写真メインで M1搭載Air・ProどっちのMacBookを選ぶ?

PC関連備忘録

2021年10月〜MacBookシリーズの全てにApple シリコンM1が搭載されました。

従前からのIntel プロセッサからApple シリコンへ完全移行した訳ですが、そろそろ新型に買い替えを検討されている方も多いかもしれませんね。

どのMacBookを選ぶのがベストか???用途は人様々なので結論を出すのは正直難題です。

本記事では全てのユーザーにベストな選択という訳ではなく、写真管理・RAW現像・画像編集メインの方にとってベストなMacBook選びをお手伝いできればと思います。

記事のポイント
  • RAW現像・レタッチに最適なMacBookを考えていきます。
  • 写真を趣味としている方向けの記事です。

Apple M1 搭載 MacBook シリーズは正直オススメ!

のっけから本記事の趣旨からちょっと脱線しますが・・・

もしも現在Intel Macをお使いなら、Apple シリコンM1搭載モデルへの買い替えは正直おすすめです!

勿論、”使用アプリの互換性等の問題が無ければ” が大前提ですが、個人的には今までのPCの買い替えで最も大きな進化を感じたのが 13インチ MacBook Pro(2016) から MacBook Air M1(2020) への機材更新でした。

にっこりねこ
にっこりねこ

MacBook Air M1(2020)のここにビックリ!

  • ボディがとにかく熱くならない
  • バッテリーの持ちが驚異的に良くなった

以前使用していた MacBook Pro(2016) は Core i7プロセッサタイプ、Lightroom ClassicでのRAW現像だけでかなり息苦しそうでした。当時は「これが普通」と思っていたのですが、M1 MacBook Airはほぼ涼しい顔で楽々作業をこなしてくれます。

バッテリーの持ちも驚異的。
MacBook Pro(2016) でのLightroomやPhotoshopの使用は3時間程度が精一杯だったのに対し、M1では倍以上の作業時間を確保出来てしまいます。

MacBookシリーズ3機種で検討してみる

私の場合、外出時は MacBook Air か iPad のどちらかを必ず持ち出しています。

沢山のSDカードを携帯するよりも、その日の内に宿でMacにデータ保存し、Amazonフォト等のクラウドストレージに必要な画像を随時バックアップしていた方が後々楽なんですよね。

ここではMacを外出先で使用することも前提に、

  1. MacBook Air(2020)
  2. 13インチMacBook Pro(2020)
  3. 14インチMacBook Pro (2021)

の3機種を比較していきます。

3機種を簡単に比較してみる

今回の比較はベースグレードではなく、写真用途で個人的オススメ構成(メモリを16GB、ストレージを1TBに統一)のCTOモデルで行います。

MacBook Air13インチMacBook Pro14インチMacBook Pro
チップApple M1Apple M1Apple M1PRO
チップ構成8コアCPU、8コアGPU
16コアNeural Engine
8コアCPU、8コアGPU
16コアNeural Engine
8コアCPU、14コアGPU
16コアNeural Engine
メモリ16GB16GB16GB
ストレージ1TB SSD1TB SSD1TB SSD
ディスプレイRetina IPS方式Retina IPS方式Liquid Retina XDR
画面サイズ13.3インチ13.3インチ14.2インチ
ピクセル2,560 x 1,6002,560 x 1,6003,024 x 1,964
輝度400ニト500ニト1,000ニト
バッテリー18時間20時間17時間
重量1.29 kg1.4 kg1.6 kg
186,780円(税込)214,280円(税込)261,800円(税込)
13インチMacBook Proは2020年モデル、14インチMacBook Proは2021年モデル
全てカスタムオーダー(CTO)モデルでの比較です。

チップ性能〜写真ならノーマルM1で十分

MacBook Air(2020)を使い始めてから一年弱、正直のチップの処理能力面で困ったこは・・・まずありません。

Lightroom Classicで6100万画素のRAWデータ現像でも問題なくこなせます。
導入当初は Photoshop の不具合も若干有りましたが、最近は快適に使用できています。

