皆さんは旅行の際のチェックポイントは何でしょうか?
宿・観光名所・グルメスポットと楽しみは沢山!さらに私の場合旅程に入れることが多いのが「朝市」です。昨今は空前の朝市ブーム!?らしく、それぞれの地域の魅力が満載の朝市が開催されています。
今回ご紹介するのは青森県八戸市で開催されている「館鼻岸壁朝市」(たてはながんぺきあさいち)です。
この「館鼻岩壁朝市」の特徴を一言で言うならば「とにかくスケールが大きい」ことです。食料品から生活用品まで、多岐にわたる出店で開催日当日は大変な賑いを見せています。
八戸市 館鼻岩壁朝市とは?
開催場所と時期
- 場所:青森県八戸市新湊三丁目 館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)
- 開催日 :(3月中旬から12月)毎週日曜日→寒い冬季はお休み
- 開催時間: 夜明~午前9時
青森県の八戸港内に属する「八戸漁港」は、特定第3種漁港指定の全国有数の規模を誇る港。その八戸漁港内の館鼻地区の広大なスペースを利用し、毎週日曜日(3月中旬~12月に)開催されています。
アクセス
新幹線のお陰で、関東地方から八戸市へのアクセスは本当に楽になりましたね。今回は八戸市からのアクセスを中心に書いていきます。
朝市巡りで迷うのが、現地までの交通手段と宿泊方法です。特に東北地方の朝市は夜明頃からの営業開始の場合も多く、早独特の雰囲気を楽しむには公共交通機関が使用できないこともしばしば。朝早くから出掛けようとすると、ホテルに宿泊すべきか迷ってしまうこともあるかと思います。
市場へは以下の通り幾つかのアクセス方法があります。
- 早朝ホテルから自家用車・レンタカー・タクシー
- 鉄道
- バス
- 車中泊
鉄道で
JR八戸線陸奥湊駅から歩いて10〜15分程度です。
陸奥湊駅の向かいには「陸奥湊駅前市場」も有るので時間があれば覗いてみるのも楽しいですよ。
バスで
日曜朝市循環バス 「ワンコインバス・いさば号」を利用します。
バスは往路・復路それぞれ4本づつ運行(令和元年現在)。ワンコイン100円とお得な運賃です。
運行スケジュール等の詳しい情報は八戸市営バスのウェブサイトでご確認ください。
自動車で
市場の開催時間は夜明から9時迄と短め。早朝から市場を満喫したい欲張りな方は、自動車で行くのがオススメです。クーラーボックス持参で新鮮な海の幸も購入できちゃいますしね。
八戸市内の宿泊施設に連泊している場合は別ですが、宿のパーキングから早朝の朝市の為にわざわざ車を出すのが面倒な場合も。
そこで浮上してくる最後の手段が車中泊ですが、以下に気になるポイントを書いていきます。
館鼻岩壁朝市での車中泊について
私は東北地方在住ですが、「館鼻岩壁朝市」へ行くときは市場開催日前日の朝か昼に出発し、市場の駐車場で車中泊(仮眠)しています。安全面の問題からも車中泊はあまりお勧め出来る手段ではないのですが、あくまでも私の場合ということでお伝えしていきます。
立花岩壁市場の駐車場で車中泊の可否ですが、車中泊することは出来ます。
市場の案内では約500台駐車可能とされています。港はかなり広いので夜明前であればほぼ駐車することは可能です。朝7時位になるとかなり混み合い停めるのが大変です。
開催場所が漁港かつ公共の場所の為、いくつか注意が必要です。
- 停泊している船の作業の邪魔にならないよう決められた場所に駐車する。
- 市場の出店スペースには駐車しない。
- 市場周辺にあるコンビニなどの市場とは関係のない施設のパーキングには駐車しない
平く言えば決められたスペースに駐車するというごく当たり前のことです。ただし夜間に到着すると、出店スペースと駐車場の境界が正直分かり辛いです。普段港に行くことの無い方ですと、尚更解りづらいかもしれません。
市場の駐車場について
下に簡単な図(というか雑な絵)を書いてみました。駐車場は開催時期や状況によって変わる可能性があるのであくまでも参考としてご覧ください。
岸壁部分は漁港関係者も利用するので駐車禁止になっています。
車中泊の方で「館鼻漁港多目的トイレ」の前に駐車してしまう方が多いのですが、トイレ前は夜が明ければ朝市会場に。睡眠途中に車を移動する羽目になってしまいますのでご注意を。
私の場合、特に理由はないのですが「漁港ストア」の付近に停めることが多です。
上の写真の様に出店スペースと駐車場がスコッチコーンで区切られています。ただし、市場開催日前夜時点でスコッチコーンが設置されていない場合が多いので注意が必要。
この近辺は地元の方の夜の集会所になっているので、話声が気になる方は寝ることが出来ないことも有るかもしれません(私はいつも熟睡出来ますが)
トイレの状況
「館鼻漁港多目的トイレ」はウォシュレット装備の立派で綺麗な施設ですが、それ程大きくないので混み合う場合も。その辺は余裕をもって行動しましょう。
その他にも仮設トイレが設置されていますが、これらは市場の開催時間帯のみ使用可能です。
近隣のお店事情(コンビニ等)
近隣にはコンビニのローソンが有ります。割と大きなお店なので夜食や飲み物の調達に困ることはないでしょう。
「漁港ストア」は朝にならないと開店しません。朝7時位から開いているみたいです。
お風呂事情
八戸市は銭湯などの入浴施設が多いんですよね。八戸漁港の周辺にも銭湯が有りますのでこちらで温まるのも良いかともしれません。
朝市から近い銭湯では「双葉湯」さんが有ります。
ちなみに私の場合、八戸漁港から少し離れますが「スーパー銭湯極楽湯 八戸店」で体を清めてから朝市に向かうのが恒例になっています。
但し閉店時間が22時とスーパー銭湯としては早めです!すぐ近くに「ガスト」も有るので、簡単に食事を済ませることも可能。夜に入浴し損ねた場合は翌朝に入浴する手もありかと。
八戸旅行のモデルコース(朝市付近・八戸市沿岸部中心)
参考になるかわかりませんが、私の場合の館鼻岸壁市場と八戸市沿岸部付近を中心としたモデルコースをご紹介します。観光は少なめのゆったりとした旅程です。
07:00 【出発】自宅出発
11:00 【昼食】みなと食堂
写真:ヒラメ漬丼とせんべい汁のセット
お店はいつも大変な賑わい
13:00 【観光】 種差海岸~蕪島など
16:00 【観光】館鼻公園で夕景・夜景鑑賞
写真:グレッとタワーみなと
これからのカロリー消費対策の為に近隣をウォーキングするのも良し!
