Adobe(アドビ)Lightroom(ライトルーム)のプランの選び方についてまとめてみました。
Adobe Creative Cloud(アドビ・クリエイティブ・クラウド)で使用出来るアプリの種類は多岐に渡るので、本記事ではスチル写真(静止画)のRAW現像・画像編集がメインの方にとってベストな選択を考えていきます。
- Lightroomの使用にあたり、一番有った契約プランの選び方
- 写真(静止画)が趣味の個人ユーザー向け
Adobe Creative Cloudとは?
まずAdobe Creative Cloud(Adobe CCと表示されることも)について超簡単に触れておきます。
Adobe Creative Cloudには20以上の様々な種類のアプリの集合体
- 写真編集に〜Photoshop・Lightroom
- 映像編集に〜Premier Pro
- イラスト・アニメーション制作に〜Photoshop・Illustrator・After Effects
Adobe Creative Cloudには、写真・動画・イラスト・パブリッシュ用途など様々なアプリが含まれています。上記に挙げたソフトはごく一部に過ぎず、他にもプロフェッショナルの制作現場で使用されているアプリが沢山存在します。
プランの選び方
趣味レベルでは使い切ることが出来ないほどのアプリを誇るAdobe Creative Cloudですが、写真が趣味で、RAW現像・画像編集・管理がメインであればLightroom(Classic)とPhotoshopの2アプリでほぼ事足ります。
コンプリートプラン・単体プラン・フォトプラン 〜 写真系はフォトプランから選択すればOK
- Creative Cloudコンプリートプラン 〜 20種類以上のアプリが使用出来る
- 単体プラン 〜 使いたいアプリを任意で選択可能
- フォトプラン 〜 Lightroom・Lightroom Classic・Photoshop各種アプリの組み合わせから選択
Adobe Creative Cloudは、『コンプリートプラン』・『単体プラン』・『フォトプラン』の中から選択しますが、LightroomとPhotoshopの使用がメインであればフォトプランの中からの選択でOKです。
フォトプランの中でベストな選択は?
フォトプラン内には以下の3つの選択肢が有るのですが、これがまた悩ましい・・・(苦笑)。
プランをざっくりと要約すると、フォトプラン(20GB)/(1TB)では、Lightroom(Classicを含む)とPhotoshopの両アプリが使用出来て、後はストレージ容量の違い。
一方のLightroomプラン(1TB)はLightroom単体だけ使用したい場合に選択することになります。
フォトプラン (20GB) | フォトプラン (1TB) | Lightroomプラン (1TB) | |
---|---|---|---|
Lightroom ※1 | ◯ | ◯ | ◯ |
Lightroom Classic (デスクトップ)※2 | ◯ | ◯ | × |
Photoshop (デスクトップ) | ◯ | ◯ | × |
Photoshop (iPad) | ◯ | ◯ | × |
☁︎クラウドストレージ | 20GB | 1TB | 1TB |
個人的なお勧め度 | No.2 | No.1 | No.3 |
※1Lightroom:クラウドベースでPC・iPadなど様々なデバイスで使用できる
※2Lightroom Classic:デスクトップベースでPCやMacでの使用
これらのアプリの違いについては以下の記事もご覧ください。
デスクトップでもiPadでも快適に使いたい〜「フォトプラン(1TB)」が一番おおすすめ
一番使い勝手の良いのはフォトプラン(1TB)です。
価格が一番高いプラン(¥2,178/月)が良いのが当たり前とも言えますが。
Lightroomをフル活用したいのならフォトプラン(1TB)がベスト
フォトプランには(20GB)での契約プランも有りますが、iPadでLightroomの使用頻度が多いのであれば(1TB)契約がおすすめです。
実は私、最初は(20GB)プランで契約していました。
Lightroom Classicだけの使用では特に問題ないのですが、Lightroomも本格的に使用すると20GBのストレージはあっという間に枯渇状態に・・・結局クラウドストレージを1TBアップグレードしました。
