今回はHP ヒューレット・パッカードのポータブルSSD P500に付いてのお話を。
普段持ち歩き用外付けストレージとしてCostoco(コストコ)で購入したP500ですが、ベンチマークと合わせてレビューして行きます。
たまに安売りされているSSD P500
外出時の静止画像専用ストレージが欲しいと思っていた矢先、コストコで特売されていたHPのSSD P500。
手のひらサイズで携帯性も良さげ、また外で使用するならHDよりも衝撃に強いSSDをこの機会に!?・・・ということで早速カートに投入しちゃいました。
購入時の金額は通常販売価格7,880円から1,000円値引きの6,880円※でした。市中の最安値よりちょっとだけお得な感じですかね。
※価格や値引き額は変更になっている場合が多いので要注意
スペック〜USB3.1 Gen 2の表示に釣られる・・・
パッケージ裏面の商品説明では、データ転送が速いことがわかりやすく説明されています。
またPS4のゲームで使用した際のスピードも記載されていました。
私はPS4は持っていないので参考まで。
USB3.1 Gen 2 は結局 USB3.1 という理解で良いのか・・・?
USBの規格ってややこしいですよね。
USBのバージョンについて一旦は理解(したつもり)しても、店頭のパッケージを見ると毎回混乱する私の頭・・・
実際はUSB3.1 Gen 2は以前の規格であるUSB3.1と同じなので、転送速度は理論値10Gbpsと言うことになります。
(USB 3.1 Gen 1の転送速度の理論値は5Gbps”625MB/s”)
※USBの規格については説明すると大変なので気になる方は検索してみてくださいね(適当でスミマセン。)
なので理論値である転送速度10Gbps(1,250MB/s)にどれだけの速度が出るかAmorphousDiskMark3.1で計測してみましょう。
ちなみにP500はType-A to Cの変換ケーブル付属しているのですが、Type-C変換コネクタがMac側に挿入出来かった(成形がおかしい?)ので、市販のUSB Type-Cケーブルを使用しました。
M1ProとM1で計測してみたところ、以下の様な結果に。
画像はM1 Pro・M1の順になっています。
P500は読み込みで約300〜330MB/s程度でした。
私が購入した個体では理論値スピードの10Gbps(1,250MB/s)に対して約1/3の転送速度でした。
ベンチの結果は個体差も有るのであくまでも参考としてご覧ください。
この程度のスピードであれば2400万画素クラスのRAWデータであればLightroom Classicの現像モジュールでサクサク閲覧出来る感じです。6000万画素RAWデータだとちょっともたつきがありますが個人的には問題ないレベルかなと。
因みにP500のメーカースペックはシーケンシャル読み取り370MB/sなので、ほぼスペックに沿った個体と言えます。
SanDisk Extreme SSDで計測
比較のため、同じケーブルを用いて別のポータブルSSDを測定してみます。
ここで用いるのはサンディスク SANDISK
SDSSDE80-1T00-J25 (サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD 1TB)
インターフェースはP500と同様USB 3.1(Gen 2)で、メーカースペックの最大読出し速度は 1050MB/秒です。
測定結果は、以下の画像になります。
こちらはかなり優秀で、読み込み900MB/s弱出ているので大容量ファイルもストレス無く扱えます。
※最近の製品はUSB規格がUSB3.2 Gen2の表記に変わっていますが、メーカースペック上の転送速度は読出最大1050MB/sです。
重さは劇軽46g
P500は兎に角小さいのが特徴で、自宅のキッチンスケールでで測った重さは46gでした。
質感に関してはギラツキ感の有るシルバーで高級感はありませんが、実用品なので特に問題ナシ。
参考までSANDISK エクストリーム プロ ポータブルSSD 1TBの重さは77gでした。
まとめ
以上HPのポータブルSSD P500のレビューでした。
パッケージに大々的に表記されている転送速度をそのまま期待すると少々がっかりしてしまうのも事実ですが、あくまでも理論値であること、また価格もかなり安いことを納得出来れば、小型軽量で使い勝手の良い外付けSSDです。
私の場合は外出先での画像データの保存にP500を使用し、戻ったらメインにドライブに移動する使い方です。動画編集や高画素データを扱う場合はより高速転送タイプのSSDを使用した方が良いと思います。
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