理想のカメラバッグってなかなか見つからないですよね。
メーカーもデザインも、実用的なものからファッション性の高いものまで多種に渡り見つけるのも選ぶのも大変!
本記事ではガッツリ撮影派でもタウンユース、普段使い、旅行等で(何とか)使えるカメラリュックをわたくしの個人的な趣味目線でご紹介していきます。
今回ピックアップするバッグのポイントをまずまとめておきます。
- 普段使い・旅行にも使えるカメラリュック(カメラバックパック)
- カメラ+交換レンズ数本・ドローンなど多めの機材を持ち運べる
- カメラリュック選びのポイント
- おすすめカメラリュック10選
- ベンチマーク的存在かも Lowepro プロタクティック BP450AW II バックパック
- バックパックの定番 Manfrotto Manhattanムーバー50 バックパック
- 大人気カメラリュック PeakDesign エブリデイ バックパック 30L
- よく考えられているバッグ Endurance(エンデュランス) KNP2
- Thule スーリー Covert DSLR Rolltop Backpack
- 個人的に愛用 Incase DSLR Pro Pack
- Boundary Supply Errant Pack
- ストリートではイチオシ Chrome(クローム)ニコ カメラ バックパック
- ストリート〜バックカントリー BURTON(バートン) バックパック F-STOP PACK
- トラディショナルな趣 ZKIN ジーキン Z4536 RAW Yowie
カメラリュック選びのポイント
移動時間が多めならリュックの方が◎
個人的な感想ですが、バックパックを背負っての撮影は何かと不便なこともあるんですよね。
例えば、レンズ交換時の機材の取り出しなどは、ショルダーバッグタイプの方が断然使いやすいです。
それでもカメラリュックを使う理由は、撮影時間より移動時間の方が断然長いから。
長時間身につけていると、バックアップタイプの方が疲労感は確実に少ないんですよね。
容量は20L・重さは2kgあたりを目安に
バッグ容量が20L以上あれば、かなりの機材を収納することが可能です。
上の画像はIncase DSLR Pro Packで、スペック上のバッグ容量は約26L。
勿論容量はバッグ全体でのものなので、あくまでも参考なのですが、かなりの機材が収納可能です。
これらの数字に根拠がある訳では無いのですが、経験上バッグの重さが2kgを超えると結構しんどいんですよね。
重いバッグは積載量や機材保護能力が優れている場合が多いので、これだけでバッグの優劣が決まるものでもないのですが、重いのが苦手な方は一つの目安にすると良いと思います。
但し重いバッグでも、正しく背負えば体の負担がかなり減ることも有るので、機会があれば背負ってみることをおすすめします。
機材にアクセスしやすい構造
ショルダーバッグと異なり、一般的にリュックは機材の出し入れが不便。特にポイントアウトシュートを得意とするフォトグラファーにとっては、バッグからいかに早く機材を取り出せるかは重要ですよね。
最近のカメラリュックは機材にフルアクセスできる部分の他にトップやサイドから簡単にアクセスできる構造になっているものが多くなっています。使いやすさに一番直結してくる機能なので、自分の用途にマッチしているか事前によく検討した方が良いでしょう。
ウェストベルトの効果はかなり高い!
