ソニー FE 14mm F1.8 GM 明るい・寄れる・軽い〜星景写真にも

フォト造りTools

ソニーからフルサイズEマウント用超広角レンズ FE 14mm F1.8 GM( SEL14F18GM )が発売されました。

絞り解放F値1.8の明るい超広角レンズながら小型軽量、さらに価格も意外と?高くなく、気になっている方も多いかと思います。私もその一人で、先日早速入手しました。

朝から晩まで、この一本と共に過ごしてみたのですが、久々に使用して楽しいレンズに感じました。

超広角レンズとは思えない軽さで、一日中使用しても身体に負担はかからず。
また明るく寄れるので、広角マクロ的な撮影等、様々なシチュエーションに対応可能なのは心強い限り。

また星景写真での使用を検討している方も多いと思いますので、FE 12-24 F2.8 GMとの簡単な比較も交えながらレビューしていきます。

✳︎収差等の画質に対する許容範囲は個人によってかなり異なりますので、本記事はあくまでも私の感覚(緩め)によるものであることを事前にお断りしておきます。

スポンサーリンク

超広角14mmの用途は?

焦点距離14mmの超広角域、必要な人にとっては必携レンズ、一方で多くの方にとってはそうではないかもしれませんね。

レンズ選びでも、優先順位は低めではないでしょうか。

14mmの用途を決めつける訳ではないのですが、風景、星景、建築写真、更にポートレートで、いつもとは違うショットに用いても気分転換になって面白いですよね。

FE14mmF18GM-sample-12
ILCE-7RM4 ƒ/6.3 SS1/30 ISO400
14mm近辺の超広角レンズは室内の撮影には欠かせません。

必ずしも必要ではないけれど、有れば撮影スタイルが広がる、それが12〜14mmの超広角レンズだと思います。

「明るい・小型軽量・寄れる」の三拍子が揃ったレンズ

FE14mmF18GM-sample-11
ILCE-7RM4ƒ/6.3 SS1/1600 ISO200
結構怖いくらいに寄って撮影しています。
オートフォーカスも早くて正確。

逆光気味ですが、ダチョウの毛の質感も良く表現されています。

明るい超広角レンズは重くて当然?

超広角単焦点ではシグマから14mm F1.8 DG HSMが販売されていますが、実はキヤノンEFマウント用をだいぶ以前に使用していました。

キヤノンEFマウント内でも唯一無二の存在で、星景撮影に必須のレンズでしたが、残念がながら手放してしまいました。

理由は、重かった・・・

この当時は公共交通機関中心の生活だったので、重量1kg超えは身体にこたえました。
撮影対象が定まっていてレンズ1本で出かけられる方には問題ないのでしょうが、なんでも撮りたい自分にとっては厳しい現実でした。

そして今回発売になったソニー FE 14mm F1.8 GM。

その重量はナント460g

信じられない軽さですよね。

「良い写真撮るのにレンズの重さ気にするんじゃない!」と苦言を呈されるかもしれませんが、やはり重さは重要なのです。

FE 12-24mm F2.8 GMが必要なくなるかも・・・(時には)

勿論12mmが使える FE 12-24mm F2.8 GM は必携レンズなのですが、星景写真メイン時にはFE 14mm F1.8 GMを1本バッグに詰めれば良いかなと。

またポータブル赤道儀との相性も良さそうです。

FE12-24mm F2.8 GMの重量は847g、スペックからしたら十分軽量なのですが、387gの差は結構大きい。

両者とも出目金レンズ
FE14mmF1.8GM位の大きさであれば、出目金でもそれ程気を使わなくて良さそう。

登山でもFE 14mm F1.8 GMが1本有れば妥協の無い撮影が出来るのかもしれません(私は行きませんが)。

寄れる 最短撮影距離0.25m

最短撮影距離(約)0.25mで撮影
実際の撮影データが下の写真です。

0.25mの最短撮影距離なので広角マクロ的な撮影も行えます。

またF1.8の明るさを使用し14mmの超広角でボケを生かした撮影も可能。

個人的に広角マクロ的な使い方は24mm f1.4クラスのレンズが好みですが、FE 14mm F1.8 GMでも結構使える印象。

ヒメサユリが綺麗に咲いていたのでマクロ的に撮影してみました。

(画像をクリックするとFlickrにジャンプします)

FE14mmF1.8GM
ILCE-7RM4 F1.8 SS1/2500 ISO100
FE14mmF1.8GM
LCE-7RM4 F1.8 1/1600 ISO100
F2.8だと背景がうるさくなりがちな場面ですが、F1.8だとかなりボケ具合が落ち着いた感じに。
✳︎Lightroomで現像、補正プロファイルはまだ来ていなかったので当てていません。

