iPad Pro 12.9 2020を強力に保護 UAG SCOUT ケース レビュー

PC関連備忘録
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はじめに

とてもスマートな外観のiPadPro、その薄さは特筆ものです。もはや薄鋼板レベルなのですが、それ故曲がり・反りに対しては少々弱そうな感じが。
実際にネットのレビューにも反った・曲がってしまったという情報が散見されます。

Apple純正だけではなく多くのサードパーティーから保護ケースが発売されていますが、今回ご紹介するのはUAGSCOUTケースです。

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UAG SCOUT ケースとは

UAG SCOUT のパッケージ

iPad Pro12.9 2020(第4世代)用

UAG(URBAN ARMOUR GEARの略称)はArmour(鎧)の名の通り保護性・耐久性の高い耐衝撃ケースを製造するアメリカのブランド。
米軍採用品に求められる規格をクリアした製品が売りになっており、実際どの製品もミリタリーライクで無骨な雰囲気が感じられます。

正直なところミリタリー的ハード&ワイルドライフとは無縁の筆者ですが、その保護性の高さからUAG製品にお世話になることが多いんですよね。

今回レビューするSCOUTケースも然り。この絶大なる安心感に惹かれて今回12.9インチiPad Pro 2020用を求めてしまいました。他には11インチ用もラインナップされています。

2020用はカメラ位置のくりぬきが大きくなっているのが特徴
カメラ部分にはレンズ保護フィルムが装着された状態


この商品の特徴としては、Apple純正Smart Keyboard Folio(スマートキーボードフォリオ)を装着したiPad Pro用の保護ケースだということ。iPad Pro本体のみでは使用出来ませんのでご注意を

iPad Pro本体の保護ケースは様々な選択肢があるのですが、純正キーボードSmart Keyboard Folioを装着した状態で保護してくれるケースはとても貴重な存在。
それでは詳しく見ていきましょう。

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装着 柔らかなTPU素材で取り付けは簡単

取り付け面の状態

材質はTPU、ソフトケースに属するので触った感じは柔らかいです。
裏面はハニカム構造になっており、剛性化を高めつつ軽量化も計られています。
安価なケースは単なるTPU素材の場合が多いですが、SCOUTケースはかなり凝った成形になっています。

装着自体は付属のインストラクションに従えば特に難しいことナシ。

本体に付属のインストールガイド

まずはSCOUT本体にSmart Keyboard Folioを取り付け→その後iPad Proを取り付けします。

SCOUTにSmart Keyboard Folioを取り付けた状態
SCOUTにiPad Pro12.9を装着した状態
iPad Pro短辺の方から差し込む様に入れて、後は四隅を指で押して固定します。

力は必要ないので女性でも問題ないでしょう(ただし無骨なデザインで必ずしも女性向けとは言えませんが・・・)

装着後 インプレッション

守られている感がハンパない!

12.9インチ用SCOUTが装着された姿を見てまず感じるのが、「iPad ProがタブレットではなくPCに変貌!」ということです。
12.9インチiPad Proの場合Smart Keyboard Folioを装着した時点で既にPCライクな姿ですが、SCOUTを装着するとさらにその印象が強まる感じ。
一回り小さな11インチだとまた印象は異なるかもしれませんね。

それはもはや完全武装と言った趣で、長期の撮影や長期遠征の場合に使うならばSCOUT一択でしょう。

しかし、その安心感の反面、持つとずっしりと重さが・・・!

まあiPad Pro 12.9Smart Keyboard Folioを取り付けた状態ですでに重いのですが、SCOUTを取り付けることによってさらにずっしり感が増してしまいます。
この辺は安心感とのトレードオフなので仕方がないところ。

Apple Pencil はいつも定位置に

Smart Keyboard FolioにはApple Pencilを固定する機能はありません。
室内だけの使用であれば問題ではないのですが、やはり移動する場合Apple Pencilの紛失リスクが付き纏います。
別途ペンケース等を使用する手もありますが、できれば ApplePencilと本体はまとめて持ち運びたいもの。
SCOUTを装着すればApple Pencilはいつも定位置に収まりますよ。

居場所が出来たApple Pencil

SCOUTのペンシル受け部分はガッチリとペンを固定する感じではなく、iPad Pro本体の磁力との併せて塩梅よくApple Pencilを保持してくれます。
作業中のペンの出し入れもスムースに行え、この辺はよく考えられていると思います。

液晶保護シートへの干渉は若干あり

液晶保護フィルムはペーパーライクを使用しています。下のフィルムは初めて使用するのですが、貼り付けしやすくペンの走りも良好でした。

若干干渉していますがこれは構造上仕方がないですね。自分的には気にならないレベルかなと。

もちろん角度は2段階調整可能

Smart Keyboard Folioの2つの角度に問題なく対応しています。

浅い角度のポジション
深い角度のポジション

物理ボタンの押し具合

電源ボタン部
音量ボタン(ボリュームボタン)は露出されている

SCOUTを装着した場合、物理ボタンで保護されるのはトップボタン(電源ボタン)のみ、音量ボタンは露出されています。
電源ボタン部は突起が大きく押しやすいです。
但し、スクリーンショット(トップボタン+音量を上げるボタン)は押しづらくなり若干の慣れが必要です。