登山用バックパックにはウェストベルトが装備されているものが多いですが、タウン用途では意外と少ないんですよね。
ウェストベルトが有ると無いとでは大違いで、機材が増えるほど体にかかる負担は大きく異なります。
荷重が分散され、肩への負担が大きく軽減されるので、使えばその効果を体感できるはず。
荷物が重いほど有り難みを感じるウェストベルトですが、軽く背負いたい場合などは邪魔になることも。この辺は自分の機材の総重量に合わせ、必要か検討した方が良いでしょう。
個人差が有るので明確な基準はありませんが、大三元クラスのレンズとPCを持ち歩く方はウェストベルトが装備されたリュックを検討した方が良いと思います。
✳︎手にした経験の有るバッグのみ『おすすめポイント』と『注意点』を記載していますのでご了承下さい
おすすめカメラリュック10選
ベンチマーク的存在かも Lowepro プロタクティック BP450AW II バックパック
✳︎サムネイル画像にポインタを当てると拡大画像が表示されます。
・サイズ 52 x 36 x D22 cm ・重量 2.84 kg ・容量 25 L
BP450AW II 、普段使いの観点からは若干外れそうですが、周囲のカメラ仲間では結構愛用者が多いんですよね。
私は使用したことがないのですが、実際見てみると、とても機能的な構造でカメラ用バッグパックとしてのベンチマーク的な立ち位置になると思いまず上げてみました。
バックパックとしての基本を高いレベルで抑えつつ、カメラマンの要望をほぼ満たしたすごいバッグなのです。ガチで撮影するならBP450AW IIは間違いのない選択になるでしょう。
このバッグを選ぶ際の注意点は重量が重いことと、海外に行くと機材を沢山持ち歩いている人に思われることでしょうか。重量に関しては堅牢性とトレードオフなので致し方ない点でもあるのですが。
バックパックの定番 Manfrotto Manhattanムーバー50 バックパック
・サイズ 50 x 32 x D20 cm ・重量 1.58 kg
こちらもカメラバックパックの定番的存在だと勝手に思っています。
大型カメラ店では在庫があることも多いので、目にしたことがある方も多いはず。
大人気カメラリュック PeakDesign エブリデイ バックパック 30L
・サイズ 48 x 33 x D27 cm ・重量 2.11kg ・容量 22L – 30L
PeakDesign (ピークデザイン)は街中で見かけることも多く、かなり支持されているバックパックです。
大きな特徴はバッグサイドからのアクセスがメインで、バックを地面に下ろすことなく楽に機材を取り出せる構造になっていること。
カメラバッグとは思えないスタイリッシュなデザインなので、カメラバッグ独特の恥ずかしさが感じられないのは素晴らしいですね。(そもそもカメラバッグが恥ずかしと思う発想自体がいけないのですが・・・)
ひとまわり小さな20Lタイプも有り
・サイズ 46 x 33 x D21 cm ・重量 2.01 kg ・容量 約17L – 20L
日帰りでの撮影やデイリーユースでは20Lの方が向いている場合も。サイズ選べるのは嬉しいですね。
よく考えられているバッグ Endurance(エンデュランス) KNP2
・サイズ 51(max 69) x 30 x D22.5 cm ・重量 1.98 kg ・容量 約18L(最大約22L)
studio9の中原 一雄氏が監修されたバッグで、細部まで使いやすさにとことんこだわったバッグです。
2気室構造でバッグのサイド側からもカメラが取り出せる構造になっています。
まだ手に取ったことがないのですが、一度使ってみたいと思っているバッグです。
Thule スーリー Covert DSLR Rolltop Backpack
・サイズ 54 x 45 x D20 cm ・重量 2.26 kg
北欧スェーデン発のブランドThule(スーリー)、車のルーフキャリアでお馴染みですが、バッグのラインナップも豊富。
ソリッドなデザインでカメラ以外のデイリーユースや通勤にも十分対応出来そうです。
前出で紹介したEndurance KNP2と同様2気室タイプですが、収納力が若干タイトな印象がします。
また2.26kgと重めのバッグなので、機材が重い場合は覚悟が必要になります。
個人的に愛用 Incase DSLR Pro Pack
・サイズ 52.07 x 30.48 x D16.51 cm ・重量 約1.36 kg ・容量 約26 L
わたしが一番使用頻度の高いバッグがこちら。
オーソドクスな形状で収納力の高さが特徴で、[カメラ+大三元レンズクラス+ストロボ]の収納が可能です。全面のポケットには15inのPC+タブレットも入いる構造です。