前任の MacBook Pro(2016) は常にファンが回りっ放で常にアツいマシーンでしたが、MacBook Air(2020)ではファンレスでも筐体が常にクールな状態。

実際、熱は感じますが、ほんのり暖かく感じる程度で、熱いと感じたことは未だナシ。
マシーンの熱での不安は全く無くなったと言って良いでしょう。
この辺は凄い進化で正直びっくりです。

にっこりねこ
にっこりねこ

MacBook Air(2020)は保護ケースを装着しても全く問題なし!
以前のMacBook Pro(2016)では放熱が不安になることもあったからね。

発熱の少ないM1チップモデルは保護ケースを装着しても安心感あり(写真はMacBook AirにTech21 Evo Tint Caseを付けた状態)

PRO・MAXは確かに凄そう・・・やはりノーマルM1で十分

2021年になって迷うのが M1 PRO と MAX の存在です。

最近仕事での据え置き用として 16インチMacBook Pro(チップはPRO)を導入したのですが、ノーマルM1と比較して、静止画メインでM1PROの凄さを実感することは今のとこと無いんですよね・・・
タイムラプス動画の制作程度であれば全く問題無しです。

という訳でチップ性能に関しては、ノーマルM1チップ搭載の MacBook Air(2020)で十分という結論に。

にっこりブヒ
にっこりブヒ

普通にカメラを趣味にしている人にとってはノーマルM1チップ搭載モデルで十分だね。

試しに Lightroom Classic でα7RⅣの6100万画素のRAWファイル100枚をJPEGに現像したところ以下の様な結果に。尚、一枚あたりのデータの大きさは123MBほどです。

RAW➡︎JPEG(画質100)100枚を内蔵SSDに書き出し
  • MacBook Air ( M1 ) ➡︎  03:50
  • 16in MacBook Pro ( M1 Pro ) ➡︎  02:40

やはりM1 PRO搭載の MacBook Pro は 02:40と早いのですが、ノーマルM1の MacBook Air の方も03:50となかなか健闘していると言えます。

私の場合100枚まとめての書き出しははまず無いので、ノーマルM1でストレスを感じることはありません。

またPhotoshopでのレタッチに於いて、色の補正は勿論こと、各種フィルター処理もスムーズに行えています。

但し、今後4K〜8K動画の編集を本格的に行いたい方や、中判フォーマット等での1億画素級(使ったことないけど想像)、ピクセルシフトマルチ撮影での大画素データを扱いたい方は Apple M1 PRO/MAX 搭載モデルを選択した方が良いのではないかと想像します。

大画素の使い勝手に関しては今後追記していきたいと思います。

13インチ MacBook Pro(2020) はどうか?

ここで気になるのが同じノーマルM1チップ搭載の13インチ MacBook Pro の存在。

私も購入時にちょっと悩んだのですが、今では MacBook Air(2020)を選んで良かったと思っています。

両者の主な違いは以下の4つ程です(音質は考慮していません)。

  1. ファンの有無
  2. タッチバーの有無
  3. ディスプレイの輝度
  4. バッテリーの持続時間
  5. 重量・サイズ

本来であればファンの有無はとても重要な要素ですが、ファンレスの MacBook Air でも十分な作業が行えるんですよね。

また廃止を歓迎する声が多い、何とも気の毒な タッチバー ですが、Final Cut Proで動画作成時など特定の環境下では便利だったも事実。もしこれが必要なら問答無用で 13インチMacBook Pro に逝くしかないでしょう。

その他気になるのがディスプレイの輝度。
MacBook Air の 400ニト でも画像データは十分扱えます。但し日中の屋外や、屋内の明るい照明下では高輝度ディスプレイが役に立つことも有るので、ご自身の使用環境に応じて検討した方が良いでしょう。

バッテリー〜MacBook Air・Proどちらを選んでも1日使える

バッテリーの持ち時間に関しては13インチMacBook Proが優れていますが、実用面では6時間程度持ってくれれば十分なのでAirでも特に問題を感じていません。

また電源アダプターが 30W か 61W の違いもあります。

30W USB-C電源アダプタ

13インチ MacBook Proのアダプタは61Wタイプ。
携帯性ではやはり30WのAIRの方が優れています。

ちなみに私、外出時の電源アダプタには Anker PowerPort Atom III を使用しています。
Type-Cで30Wの電源供給が可能なのに加え、通常の USB Type-A ポートも備えているのでスマホ充電も同時に出来て便利!常にバッグの中に入れています。