どちらの写真も最短撮影距離付近で撮影です。

流石にめちゃくちゃボケが綺麗と言う訳ではありませんが、これ位ボケてくれると接写での使用頻度も高くなりそうな予感。

逆光耐性は思っていたより良好

FE14mmF18GM-sample-5
LCE-7RM4 ƒ/13.0. 1/250. ISO100

購入時は特に期待していなかったのですが、思いの外逆光に強かったのが嬉しい誤算。

コーティングはFE 12-24mm F2.8 GMと同様に最新のナノARコーティングIIが採用されています。

と言ってもゴーストが全く発生しない訳ではありませんが、太陽光を入れた構図でも中々使いやすいレンズです。

FE14mmF18GM
ILCE-7RM4 ƒ/8.0 SS1/800 ISO100
FE14mmF18GM
ILCE-7RM4 ƒ/8.0. 1/1000. ISO100

正面に太陽を入れた構図ですが、解像感も個人的には十分なレベルです。
左下隅部分を拡大するとこんな感じ。

FE14mmf1.8GM-拡大

星景写真

さてさて星景写真ではどんな感じでしょうか?
F1.8とF2.8のそれぞれのF値で撮影してみました。

まずは解放F1.8の画像から。カメラはα7Ⅲで撮影しています。
月が登ってくる直前の時間帯です。

F1.8 α7Ⅲ
FE14mmF18GM-sample-6
ILCE-7M3 ƒ/1.8 14.0 mm SS15 ISO1600

右上部分を拡大するとこんな感じ。

FE14mmF1.8GM

この辺は個人差が有ると思いますが、コマ収差は抑えられていて個人的には十分問題無いレベルです。

F2.8で撮ったものが下の写真です。

F2.8  α7Ⅲ
FE14mmF18GM-sample-7
ILCE-7M3 ƒ/2.8 14.0 mm SS15 ISO1600

右上部分を拡大

スクリーンショット 2021-06-02 17.11.39


周辺減光を気にしなければ解放F1.8から十分使用出来る印象。

高画素機α7RⅣでは今回試せませんでしがが、撮影したら写真をアップしたいと思います。
ただ今までの印象からすると十分使えそうな感じはするんですけどね。

(2021.6.10追記)α7RⅣで撮影したので画像以下に画像をアップしておきます。
結果としては、私の用途であれば十分な画質でした。

F1.8  α7RⅣ
FE14mmF18GM-sample-13
ILCE-7RM4 ƒ/1.8 14.0 mm SS15 ISO1600

中央部分を拡大

α7RⅣ FE14F1.8G拡大(中央部)
ILCE-7RM4 中央部拡大

左上部分を拡大

α7RⅣ FE14F1.8G拡大
ILCE-7RM4 左上部分拡大
【参考】FE 12-24mm F2.8 GMの14mmで撮影

参考として FE 12-24mm F2.8 GMの14mm付近で撮影した画像もあげておきます。
こちらの画像はレタッチしてしまったのですが、星の形状としては FE 14mm F1.8 GMと FE 12-24mm F2.8 GM両者とも問題ないレベルです。

FE14mmF18GM-sample-9
ILCE-7M3 FE 12-24mm F2.8 GM. ƒ/2.8. 14.0 mm. SS15 ISO1600
月が登ってきた
FE14F1.8GM
【参考】FE 20mm F1.8 G と比較すると?

焦点距離は全く異なりますが、星景写真用としてFE20mm F1.8Gを検討する場合も有ると思いす。
単純に星の写りだけを考えれば、FE14mm F1.4GMの方が収差が少なくて良いでしょう。
気になる方は下のレビューを参照ください。

周辺減光と歪曲

解放付近での周辺減光は発生しますが、極端に悪いレベルではありません。

F2.8以降から急激に改善していく感じで、ソフトでの補正を考えれば問題ないレベル。

ついでに的ですが、歪曲も見苦しくないタル型。
こちらもソフトで補正してまえば問題無いレベルでしょう。

F1.8
F2.0
F2.8(大きく改善)
F4.0(F2.8と大きく変わらず)
FE14mmF18GM-sample-10
ILCE-7RM4ƒ/7.1 SS1/5 ISO400

歪曲が少ないので建物を撮影していても楽しいです。
もう少し線が細ければとも思うのですが、この辺は好みなので何とも言えないところです。

まとめ

FE 14mm F1.8 GM が発売されたことにより、ソニーEマウントの広角レンズは隙のないラインナップになりましたね。
個人的には明るい超広角レンズを検討している方にはお勧めしたいレンズです。
超広角好きの方には悩ましい選択肢が増えてしまいましたね・・・

コメント