Godox ワイヤレストランスミッター X3の簡単なレビューと使い方について記します。ストロボ側の設定から、取り敢えずX3でワイヤレス発光が出来るまでが今回の目標です。本記事では富士フィルム用(X-3F)を主に用いますが、SONYなど他のメーカーでも使い方は大体同じです。
最近のGodox製品は日本語の取説が付属していますので、もしそちらで分からない場合の参考にしていただければ幸いです。
- ワイヤレスコマンダー Godox X3の使用方法
- スピードライト Godox TT600等を使用しながら解説
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従来のXproと比較すると内蔵バッテリー搭載のX3は驚く程に小型化しています。最低限の物理ボタンとタッチパネルメインの操作体系ですが、パネルの反応もよく思いの他使いやすいのです。
タッチパネル式で革新的!
何より小型軽量化が嬉しい❤️
タッチパネルの反応も良く、使いやすかった!
さて肝心の操作方法に移ります。
各部の説明
Godoxのコマンダーに慣れている方なら、取説が無くても感覚的に理解できると思います。
▲ 今でのコマンダーの大きさは何だったんだ・・・とにかく小さい。
▲ タッチパネルが売りのX3ですが、最低限の物理ボタンも備わるので、こちらも併用しながら操作することが多いです。
「M / 電源ボタン」のMの正確な意味が分からない(私だけかもしれません)のですが、「メニュ」か「メイン画面」の意味でしょうか。
「選択ダイヤル」と「フラッシュテストボタン」を同時押しでシステムリセットが可能です。
▲ タッチパネルは高精細で見やすく、動作も滑らか。
使い方
X3とストロボの接続を確立するまでの操作方法になります。
- 1ストロボの設定
- グループ設定
- チャンネル設定
- ID設定
- スレーブモードに設定
- 2X3の基本設定
- グループ設定
- チャンネル設定/ID設定
- 3X3のカスタム設定レガシーホットシューモード
- レガシーホットシューモード
- STEP
- TCM
ストロボの設定
▲ (参考)今回のセッティング例
必須ではありませんが、事前にストロボ側の設定を済ませておくと、コマンダー側の設定が楽です。照明機材の台数が多いと、どの機材を使用しているのか判別出来なくなるので、パーマセルテープで備忘録的に設定を書き留めています。見られると恥ずかしいですが・・・
- グループ設定・・・・・今回はTT600➡︎A・TT685s➡︎Bの2グループを使用
- チャンネル設定・・・・今回は両方ともCH4に設定
- ID設定※・・・・・・・・TT600はそのまま、TT685はOFFに設定
- スレーブモード
※ TT600にはID設定機能がありません。本記事ではID”OFF”で話を進めます。
X3の基本設定
では電源を入れて始めましょう!以下の設定を済ませておけば、とりあえず発光するはずです。
グループ設定
現状グループが未設定の状態です。
グループ数はA〜Eの5、0〜10の11、合計16グループが設定可能。
GrA〜EはTTL/Mモード
GrF〜9はMモードのみ
今回は2つのグループを設定します。
①使用するグループを設定:今回はA Bを設定
②右にスワイプすると、使用するグループの一覧が表示される(下画像参照)
「複数グループ表示」の状態
下の部分で、全グループまとめて光量変更が可能。これは便利!
各グループを選択すると、シングルグループ表示になります(下画像参照)
「シングルグループ表示」のGrAの状態
上下にスワイプすることでグループ変更が行えます。GrBを表示するなら、下から上方向にスワイプでOK。
TTLモードに変更出来ないのは何故?
普通は”M”の表示部分でモード変更が可能ですが、ここではグレーアウト状態で操作が出来ません。これは「レガシーホットシュー」モードになっているから。上の○内の表示アイコンが目印です。
チャンネル設定
「⚙️Setting」から進み、その中の「Wireless」を選択。
今回はCHは4、IDはOFF(TT600にID機能がないので)に設定します。
SCAN(おそらくチャンネルが混んでいる場合の空きチャンネルの検索)やWireless Syncは使いませんでした。
X3のカスタム設定
その他設定で重要と思われるポイントのみ記載しています。各ファンクションは直感的で分かりやすいので、実際に触ってみた方が理解が早いと思います。
レガシーホットシューモード(シングルコンタクトモード)
アクセサリーシューのフラッシュ接点のみ使用するモードです。他の接点との通信は行わないので、TTLやHSSは使用出来なくなります。
ONでホットシュー真ん中の「フラッシュ接点」のみと接続することになるのか。
他の接点が不要な際に、テープで無理に絶縁する手間が省けるね。
富士フィルムの場合、カメラの「フラッシュ機能設定」でTTLからMに変更出来ない場合があります(TTLの設定のみ)。この場合X3カスタム設定の「シングルコンタクトモード」ONでカメラ側のモードをMに設定可能です。(私が使用している機材のみの現象かもしれませんが、念の為記載しておきます。
STEP
「最小出力値」と「段数」の設定行います。
「段数」は0.1と0.3単位が選択可能です。0.1は設定時に細かすぎて大変なので、シビアな環境下でなければ0.3の方が楽だと思います。
TCM
TTL測光で得た値をMに落とし込んでくれる機能。サクッと光量決めしたい時に有効です。
まとめ
以上で解説を終わります。X3はワイヤレスコマンダーとしては感覚的に理解しやすいので、実際に触った方が理解が深まるはずです。
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