ディスプレの差は外部ディスプレイで補うのもアリ

作品をプリント出力される方は、安いAirを購入し、差額をカラーマネージメント対応のモニターの購入費に回すという手もあります。

厳密な色調整が必要な際は外付けモニターがあると出力はかなり楽になります。

またType-Cで接続出来るモニターは使い勝手が良いです。
但しモニターを使う場合はファン搭載の 13インチMacBook Pro の方が良いかもしれません。

Apple M1 PRO・MAX 搭載機と比較すると・・・?

14・16インチ MacBook ProではSDカードスロットとHDMIポートが備わるのが嬉しい
なんだかんだ言って新しいものは良い

ここまでMacBook Air(2020)推しの文章を散々書いてきましたが・・・

携帯性と資金面の問題がなければM1PRO・MAX搭載14・16インチMacBook Proの方が良いです

なんと言ってもSDカードスロットの搭載と、左右両側にUSBポートが装備されているのはAirと13インチMacBook Airには無いメリット。これらが有ると無しとでは大違いです・・・

MacBook AirはUSBポートが片側に2つのみ。

充電しながら使用すると、残るポートは1つだけなので何かと不便。
またビジネスホテルの狭いデスクで、短いケーブルしかない時には取り回しで泣きたくなります。

また M1PRO・MAX の回路にはメディアエンジンが装備されているので、動画のエンコードに関してはこちらが上。
動画をガンガン作成するなら 14・16インチ MacBook Pro を選択した方がベターです。

Liquid Retina XDRディスプレイはやはり美しい

14インチの Liquid Retina XDR で表示される世界は眩いほどの美しさ(大袈裟か)です。

私はいつもノングレア液晶保護シートを装着するのですが、16インチMacBook Proではその特徴を活かすべく高光沢タイプ貼り付けてあげましたが・・・・後悔しています(慣れの問題もあるのですが)。

ちょっとした動画編集や映画鑑賞には良いのですが、長時間まともにディスプレイと向き合うと、結構目が疲れます。

よってLiquid Retina XDRでは、半分以下の明るさで使用することが殆どなんですよね。
(でも明るい画面が好きな方は Liquid Retina XDR はきっと満足すると思います。)

結論:写真用途ではMacBook Air(2020)がベター

様々な誘惑が存在するMacBook選びですが、趣味レベルの普通のフォトグラファー用途ではMacBook Air(2020) が実用的でベストバランスという判断に至りました。

但し『SDカードスロット非搭載』・『USBポートが片側2つ』の2点についてはどうしても我慢が必要なんですけどね。

まとめ

にっこりねこ
にっこりねこ

趣味の写真が中心だったらMacBook Air(2020)がベストバランスだね!

ありきたりですが、それぞれのオススメのMacBookをまとめるとこんな感じでしょうか。

  • MacBook Air
    • 写真がメインで外出先にも持っていきたい
  • 13インチ MacBook Pro
    • タッチバーが必要
    • バッテリーが長持ち
    • 動画編集も行う
  • 14インチ MacBook Pro
    • 予算に余裕がある
    • 動画作成の比率が高い
    • 高度・高負荷作業を行う予定がある
  • 16インチ MacBook Pro
    • 自宅や職場で据え置き
    • 使いやすさ・生産性重視

今回は私の独断と偏見でCTOモデルで比較しましたが、MacBook Air(2020)186,780円(税込)に対して14インチMacBook Proは261,800円(税込)になり、その差約70,000円と結構大きいんですよね。

なんだかんだ言ってPRO・MAX搭載機は素晴らしいと思います。
しかし写真作業がメインであれば、70,000円の差額で、外部ディスプレイ等の周辺機器やレンズ購入の足しにするのも手なので、その辺のバランスも考えて選択すれば良いのではと思った次第です。

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