Cooler Master(クーラーマスター)製マウス MM711のレビューです。簡単な使い方と合わせてご紹介していきます。
MacでMagic Mouseを使用していましたが、最近調子が悪くなり・・・代替として使用することに。
本来ゲーミングマウスの位置付けの本製品、Macユーザーがゲーム以外でも快適に使用可能か、お伝えしていきます。
そりゃマウスなんだからMacでも使えるよね。
- Mac用として、MM711は快適に使えるか?
- Apple純正 Magic Mouse と簡単に比較しながら使い心地をチェック
※MM711は本来ゲーミングマウスですが、本記事ではゲームでの使用は想定していません。
開封〜外観レビュー
開封と言っても、単にマウス本体と簡単な取説が入っているのみ。
簡易ですが、余計なゴミを排出せず、これはいいですね。
MM711の特徴
デザイン〜好き嫌いが分かれるかも!
パッケージからもモロに伝わりますが、一般的なマウスとは全く異なる世界観です。
Magic Mouse とは全く異なるテイストで、Macをインテリアの一部としている方がこのマウスを迎えると、ある種の違和感を感じるかも。
でも私は結構好きです。
我が家では問題なさそうだね
カブトムシの様にも見える
前モデルMM710をご存知の方は驚かないと思いますが、初対面の方にはハニカム形状でびっくりし、発光機能に更に驚いてしまうはず。
それでは少し掘り下げてみましょう。
ハニカム構造で通気性が良さそう
一番の特徴は孔空きシェルのハニカム構造。ミツバチが中から出てきそうな雰囲気です。
更に光るので、夏場に虫が寄ってこないかしら・・・
それもちょっと気になるね。
本体は穴だらけなので、手汗がマウス内に入った場合の心配もありますが、基盤は撥水加工が施されている様なので通常の使い方であれば問題なさそうです。
被せ持ちでも快適
このハニカム構造、見ての通り通気性に優れていて、昨今の酷暑の中であっても快適です。特にマウスの持ち方が『かぶせ持ち』の方にとって、手汗の悩みを解消してくれるMM711はとてもありがたい存在になってくれるはず。
もしMagic Mouse で手汗が気になる方は、MM711も併用してみてはいかがでしょうか。
Magic Mouseのシットリ質感に対して、MM711はサラサラと全く異なる両者。Magic Mouse は『つまみ・つかみ持ち』で手汗の影響は少ないと思われますが、それでも気になる場合はMM711を併用してみるのも良いかもしれません。
RGB LED搭載でマウスが光る・色の変更も可能
原色系のLED光の存在感がすごい!
これは気分が上がるかも!
本体とホイール部にはLEDが搭載されていて、任意の色に設定可能です。またDPIの切り替えによって色が変わる仕組みです。
キーボードバックライトの様な操作上のメリットは特にありませんが、異様な雰囲気を醸し出してくれる存在感はなかなか。
原色の色合いは好みが分かれるかもしれませんが、ハニカム形状のマウス本体とはマッチしており個人的には好みです。
【戻るボタン】+【DPI Cycle Button】の『発光方法切り替え』で発光OFFに出来るよ!
【進むボタン】+【DPI Cycle Button】で『発光色切り替え』も可能です。
軽く・スピーディーにマウスを動かせる
- 軽量のマウス本体約60g
- 柔らかく軽いケーブル
- すべりの良いマウスフット
上記3つの機能性は他のマウスに比較しすこぶる高く、マウスを軽やかに動かすことが可能です。
有線であることを忘れさせてくれるケーブル
ワイヤレスマウスの方が良いんじゃない?
いやいやケーブル式だからこそ使う価値があるのだ!
有線接続であることを理由としてMM711を使用しないのはとても勿体無です。
勿論、取り回しが煩わしかったり、デスク上の外観が損なわれる面はケーブル式のデメリットです。
しかしこのマウスケーブルはその存在を忘れるほどに軽く柔らかいのです。
更にテフロン(フッ素樹脂)素材のマウスフットの滑りが良すぎて、デスクとの摩擦を感じないかの様な動き!
これらは素早い動きを要求されるゲーム用途だけでなく、CAD入力や一般ユースでも力を発揮してくれそうです。
指一本の力でマウスがスルスル動く!
MM711の軽快な滑りと動きはハマると病みつきに
Magic Mouse のしっとりとした動作に対して、対極の軽やかさが特徴のMM711。
例えればライトウェイトのスポーツカーの様な印象です。
DPIの切り替えが簡単
DPIは7段階(400, 800, 1200, 1600, 3200, 6400, 16000)での切り替えが【DPIサイクルボタン】で素早く行えます。
流石に16,000DPIは早すぎて、自分の様な一般ユーザーが使うことは無いと思いますが、手元で変更できるのでPhotoshopでかなり使いやすくなります。
16000DPIはポインタがぶっ飛んでいる感じ!
通常作業は3200DPIで丁度良いかな。
手元で直ぐに変更できるのは便利だ。
Magic Mouse 2 本体ではDPIの変更は不可能、この点でMM711は優位です。
▲残念ながらMacに完全対応していない
Safariでサイドボタンが使えない
MM711はMac対応ではありませんが、【ポインタの移動】、【スクロール】、【左右クリック】【DPIの変更】の基本的な作業は可能です。
Safariでのページ移動【戻す】・【進む】はキーボードショートカット【 ⌘+[ 】【 ⌘+] 】も併用すれば楽々
Chromeではサイドボタンでページ移動【戻す】・【進む】が操作出来ました。
ドライバーのインストールは必要なく、USB接続するだけで使用可能です。
Macに初めて接続すると、【キーボード設定アシスタント】が表示されることがありますが、無視でOK
Macは MASTERPLUS+ が非対応
問題は各種設定アプリの【MASTERPLUS+】がMac非対応なこと。
自作PC向けパーツメーカーのクーラーマスター、この辺のアプリは優れていると思われるので、残念なところです。
USB Tyape-A接続
最近のMacのUSB端子はType-Cが主流ですが、変換アダプターを介して使用することが可能です。変換アダプターは概ね安価ですが、たまに相性の問題で接続出来ないこともあるので注意してください。
まとめ
Cooler Master(クーラーマスター)MM711のざっくりレビューでした。
残念ながらMacでMM711をフル活用できる訳ではありませんが、動作の安定した有線マウスとして1台用意しておく価値は十分有ると言えます。
『アプリケーションのスワイプ』や『Mission Control』などのジェスチャを活用している方はMagic Mouseほど使いやすいマウスは無いでしょう。 でもジェスチャを多用していない方であればMM711を使う価値は十分あると言えます。
そしてMM711の滑りの良い軽い動きは、重厚なMagic Mouse 2と対極です。この辺は好みもありますが、機会があればMM711の使用もおすすめですよ。
MM711とMagic Mouse 2どちらも優れたマウスです。
【2022.09.28追記】MM711の使用開始から2ヶ月が過ぎた時点での感想ですが、もう他のマウスには戻れなくなってしまいました。夏場が暑かったことも有るのですが、ハニカム構造の本マウス、被せ持ちでの快適性を毎日実感しています。操作性では、しっとりとした重厚感はありませんが、軽めが好みの方にとってはかなりオススメ出来るマウスになっています。
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