【レビュー】Shimoda Action X40〜山・旅/カメラを両立させる理想のバックパック

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「Shimoda Action X40 V2」(シモダ アクション X40)のレビューです。カメラバッグ沼の中、アウトド用バックパックならShimodaが一番と断言しても良いくらい、最近のお気に入り。有名アウトドアメーカーからもカメラ用バックパックは販売されていますが、機材の収納性がイマイチで、カメラマンの理想とはかけ離れていることがほとんどなんですよね。そして今回ご紹介するShimodaのXシリーズ、バックパック本来の使いやすさと、機材の収納性が妥協なく設計されていて満足感が高い製品なのです。

にっこりブヒ
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カメラ・ビデオグラファー思いのバックパック

にっこりねこ
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旅行用としてもおすすめ

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X50とX40、どっちを選ぶか?

今回はX50(前のモデル)からの買い増し。元々ニコンとミレーのコラボ商品「アイガーグレッチャー 33」の後継として求めたX50ですが、やはりサイズ的に普段使いには不向き。もう少し小型のバックパックが欲しくX30と迷いましたが、今回はX40を選択。そしてバッグか届いた瞬間に感じたのが・・・

にっこりブヒ
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結構でかいね!

ビックリねこ
ビックリねこ

想像以上に大きいぞ!

本当は現物を確認してから購入したいところですが、地方で無理なので一か八かでカートイン。そして届いたX40を目にし、その大きさに少々びっくり。もちろん購入前にサイズの確認はしていたのですが、想像していた以上にたっぷりとしたサイズ感。でもあくまでも主観ということで。

外寸内寸重さ
X30 v230W x 51H x 17D cm29.5W x 50.5H x 16D cm1.9kg
X40 v230W x 53H x 20D cm29.5W x 52.5H x 19D cm2.1kg
X50 v230W x 56H x 20D cm29.5W x 55.5H x 19D cm2.1kg
ラップトップ収納コンパートメントはサイズ共通で25.5W x 38H x 2D cm

こうして表にすると、X50とX30のサイズ差は大きいですが、X50とX40は高さの違い(3cm差)のみ。買う前に気付けよ・・・という感じですね。でも、大きめのレンズの収納にはマチが重要なので、自分の用途にはX40で正解ということになります。

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Action X40 v2の特徴

実際背負うと良い感じのサイズ感かも!

前項では「X40は想像以上にデカい」と愚痴ってしまいました。ところが客観的に自分がX40を背負った姿を見ると、「意外と丁度良いサイズかも」と思い直した次第。ちなみに筆者の身長は166cmと小柄なので、標準体格の方なら大袈裟なバックには見えないでしょう。

そうすると、女性の撮影や旅行用バックパックとしての使用にも使いやすいサイズ感に思えてきて、案の定女性用ハーネス装備モデルもラインナップされているのでした。ティール色がなかなか素敵で、最初この色のタイプが欲しかったのですが女性用オンリー・・・残念。

ではもう少し詳しく製品をチェックしていきましょう。

ロールトップリュックスタイル〜プラス7ℓ拡張可能

▲ ロールトップ式で、収納力の拡張(プラス約7ℓ)にも役立ちます。防水性に優れるロールトップ構造のはずが、アクセスしやすい様ジッパーも付属。でもYKK SplashGuardジッパーで防水性は考慮されているみたい。

▲ 私の場合この部分にはフィルター類(角形・円形)などを忍ばせています。他には上着を突っ込んだり。

サイドから機材へアクセスが可能

サイドからの機材の取り出が可能。ピークデザインのバッグの様に横から機材にフルアクセスとはいきませんが、かなり使いやすい方です。使用頻度の高い1台をスタンバイ出来るのは、いざという時に心強いですね。

ラップトップスリーブが2箇所〜16 inまで

前後に2箇所にノートPC用スリーブが備わり、16inまで収納可能。収納部は多くなく、シンプル。オーガナイザーが多いと、逆にどこに何を入れたか分からなくなってしまうので、個人的にはこの方が嬉しい。

▲ フロント側のスリーブ

▲ リア側のスリーブ 写真のPCは14インチMacBook Pro。PCを固定するものが無く、背面を開く際には注意が必要。傾斜がある場所だと怖いです。この点はX40の数少ない不満点の一つ。

ウェストベルトが調整可能〜付属のセパレーター使用

▲ 付属のセパレーターを使用し、ベルクロで固定されたウェストベルトを引き出す。

▲ ウェストベルトが引き出された状態、これで調整が可能。

ちなみに背面パットは硬めの素材で好み。柔らかメッシュタイプだと夏の汗が染み込み気持ち悪いのです。

胴丈の調整が可能〜約9cm内で調整が可能

胴丈の調整がS・M・Lの3段階で調整が可能。ベルクロで強固に固定されているので、外れることはなさそう。私は通常Mで使用していますが、薄着の夏はSの方が良さそうです。

大型フォーンポケット

▲ iPhone Pro Maxシリーズも収納出来るポケット。ポケットの上にはリングがついているので、スマホの脱落防止にも使用可能。旅先でのマップはスマホなので、すぐに取り出せる場所に位置しているのは便利。

どこか忍ばせてあるAirTag・Tile Proポケット

トラッキングデバイス用スリーブが仕込まれているのは知っていましたが、場所を探すのに一苦労でした。どうしても場所が見つけられない場合は以下の動画を参照してみてください。

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収納例

コアユニットは「Core Unit Large DSLR v3」、中級からプロ向けDSLRにも対応するタイプ。

▲ コアユニットにはカメラ2台とレンズ5本+マウントアダプタ+小物類、ロールトップ部分にフィルター類を入れました。ガッツリ入れた場合で、正直これで長距離歩く気にはなりません。ワンサイズ小さな「Core Unit Medium DSLR V2」も存在しますが、こちらの方が使い勝手は良いかと思っている最近です。重量も軽いですし。

コアユニットはそれぞれのモデルに最適のタイプが有るので、選ぶ際にはご注意ください。

ハードタイプのコアユニットは耐衝撃性に優れますが、伸縮性が無く機材の出し入れはタイトに感じます。大型のレンズの場合、フードを外して収納した方が良い場合もあり。

▲ バックパックから出すとこんな感じ。赤枠内はロールトップに入れていた角形フィルター類と円形フィルターケース。

収納例に関してはこちらの記事も参照ください。

まとめ

Action X40 v2がおすすめのユーザーは?
  • アウトドアをメインフィールドとするフォトグラファー・ビデオグラファー
  • カメラも持ち歩きたいバックパッカー、旅行用リュック
  • とにかく背負い心地が良いカメラバッグが必要だ

Action X40 v2は旅と映像・写真を両立させてくれるバックパック。タウンユースには厳しいかもしれませんが、シモダにはExplore V2シリーズの選択肢もあります。

でも正しく背負うとかなり快適なバックパックなので、この際外観は気にせず普段使いとして用いるのも十分アリでしょう。

私はロールトップ構造がお気に入りなので、なんだかんだでAction X40 v2が大好き。見た目はゴツいですが体への疲労感が少なくて済む、これが一番大事です。カメラと旅の両立という意味でも完成度は高く、個人的に理想のバックパック認定です。

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