Apple iPad用保護ケース「ESR Shift マグネットケース」のレビューです。
多段階の角度調整機能と高いプロテクション能力を兼ね備え、欲しい機能は全て装備された完全ワガママ仕様ケースなのかもしれません。純正Magic Keyboardは使わないし、Smart Folioの保護能力に物足りなさを感じているなら、コスパ・機能的に最強の本ケースは是非検討してほしいアクセサリです。
Apple Pencilの使用頻度が高いなら特におすすめ
重さが許容出来ればベストバイかも
これまで様々なケースを試してきましたが、一番使用頻度が高いのが本ケース。重いことが唯一の弱点ですが、その分安定感はピカイチ。もはやライバル不在で他に代わる存在もなく大活躍中です。
本記事はiPad Pro（M2 2022）の11インチと12.9インチを用いて書いています。新型iPad Pro（M4 2024）でも機能的には同じなので参考になれば幸いです。
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ESR Shift マグネットケースの特徴
- 高いプロテクション性能（360度〜側面も保護）
- 9段階の角度調整機能（視聴モード6、手書モード3）
- 縦横設置可
- ケースの分離が可能
- リフトアップ可
使い方は上のプロモーション動画がとても分かりやすいです。ペンシルを使用する作業や、コンテンツの消費などタブレット本来の使用目的にフル対応したケースです。
▲ 角度調整用フラップが２箇所にあるのが面白い点。向かって左側がペンシル使用時で傾斜を低く、右側が視聴時等に傾斜を高くする場合に用いる。
▲ 傾斜角度の調整は６段階（内ペンシル使用時のそれは３段階）
▲ フラップは磁力でセットされ、持ち上げても外れない。マグネット分の重みをずっしり感じますが、その分安感は抜群。特にお絵描き時には落ち着いて作業することが可能です。
▲ マグネット式で分離が簡単。
▲ 外部キーボードを用意すれば、何ちゃってPC化も可能。リフトアップで首肩への疲労を軽減する事ができます。正直持ち運びには難ありですが、ブログ制作程度なら問題いない使用感。真正面から見ると昔のMacを彷彿とさせられ、なんだか懐かしいです・・・。ケースのカラバリでホワイトが無いのが残念。
▲ リフトアップ時はケースとiPadの設置面が少く安定感は損なわれます。iPadがゆらゆら揺れ、タッチ操作は厳しいでしょう。でも普通にディスプレイを見る分には問題ありません。
▲ Apple Pencilの認識も問題なし。但しApple Pencilにカバーを装着していると認識されない場合があります。
▲ 冷蔵庫に付けることも出来、ずり落ちる心配もなさそう。でも最近は冷蔵庫のドアは鉄製ではないので、こんな風に使う機会は少なそうです。ホーローパネルのキッチンでは使い出がありそうですね。
メリット・デメリット
- 純正Magic KeyboardやSmart Folioには無い機能性
- 完全保護〜裸でiPadを使用できない人にとって精神衛生上楽
- 造りの良さ以上にお求めやすい価格
- 磁力の固定力で安定性が抜群
サードパーティ製アクセサリの多くは価格が決め手であることが多いですが、本製品はアップル純正に無い機能性を備えとても魅力的。
▲ iPadの側面まで保護されるのはとても心強く、実際デスクから落とした時も無傷で助かりました。iPadを裸で使えない小心者の自分にとって無くてはならない存在です。
競合製品はZUGUのカバーですが、この辺は価格と好みで選んで良いかと思います。但しリフトアップ機能が使いたければESR Shift一択。価格面ではESRが有利で、Amazonのタイムセール等でさらに求めやすい時期が有るので要チェックです。
- 重い！
- オートスリープの起動が不確実な時がある
- ペンシル収納部の出っ張り
- 設置面積が大きく、見た目無骨なデザイン
▲ 正直致命的なデメリットは感じないのですが、敢えて言及するなら重量でしょう。特に12.９インチタイプにiPadを含めると約1427g(保護フィルター装着状態）で1240gのMacBook Air(M2)よりも重い結果に。外部キーボードも含めると同程度の重量ですかね。
▲ 板の自由度が高いのが影響するのか不明ですが、オートスリープが機能しない場合も。まあこれはiPad側の設定で何とかなるので問題なし。
▲ 細かい点では、ペンシルケースの出っ張りか。ペンシルはしっかり固定されるので落ちる危険性は少ないですが、持ち運び時の安心感はイマイチです。まあ、外出先での使用は想定されていない製品だと思うので仕方がないポイント。
ESR Shift マグネットケースがおすすめの人
- Apple Pencilを使う作業が多い
- iPadをガッチリ保護したい
- 重さが気にならない場所での使用
iPadで携帯性を最優先するなら不向きの本ケース。その反面、自宅やワークスペースでiPadをガッツリ使うなら本ケースの右に出る製品は無いでしょう。やはりApple Pencilを使ったり、ゲームやコンテンツの消費などに時間を費やす方におすすめです。一方文書作成やPCライクな作業が多い方は、キーボード付きのケースを検討した方が良いでしょう。
細かな角度調整やリフトアップが不要ならESR Rebound 360シリーズの方がちょっと軽量で、多くの方にとってはこちらの方が良いかもしれません。
iPadを過ごす時間が長いほど、手放せなくなるのがESR Shift マグネットケース。基本的には屋内での使用に向いていますが、私の場合取り外しも面倒なので、外出時も本ケースで乗り切っている最近です。
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