カジュアルで軽量な一方、パッドは若干薄めなのが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、持ち出す機会が一番多いバッグになっています。
Incase DSLR Pro Packの詳細は別記事をご覧ください。
Boundary Supply Errant Pack
こちらはアメリカのブランドBoundary Supplyのバックパック。
国内ではクラウドファンディングで取り扱われることが多いメーカーですが、本家のUSサイトから直接オーダーすることも可能です。
カメラ専用バッグではありませんが、別売モジュールのカメラケースを取り付けることによりカメラバッグ化することが可能です。
なんと言ってもちょっと硬派なデザインが秀逸!日本国内でのユーザーはまだ少ないので気になる方はチェックしてみてくださいね。本製品ではありませんが、最近Boundary Supplyのダッフルバッグを入手しました。詳しくはこちらをご覧ください。
ストリートではイチオシ Chrome(クローム)ニコ カメラ バックパック
・サイズ 50 x 25 x D18 cm ・重量 1.63.kg ・容量 約23L
こちらは前モデルNIKO PACKの改良バージョン。ブラックカラーがドハマりのストリート系デザインのカメラリュックです。以前のNIKO PACKを使用していましたが、街中はほぼこのバッグを背負って撮影していました。
残念ながらショルダー部が壊れてしまい、現在使用していませんが、改良バージョンNIKO CAMERA BACKPACK(ニコ カメラ バックパック)もいずれ使用してみたいですね。
自転車や街中での使用がメインの方には特におすすめです。
ストリート〜バックカントリー BURTON(バートン) バックパック F-STOP PACK
・サイズ 65 x 30.5 x 19 cm ・重量 約2.3kg ・容量 約28L
こちらのバックパック、実は未だ実物を目にしたことが無いのですが、気になったのでピックアップしてみました。
機材の収納力もなかなか有りそうで、アクティブに動く方に特に向いていると思います。
重量は2.3kgとそこそこ有りますが、ショルダーストラップ類の作りもしっかりしてそうなので、正しく担げば快適そう。
トラディショナルな趣 ZKIN ジーキン Z4536 RAW Yowie
・サイズ 46 x 35 x D31.5 cm ・重量 約1.73 kg
こちらは今まで紹介したバッグとは少々異なる路線で、クラシカルで伝統的な雰囲気が感じられます。
両サイドに収納部が配置されており、[カメラ+F4小三元レンズ3本+ストロボ]の様な機材で撮影する場合に向いていると思います。底面に防水カバーも装備されているので突然の雨にも安心です。
個人的には『フィルムカメラを持って小旅行に出てみたい』と思わせてくれるバッグです。
番外編
ダークホース Nikon スマートカメラリュックⅡ SCR2
サイズ 約47 × 30.5 × D19 cm ・重量約 1.3kg
「意外」と言っては失礼なのかもしれませんが、Nikon(ニコン)は昔からバッグなど周辺機材が充実させているメーカーなのです。バッグに関しても熱心で、今までMILLET(ミレー)やPORTER(ポーター)とのコラボバッグを生み出しています。
今回ご紹介するのは純Nikonブランドのカメラバックパックなのですが、これが中々侮れない造りになっています。
D780+AF-SVR80-400mmが収納可能なので、野鳥や航空機なの特殊な撮影でなければ十分対応出来る収納力です。小物入れ等のレイアウトもカメラメーカーならではの配慮で使いやすく、かなりのダークホース的存在と言えるでしょう。
まとめ
以上ガッツリ撮影派だけど、カメラバッグには見えない(見え辛い)カメラリュックを独断と偏見でまとめてみました。どんなにカメラ付きの素性を隠そうとしても、大体はバレるのですが・・・自分自身のスタイルも大事ですからね。
やはり一番のオススメはPeakDesign エブリデイ バックパック
ベタな結論になりますが、やはり1番のオススメはPeakDesignのエブリデイバックパックシリーズです。カメラ・ドローン・スタビライザー・16インチ MacBook Proとイマドキの映像制作にもとてマッチしています。
本記事でご紹介したバッグはあくまでも一例。カメラバッグに対する理想は人それぞれなので、出来れば一度実物を見て購入することをオススメします。
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