Peak Design(ピークデザイン)のEVERYDAY BACKPACK ZIP 20L(エブリデイバックパック)のレビューです。
毎日の相棒として活躍中でして、カメラバッグとしてのフィーリングは上々です。
この記事では、商品の特徴〜実際に使って良かった、イマイチな点をお伝えしていきます。
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EVERYDAY BACKPACK ZIP 20Lを選んだ訳
今まで使用していたバックパックBoundary SupplyのErrant Pack、機能性は抜群なのですが、ショルダーパッドの形状が自分には合わず、肩への負担が大きかったんですよね。
そんな訳で次の候補として上がったのが、今回ご紹介する EVERYDAY BACKPACK ZIP 20L です。
ちなみに以前使用していたバッグはコチラ。
Errant Packもお気に入りですが、薄着になる春〜夏期には辛いものがあり購入することになりました。
Peak Designのカメラ用バックパックには、ZIPタイプではない、ノーマルのEVERYDAY BACKPACKも存在します。
今回ZIPタイプにした理由や、両製品の違いについては以下の記事もご参照ください。
開封レビュー
開封状況の記事は、無駄かとも思いつつ・・・
今回はPeak Designオフィシャルサイトからの初オーダしたので、お届け状況のみ、サクッとお伝えしておきます。
香港ポストのEMS扱いで、日本郵政での配達でした。
段ボールには、ビニールの袋に密封された状態で商品が。
今回はウェストベルトも同時に注文したので、梱包が2つに分かれています。
梱包はかなりしっかりしていて、中身はちゃんと新品が入っていました。
私は海外通販で購入することが多いのですが、明らかに使用済みの商品が送られてくることって結構有るんですよね・・・
ちゃんと新品が入っていました(嬉)
Peak Designの場合、その辺は結構安心できる印象を持ちました。
商品チェック
カラーはブラックを選択〜汚れは目立ちそう!
今回カラーはブラックをチョイス。
20LタイプはBlack / Ash / Midnightの3色展開ですが、Midnightも捨てがたかったです。
Blackと言っても真っ黒ではなく、ちょっと薄めの(明るめ)Blackといった感じ。
400D double poly-coated DWR-impregnated nylon canvas shell=ナイロンで作られてた撥水性キャンバス生地(ってことかな?)は、サラサラとした触り心地の良い素材。
一見、汚れが目立ちそうな予感がしましたが、実際すぐに白い汚れが付着しました。
これは濃い色系の宿命、気にしない、気にしない(笑)。
外部収納
サイドポケット〜収納力が有り◯
サイドポケットは伸縮性のある構造で余裕がありグッド。
500MLの水筒は余裕で入ります。
ゴムにより外側にパクッと広がるタイプで、メインコンパートメントの容量が圧迫されないのが良いですね。
ひょっとしたら1.2Lの水筒も入るかな?と試してみましたが、流石にダメでした。
キャリーストラップで外部収納力UP◯
バッグ本体にキャリーストラップが2本、別売ではなく標準装備。
流石に三脚などの重量物をセットするのは、個人的には厳しく感じますが、衣類やマット類であれば十分対応可能。
カギ用?のアンカーリンク▲
ポケットの内部にはコード付きのアンカーリンクが忍ばされていました。
最初は何に使うのか???でしたが、
オフィシャルサイトには『Anchor Link key tether』と表記されているので、やはりカギ用ですかね。
でも、カギ用としては使わないかな・・・
知らぬ間に鍵を抜き取られ、ナンバーの写真を取られて複製される(考え過ぎかもしれませんが)・・・そんなリスクも考えてしまいました。
無理に使用する必要も無いと思いますが、それも悔しい!
以下の様に使ってみたら意外と良かったです(自画自賛)。
ピークデザインユーザーのマストアイテム、六角レンチ(4mm hex wrench)
このメーカーの製品を使い続けていると、六角レンチが溜まっていくんですよね。
でもプレートの装着には絶対に必要な工具。いざという時に無いと痛い目に遭ってしまうのです。
プレートが緩んでいてジンバルに取り付けられない・・・なんて悲しい!
レンチだけでは寂しい気がするので、更にLEDランタンも追加。
一人野営の場合、これで十分です。
この商品は、似たような形状のものが複数のルートで販売されており、実情は良く分からないのですが、私の購入したものはロープやカラビナが付属していました。(以下のリンクの商品とは異なります)
PC収納
- PC収納:38.1 x 25.4 x 2.5(cm) 15・16” Macbook Pro可
- タブレット収納:30.6 x 22.1x 0.7(cm) 12.9″ iPad Pro可
一見小柄な印象の本製品。スペック上の収納力は中々ですが、実際の使い勝手はどうでしょうか?
