県郷土館「文翔館」での撮影です。大正初期の建物で以前は県庁舎及び県会議事堂と使用されていた建物です。映画のロケ地としても有名な場所で無料で解放されています。

文翔館-12

描写は柔らかめで落ち着いたトーンです。自分は新しいレンズで撮影してまず目が行くのが空の色合い。VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0の出す空の色は結構好みに近いものがあります。

以前OLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを使用ていたのですがこれとは全く異なる硬さ・色合いで、この辺もレンズ選びの楽しさですね。

文翔館-10

旧県庁舎と県会議事堂を結ぶ通路部分です。秋の低くなった日差しが窓に差込んでいました。ライトとシャドーがリアルに表現されています。モノクロで撮影しても絵になる光景です。

文翔館

広角12mmで何とかギリギリで撮影。これだけの写りをされるとライカDGレンズF2.8-4.0シリーズの広角ズーム LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.も欲しくなってしまいますね。

まとめ

以上VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0のレビューでした。標準レンズと言われる製品では「取り敢えず持っていく」と「積極的に持ち出したい」タイプが有るのですが本レンズは間違いなく後者です。

歪みやボケ具合が気にならないのであれば、本レンズの焦点距離域内の単焦点レンズは必要ないかも・・・そんな風に思わせてくれるレンズです。Panasonic LUMIXマイクロフォーサーズ機にはまずオススメしたいレンズです。

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