18:00 【夕食】喜代志食堂
写真:名物ナポリタン
「喜代志食堂」は豊富なメニューで飲みも食事もOK
観光の方は「屋形船 新井田丸」さんで八戸の夜景を海から楽しむというのも良いかも。
20:00 【入浴】 スーパー銭湯 極楽湯 八戸店
閉店が22時と早めなので注意!
22:30 【就寝】館鼻岩壁市場に到着 早めに就寝
夏場は朝4時前には起床し市場へGO!
以上あまり無理のないまったりとした行程です。ガチガチな旅程を組めば「八食センター」等も有るのですが、あくまでも館鼻岩壁朝市をメインに据えた旅程になっています。
屋形船は外観しか見たことがないのですが中々立派な船です。今度予約して乗船してみようかな。
詳しくは「屋形船 新井田丸」のウェブサイトでご確認ください。
朝市の様子
アクセス関連の情報だけだと何なので、館鼻岩壁朝市の様子も簡単にお伝えしておこうと思います。
楽しみ① 多種多様なお店にビックリ!
※出店内容は時期によって異なりますのでご注意ください。
めっちゃフォトジェニックなピザ屋さんです。夜明け前の漁船をバックにした姿がなんとも言えない格好良さです。ピザもコーヒーも美味しい!
まだ薄暗い時間帯ですが、すでに営業スタートです。
幼虫グミ 驚異のリアル感
市場で有名なのが何と「幼虫グミ」。
グミなので勿論食べることが出来ます。かなりのリアルさなので、マニアックなお土産としてお子さん・お孫さんには喜ばれることでしょう。要冷蔵なので保冷ボックスもお忘れなく。何も言わずに家の冷蔵庫に入れてしまえば、発見した奥様が驚くこと間違い無し!夫婦円満のアイテムかもしれません。
すず虫の販売
虫つながりではないのですが、幼虫グミの次は「すず虫の販売」です。そう言えば最近自宅付近でも鈴虫の音が聞こえなくなりました・・・。
ミシン屋さん
何故かミシン屋さんも来ていました。ミシンの移動販売を見るのは生まれて初めてです。家のミシンの調子が悪くなったら診てもらおうかな・・・。
布団屋さん
布団屋さんも来ていました。手前の布団が車の中で使うのに中綿もしっかりしていて良さそう。買っておけば良かったと今になって後悔。
楽しみ② もちろん新鮮な野菜・海の幸も見逃せません。
もちろん朝市の基本、季節のフルーツや野菜及び新鮮な魚介類の品揃えもとても豊富!
楽しみ③ 食べ歩きで朝食を!
大安食堂の「しおてば」など有名な食べ物は沢山有るのですが、お店が多すぎて正直紹介しきれません。なので今回食べたものを中心にご紹介していきます。
点心工房 焼き小籠包
焼き小籠包も毎回楽しみにしています。中からジュッと出てくる汁の旨味に病み付きになってしまいます。ここはいつも行列が出来ています。
青森シャモロックラーメン
透き通るようなスープが食欲をそそります。しっかりと味を出しつつ、見た目よりもこくはありません。朝ラーには最高なのです。
青森シャモロックの焼き鳥
うちのカミさんも大好き、トロレバー。濃厚な味わいは一度食べると忘れられなくなります。
ゆでトウモロコシ
「ホワイトレディー」という品種らしいです。今回初めて食べたのですが、本当にスウィート!一本100円で幸せ気分に浸れます。絶妙のゆで具合とくどくない甘みで食べやすいです。
普段のスーパーでは無い出会いも朝市の魅力ですね。今回はかなり食べ過ぎてしまいました。パンやハンバーガー、チジミ等まだまだ食べてみたいものが沢山あり過ぎて困ってしまいます。
春巻きりんご
『春巻きりんご』は六ヶ所村『お菓子の秋月』のスイーツで、最近ハマっています。
皮はパリッと、中はトロリとした優しい味で、デザートとしてオススメです。
楽しみ④ ゆるりと不思議楽しい場内アナウンス
落し物や車のライトのつけ忘れ等・・・親切に女性の場内アナウンスが伝えてくれます。時折流れるそのアナウンスが妙に味が有ると言いますか、思わず笑ってしまうこともしばしば。
まとめ
以上「館鼻岸壁朝市」のご紹介でした。筆者は趣味で様々な朝市に行っていますが、お店のバラエティと面白さで言うと「館鼻岩壁朝市」に敵うところはなかなか有りません。今回ご紹介しているお店もほんの一部に過ぎません。
開催日が日曜と限られているので、遠方の方は月曜日が休みの3連休時に足を伸ばしてみるのもオススメです。
最後に館花岸壁朝市のキャラクター「イカドン」の姿をご覧頂きお別れしたいと思います。最後までご覧頂きありがとうございます。
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