BLUETTIのポータブル電源選びで、ソロキャンプや撮影用途でどの機種が良いか、ポタ電初心者が検討してみます。
基本的な容量の差もさることながら、EBシリーズとACシリーズの違いも理解出来ず、どの機種を選んだら良いか迷いました。
沢山の機種を比較すると迷いが深まりそうなので、今回は以下の5機種に絞り検討しましょう。
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おおまかなスペックをチェック
まずはスペックの比較から。出力ポートに関してはどの機種も必要なポートを備えているので、ここでは割愛しています。
◾️EBシリーズ
⬇︎ EB3A ¥29,800
容量 : 268.8Wh
定格出力 : 600W
瞬間最大出力:1,200W
重量 : 4.6Kg
充電サイクル数 : 2,500回以上
パススルー充電 : 対応
UPS (簡易): 対応
防水保護構造:——-
保証期間 : 2年保証
拡張バッテリー:B80
◾️ACシリーズ
⬇︎ AC60 ¥99,880
容量 : 403Wh
定格出力 : 600W
瞬間最大出力:1200W
重量 : 9.1kg
充電サイクル数 : 3,000回以上
パススルー充電 : 対応
UPS(簡易) : 対応
防水保護構造:IP65 準拠
保証期間 : 6年保証
拡張バッテリー : B80
※金額はBLUETTI公式サイトの参考価格です。
注意 ポタ電はどのメーカーもセールが開催されることが多いので、その時期の購入がオススメです。
ポタ電初心者にはどうも分かり辛いんだよね。
まずは基本のバッテリー性能からチェックだ。
リン酸鉄系リチウムイオン電池採用
画像引用:BLUETTI公式サイト
BLUETTIの製品を検討する理由に、リン酸鉄系リチウムイオン電池が採用されていることです。
電源は基本的に涼しい場所で使いたいところ。でも昨今の異常気象や真夏の車内など、どうしてもシビアコンディションになってしまう場合がありますよね。
やはり、三元系バッテリーに対し発火の可能性が低い、リン酸鉄系を搭載した機種を選びたいところです。
さてEB・ACシリーズの違いは何ぞ?
EB・ACシリーズの違いは?
ベーシックでお求めやすい価格帯のEBシリーズに対し、ACシリーズは充電サイクル数など基本性能が高められ、価格もそれなりの良いお値段です。
ベーシックでも必要十分な性能を備えたEBシリーズ
中でもコスパ最強、EB3A
EBシリーズ中、最も小型軽量4.6kgのEB3Aは個人的に結構気になるモデル。
定格出力600W(瞬間最大1,200W)とUPS機能搭載で価格は¥29,800円のハイコストパフォーマンスモデルです。
あくまでも簡易UPSにつき、デスクトップPCには不安ですが、ノートPCであれば十分使えそう。落雷等で停電が多い地域なら、常時接続で安心安心。
EB3Aで少々気になるのが、控えめなバッテリー容量(268.8Wh)
自分の用途であれば13inMacBook Air(約60Wh)とカメラを回しながら一晩タイムラプス撮影に挑めるので問題ありませんが、料理や電気毛布など様々な用途に用いるには厳しい容量ですよね。
そんなウィークポイントもりつつ、やはり軽さは正義!4.6Kgなら撮影現場までの持ち運びも楽々。とても魅力的なモデルと言えます。
これはカメラの世界で言う『撒き餌レンズ』と言うか『撒き餌ポタ電』ですな!
EB3Aを検討すると、もっと良い製品が欲しくなってくるんだよね。
キリがねーよな、本当に。
でも良いものはやはり良いのだ。
EB55・EB70Sは容量で安心感アリ、但しUPSは非対応
EB3A | EB55 | EB70S | |
容量 | 268.8Wh | 537Wh | 716Wh |
定格出力 | 600W | 700W | 800W |
瞬間最大出力 | 1,200W | 1400W | 1,400W |
重量 | 4.6Kg | 7.5Kg | 9.7Kg |
UPS (簡易) | 対応 | 非対応 | 非対応 |
コスパ最強な前出EB3A、でも268.8Whのバッテリー容量は正直物足りないです。料理など多目的用途なら、節電意識は必須です。
快適キャンプライフには上位機種のEB55やEB70Sを検討した方が良いでしょう。
中でもEB70Sは容量716Whで、PC、料理、電気毛布など様々な用途に用いることが可能に。
UPSは不要、且つ現地で持ち運びしないのであれば高出力(800W)かつ大容量のEB70Sは1番のおすすめとして挙げられます。
ソロキャンプならEB70Sがベストだ。
電気毛布も朝までぬくぬく使えそう。
ACシリーズ
ACシリーズには、家庭用バックアップ電源としても使えるAC500&B300Sなどの上位機種が存在しますが、ここでは個人用としてAC60とAC180の2機種にのみスポットライトを当てていきます。
AC80とAC180は勿論単体としても使用できますが、拡張バッテリーによって容量を大きく増やすことが可能です。
本格的な災害対策用としても検討出来るね。
充電サイクル数も3000回以上で耐久性に優れているよ。
基本性能の高さも特徴で、EBシリーズの充電サイクル数が2500回以上に対し、AC60・180では3000回以上です。この耐久性が裏付けとなっているのか、保証期間は5〜6年の長期に設定されています。
有料の延長保証ではないのだ。
家電製品にこんなに長い保証期間は無いよね。
AC60とAC180の違い〜防塵防滴ならAC60
これらの2機種で選ぶなら、容量と出力に余裕があるAC180は魅力的です。
我が家もAC180が欲しかったんだよね。
1200Wのドライヤーも余裕で使えるし。
しかしAC180は防塵防滴ではなかった!
重量16kgは重いしね。
結局我が家は防塵防滴を取ってAC60を購入しました。実際は風雨よりも結露の方が怖いので、気休め的な面もあるのですが・・・
撮影メインとしては、AC60を選んで間違いなかったのですが、普段のソロキャンプではAC180やEB70Sの余裕が正直羨ましいです。
まとめ
以上BLUETTI製ポータブル電源の特徴について、簡単ではありますが説明してみました。
あくまでも個人的な結論ですが、ソロキャンプ・撮影用途としてのおすすめじは以下の様になります。
★ EB70Sがお勧めの方
- ポタ電でソロキャンプを快適にしたい
- 防災用の予備電源として
- UPSは必要ない
★ AC60がお勧めの方
- 防塵防滴が必要、UPSにも惹かれる
- 「容量の少さは、遣り繰りででカバーするのさ」的な方
- 増設バッテリーで長時間の運用も検討している
ご家族のことも考えれば、今回紹介していないEB200Pなどの上位機種を検討してみてね。
家庭用バックアップ電源も検討しているなら、AC500&B300Sという凄い製品もあります。高いけど。
ご自身に合ったポータブル電源を選んで頂ければ幸いです。