開口部が狭く機材の出し入れはし辛く▲
PC収納部はバッグ背面に独立して設けられており、これは良いと思います。
但し開口部が狭く、スペースもタイトなのでPCの出し入れ時には少々ストレスを感じます。
もう少し開口部が広いと嬉しいのですが、今まで使用したバックパックの中でもPCスリーブの使用感はイマイチな方であることを言わざるを得ません。
・13″と15”のアジャスターで調整可能
分かり辛い写真になってしまいましたが、PCサイズに合わせる為のアジャスター(13″と15”)が設けられています。
13″MacBook Airと16″MacBook Proを入れるとこんな感じに。
両方ともPC保護ケースを装着した状態ですが、16″MacBook Proも何とか入りました。
小物収納部〜窮屈で▲
コチラの充電器・コンセント・USBケーブルを入れると以下の写真の様に。
ちなみにコチラの充電器(Anker PowerPort Atom III 65W Slim)標準の充電器より幅が少なく、外出時にはとても重宝しています。
内部メインコンパートメントに機材が入っている状態だと、スリムな小物類でもかなり取り出し辛位です。
またA4の書類の出し入れも厳しく、通勤や仕事での使用は難しく感じました。
メインコンパートメント〜自由度が高く◯
エブリデイバックパックシリーズの一番の特徴は、バッグ両サイドから内部にアクセス出来る仕様。
⬆︎上の画像はガバッと解放状態
ちょっと伊勢海老の様な感じも(笑)。
小物を収納ポケット〜少なめで▲
サイドポケット
小物収納ポケットは必要最低限。どちらかと言うと機材の収納にウェイトを置いている印象です。
でもカメラバッグは機材を入れてナンボなので、これはこれで良いと思います。
内部のサイド収納ポケットは上部がマグネット、下部がファスナータイプ。
上部ポケットには、フィルターポーチを入れています。
一方下ポケットはファスナー式です。
予備バッテリーやレンズ・ボディキャップを入れています。
素材が柔らかく薄いので、くっきりと中身の形状が分かる突起が生じます。(逆に中身が分かりやすいかも!)
上部ポケット
上部のポケットはスマホ・財布・小物類を入れています。
写真はiPhone11ですが、これより大きいサイズを入れるのは難しいです。
また厚みがあるものを入れると、中の機材の収納にも影響が出る場合があります。
ディバイダーは2枚付属しており、収納の自由度はかなり高い構造になっています。
EVERYDAY BAG DIVIDERは別売で購入も可能ですが、実用上は2枚で十分な印象。
ディバイダーの使い勝手は?〜好みは分かれるかも▲
次はディバイダー(EVERYDAY BAG DIVIDER)の使い勝手です。
かなり凝った構造の間仕切りで、用途が合えば最高なのではないでしょうか。
自分の場合、普通のベルクロ間仕切りの方が使い易いかな・・・でも折角なので、おいおいと使いこなしていきたいと思います。
収納例(メインコンパートメント)
収納力が高く◯
実際に使ってみると、その収納力の高さに正直ビックリ!
本例はボディ2台にレンズ3本の場合。
自分としてはかなり気合を入れて状態でして、普段はカメラ1台とレンズ2本程度です。
- エツミインナーボックス内
- α7RⅣ+FE12-24f2.8GM
- レンズキャップ
- ブロア
- 予備バッテリー
- ワイヤレスリモコン
- 交換レンズ50mm
- α7C+TAMRON70-180f2.8
- 無印良品のポーチ(ガジェットポーチとして使用)
- モバイルバッテリー
ここでは、ディバイダーは単なる間仕切としての使用に留め、エツミのインナーボックスを併用しています。
●横から見た状態
・上段:エツミのクッションポーチ
・中断:カメラ(α7C)に望遠レンズ(TAMRON 70-180mm f2.8)を装着した状態
・下段:無印良品のポーチ
●上から見た状態
レンズを装着した状態で、上からカメラを取り出せるので何かと便利。
こちらは余談ですが、無印良品のポーチをガジェット収納として使用している方も多いみたいですね。
使い心地
最後に肝心な背負い心地や、全体的な使い勝手についてお伝えします。
フレキシブルなショルダーベルト◯
ショルダーベルトは独特な構造で、自在に角度を変更できる仕組みです。
最初は疑心暗鬼だったのですが、実際に使ってみると中々の使いやすさ。
機材をサイドから取り出す際や、またバッグを前面に背負うときにもフレキシブルなショルダーベルトが役立ちます。
ショルダーベルトは薄く細身のタイプ〜背負い心地◯
ショルダーベルトの素材感については好みによるところが多いと思います。
EVERYDAY BACKPACK ZIPのそれは、薄目のパッドが肩の面に密着する感じで、自分的にはストライクです。
またキャプチャー(CAPTURE)の取り付けも、付属の手締めボルトで装着出来るサイズになっています。
【余談】キャプチャーは厚みのあるショルダーベルトの場合、手締めボルトでは締め付け出来ない場合もあります。付属の長ボルトを使用することで、この状態を回避出来ることも有るよ。
チェストベルト〜装着には慣れが必要につき▲
フックタイプの留め具のチェストベルトですが、運が悪いと外れそうな印象。また通常のバックルタイプしか使用したことがないと、慣れが必要です。
メリット・デメリット
では、まとめとしてメリット・デメリットについて。
バッグの使用方法は百社百様。
100%満足出来るカメラバッグなどそうは無いと思います。
本バッグも個人的に微妙に感じる点もありつつも、総じて満足感は高く、購入して良かったです。
まとめ
本バッグパックがおすすめユーザーは?・・・カメラ中心に生活が回っている方!
勿論ディバイダーを外せば普通のバックパックとして使用出来るので、デザインが気に入れば写真・動画ユーザー以外でも十分使用可能です。
但しバックパックとして安くはないので、カメラメインでなければ通常のバックパックも検討した方が良いでしょう。ピークデザインではトラベルバッグもラインナップされています。
一方、毎日カメラを持ち歩かなくては精神的に不安な方にとって、本バッグはこの上ない毎日のパートナーになってくれるはずです。
但し、ジム通いがルーティンの方は、ZIPタイプではありませんが、もう一回り大きいタイプの方が良いと感じます。
PCスリーブは少々使い辛いですが、あくまでもカメラバッグと考えれば割り切れます。
トップ・サイドから機材を軽快に取り出せ、撮影効率を高めてくれるバックバックです。
気に入ったなら使用してみることをおすすめします。
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