Adobeクラウドストレージのアップグレードについては以下の記事をもご覧ください。
デスクトップがメインであれば「フォトプラン(20GB)」で十分
デスクトップ環境でLightroom Classicでの作業がメインであれば、フォトプラン(20GB)で十分です。
勿論Lightroomも(クラウドストレージ20GBの壁を気にしながらですが)使用可能です。
初めてサブスク契約する場合もフォトプラン(20GB)がおすすめ
これからLightroomを使用するか迷っている場合、まずは(20GB)での契約がおすすめ。
出費を抑えられるのも勿論ですが、やはりPhotoshopが使用出来るのは大きいです。
Photoshopの必要性については後に触れていきます。
Lightroomだけを使いたい 〜「Lightroomプラン(1TB)」
Lightroom ClassicもPhotoshopも必要なく、Lightroomだけ使用できればOK。
つまりLightroomの使用目的がはっきりしている方はLightroomプラン(1TB)がベストです。
リリース当初は機能が限られていたiPad用Lightroomですが、意外にも(失礼!)着実にアップグレードされて最近は十分使えるレベルに達しています。
写真展用など、本格的な作品作りには不向きですが、外出先での画像選択や、インスタ投稿用でのRAW現像〜画像編集であれば十分使用可能です。
Photoshop(フォトショップ)・コンプリートプランは必要か?
挑戦してみたいPhotoshop
Capture OneやSILKYPIXなどRAW現像・画像編集ソフトの選択肢は他にも有りますので、やはり自分の用途に会ったアプリを選ぶのが一番。特にLightroomにこだわる必要もなく、好みのアプリを選択した方が良いでしょう。
数あるアプリの中からLightroomを選択するメリットとしては、Photoshopも合わせて使用出来ることが挙げられます。
Lightroom Classicの機能は強力にアップグレードされており、写真展での作品作りにも十分対応可能です。
ただPhotoshopを使用すると画像編集の幅がかなり広がりますし、趣味以外での仕事や実生活に役立つことがはかなり多いんですよね。
ちょっと敷居が高いイメージのあるPhotoshopですが、最近はネットの説明動画も豊富にあるので、必要な機能に絞っての使用など、自力での使用も十分可能です。
コンプリートプランが必要になる場合も・・・
趣味のRAW現像・画像編集であればフォトプランで十分。
しかしここが上手くできているところで、映像制作にはPremiere Pro、イラスト制作にはIllustratorと、徐々に使いたいアプリが増えてくるんですよね・・・これはとても怖いです。
3つ以上のアプリを使用するのならCreative Cloudコンプリートプランがお得とAdobeさまは仰せなのですが、通常価格6,248円(キャンペーン価格等での割引あり)は法人や青色申告事業主ではない個人の出費としては結構高額です。
勿論、やる気の問題と必要なら使用するしかないのですが、動画編集はFinal Cut Pro X(Mac版しか無いのが残念)などの買切りアプリでの対応も検討して良いでしょう。
まとめ
以上Adobe Creative Cloud フォトプランの選び方について書いてきました。
- フォトプラン(20GB) ➡︎➡︎➡︎ デスクトップ環境メイン+コストを抑えたい
- フォトプラン( 1TB)➡︎➡︎➡︎ デスクトップ環境メイン+クラウドストレージを活用した効率的な作業環境
- Lightroomプラン(1TB)➡︎➡︎➡︎ Lightroom ClassicとPhotoshopは必要ナシ+クラウドストレージを活用した効率的な作業環境
現在は実質サブスクリプション契約のみになってしまったAdobe CC。
買切り式と比較するとコスト高になるのは事実ですが、フォトプランに関しては十分価格に見合う価値は有ると思います。
どんなアプリも使い勝手に関しては好みがあるので、まずは無料体験期間(7日しかないけど)も活用した検討をおすすめします。
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