USB差込口は十分な大きさが確保されている

純正USBケーブルを差し込んだ状態でかなり余裕がります。通常のケーブルであれば問題なく差し込める大きさが確保されています。

MacBook Pro13と重さを比較してみた

SCOUTが装着された12.9 iPadProはもはやPC状態。「これだったら初めからPC買った方がいいんじゃない?」という冷ややかな声も聞こえてきそう。
そんな訳で今回は敢えてMac Book Pro13インチと比べてみることにしました。

12.9 インチiPad Pro ➕純正Smart Keyboard Folio =1,082g

家庭用の測りですが計量してみました。

まずはiPad Proに純正Smart Keyboard Folioだけを装着した重量から。

注意
重量は液晶保護シートやレンズ保護カバーを装着していてた状態なので、実際に使用する場合の参考重量としてお考えください。

重量は1,082gとかなり立派な数値になりました。内訳は以下の通りです。

商 品 名重 量備 考
12.9インチ iPad Pro 2020 643gWi-Fi + Cellularモデル
Smart Keyboard Folio 417gUK配列
その他 22g液晶保護シート・レンズ保護カバー
※参考重量

UAG SCOUT➕12.9 インチiPad Pro ➕純正Smart Keyboard Folio=1,366g

商 品 名重 量備 考
UAG SCOUT283g
12.9インチ iPad Pro 2020643gWi-Fi + Cellularモデル
Smart Keyboard Folio417gUK配列
その他23g液晶保護シート・レンズ保護カバー

SCOUTを取り付けて1366gでした。結構キテマスね!
ちなみにMacBookシリーズの重量は以下なのですが、おおよそ13インチ MacBookProとほぼ同じ位です。

  • 13インチ MacBook Air 約1,290g
  • 13インチ MacBook Pro 約1,400g
  • 16インチ MacBook Pro 約2,000g

しかし!13インチMacBook Proの約1,400gはケースを装着していない状態でとてもフェアな比較とは言えません。
ということで以下にUAGのケースを装着した13インチMacBook Proと比較してみましょう。

13インチMacBook Pro➕UAG PLASMA=1,678g

※液晶保護シートを装着しているので参考重量です。

MacBookProにUAGのケースを装着した場合の重量は約1,678gでした。
12.9インチiPadProにSCOUTを装着した場合と比較して約312g重いことになりました。

筆者の場合iPad ProSCOUTを装着しそのまま鞄の中に突っ込んで持ち運びしています。スリーブ等の保護材は使用していません。
MacBook Proを持ち運ぶ時もUAG PLASMAを装着しそのままバッグに放り込んでいます。

iPad ProMacBookProはそもそも別物。これら2機種の重量を比較したところで何の意味もないというご意見もごもっともです。ただ最近のiPadはかなりMacに近づいてきた感があるので敢えて比べてみました。

どうしても重さが気になる場合→他の2018モデル対応ケースをDIY加工してみる

i-Blason iPad Pro 12.9 ケース 2018用
カメラ部分の穴を手加工してみた

UAG SCOUT以外の選択肢ですと、2018モデルに対応した上の写真の製品が販売されていたのですが、2020モデル対応製品は販売されていない様子。
なのでカメラ部分をカッターで切断加工してみました。雑な仕事で仕上がりが恥ずかしい・・・写真を載せられるレベルではないのですが、器用な方はこんな手もあるということで。

【2020.11.20追記】2020年モデル対応製品が発売になっていました。わざわざ加工しなくても大丈夫です。失礼しました。

SCOUTと比較して保護性能は落ちるものの、軽量で使いやすいですくてオススメです。但しSmart Keyboard Folioを取り外す際は保護ケースは取り外さなくてはなりません。

まとめ

UAG SCOUTの使用が向いている場合

  • iPad Proで文字入力することが多い
  • 純正Smart Keyboard Folioが気に入ってる
  • 外に持ち運ぶことが多い
  • ケースの取り外しをあまり億劫に感じない

このSCOUTケースの場合純正Smart Keyboard Folioの装着が前提になっているので、そもそも選ぶユーザーは限られてるはず。結局は純正キーボードを気にいるかどうかでしょうね。

SCOUTケース自体単純な構造のカバー(勿論素材や作りの工夫はされています)なのですが、装着すことにより繊細な扱いが必要なiPad Proがタフなギアに変貌するところが面白いところ。

またiPad Pro本体とSCOUTケースの取り外しは比較的楽なので、家庭でタブレットモード中心で使用する場合はSmart Folioに付け替えて使用しています。

純正 Smart Keyboard Folio のヘビーユーザーには是非お勧めしたいケースです。

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