【初心者】スズキハスラー純正スピーカー交換と簡易デッドニング

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はじめに

これまで近場での移動メインだった愛車スズキハスラー(平成28年製)。最近長距離運転する機会が増え気になってきたのがスピーカーの音質です。普段はラジオを聴く程度で純正スピーカーの音質に不満を感じていませんでしたが、長距離ドライブですと籠り気味の音がどうしても気になってしまい・・・スピーカーの交換と簡単なデッドニングを検討することになりました。

昨今の外出自粛期間ということもあり、今回はDIYで交換することに。車のDIYでは初級編のカースピーカー交換ですが、超初心者の管理人が作業すると結構戸惑うことがあるんですよね。今回は手軽な音質向上手段のスピーカー交換簡易デッドニングについて初めての方にもわかりやすい様に解説していきます。

本記事のポイント

  • 予算をかけずに音質向上
  • DIYが初めての方にも分かり易いように交換作業方法を解説

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今回使用した製品

まずは今回用意した製品から。

なるべく低予算での音質向上が目的ですので以下の製品を購入しました。

スピーカー カロッツェリア(パイオニア) TS-F1740

スピーカーを何にするか・・・まずここが一番悩みますよね。今回の予算は限られているのでパイオニアのエントリーモデルのTS-F1740に決定。メーカー希望小売価格 8,000円(税別/2個1組)。こんなに安価なスピーカーで効果が出るのか半信半疑でしたが、結果はGOODでコスパ最高でした。コアキシャルタイプなのでツィーターを取り付ける手間も必要ないですしね。

インナーバッフル カロッツェリア(パイオニア) UD-K526

お次はインナーバッフルです。

ちなみにインナーバッツフルとはスピーカーを車体に取り付ける為のベース(所謂土台のようなもの)です。スピーカーTS-F1740は標準付属品でインナーバッフルが付属しているので本来別途購入する必要はないのですが、付属品は樹脂製で制振効果は薄そうな感じ。折角なのでMDF素材のUD-K526を選択。パイオニア製品なので穴開け加工も必要なく施工が楽ちんです。

※注意 ハスラーの場合年式によってインナーバッフルの型番が分かれているようなので事前に要確認

インナーバッフルの素材は今回購入した木製MDFタイプや金属製のものなど多数存在します。素材によって音の変化が楽しめるので色々試してみる価値はありそうです。

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デッドニング材

調べてみるとデッドニング自体はかなり奥の深い世界の様なので、筆者を含めた初心者が無理なく作業できそうな製品を選びました。

メーカーはオーディオテクニカなのですが、車用の音響材を発売しているなんて知りませんでした。

本格的な施工ともなるとドア内部の防水フィルムを剥がしたりと手間と時間が必要です。本製品は吸音材・防音材・制振材がセットになっていてあれこれ悩まずに施工出来そうです。スピーカー周辺の作業だけで済む本製品を選択しました。希望小売価格は¥4,500(税抜)でそれほど高額でもないのも嬉しいですね。

使用工具

工具は特殊なものは必要ありませんでしたが一応紹介しておきます。

※は必須工具です 

  • ※プラスドライバー
  • ※マイナスドライバー
  • ※プライヤ
  • ※カッターナイフ(切れ味が良いもの)
  • ※ハサミ
  • ※安全手袋
  •  ビニールテープ
  •  内張り剥がし

内張り剥がし以外は一般家庭にある場合が多いかもしれませんね。

カッターナイフは以下の施工欄で記載するのですが、プラスチックの接続端子を切断加工するのに使用しました。プラスチックが切れるカッター(プラスチックカッター)が有ると便利。

作業前には必ず必要と思っていて用意していた内張り剥がしですが、今回のハスラーのフロントスピーカー交換では一度も使用されることがありませんでした。

但しツィーターを取り付ける場合には必要になるので今後もDIYする予定の方は用意しておいた方が良いでしょう。

取り付け開始

道具が揃ったところで早速取付作業に移りましょう。

ドア内張りの取り外し

固定ネジ(ビス)の取り外し

ハスラーの場合上記写真の赤丸部2カ所ネジをプラスドライバーで外します。

ドアノブ部分

ドア取手部分

上記2カ所のネジを外したらスピーカーの下あたりに手を入れて手前に引っ張る様に内張を剥がしていきます。

本来であればここで用意していた内張りはがし工具を使う予定でしたが、あっさりと指を入れることが出来て残念ながら日の目を見ずに終わることに・・・

この辺から指を入れてドアパネルを剥がしていきます。

剥がす時にドアを破壊してしまわないか正直不安でしたが、勇気を出してベリベリと取り外します。

最初に取り外したネジ(2箇所)以外は以下の写真の様にドアトリムクリップで固定されています。下の写真の赤丸部分がクリップが付いている場所です。

赤丸がドアトリムクリップの位置

クリップの形状

こんな感じです。頻繁に取り外す方は予備が必要かもしれません。

この様にクリップが付いています

クリップが取れた状態

内張を剥がす時に一緒にクリップが外れてしまうことも

少々面倒だったのがパワーウィンドウの配線です。今回は一応外したのですが初めてのことで要領を得ないので取り外しに時間が掛かってしまいました。

内張りを剥がした状態
パワーウィンドウのコネクタ部分

パワーウィンドウのコネクタは外さなくても施工できます!

パワーウィンドウのコネクタを外さず、何か台で高さ調整して作業

パワーウィンドウのコネクターを取り外すのが面倒な場合はこんな感じ施工できなくもないです。何だか恥ずかしい写真ですが・・・

スピーカーの取り外し

純正スピーカーとのご対面です。プラスドライバーでビスを外します。

純正スピーカーが外れた状態
3箇所緑色のリベットの様なものが付いています。
緑色のリベットはインナーバッフルを取り付けの邪魔なのでプライヤで引っ張って外します。
純正スピーカーのコネクタを外す。

取り外した純正スピーカー(左側)とTS-F1740(右側)を並べてみました。コーン紙の質感なんか全くレベルが違います。

背面の比較写真です。TS-F1740はマグネット部分がずっしりと重いです。純正品は泣きたくなるくらいのプアさですが、音質を求めなければこれでも十分使用可能、有る意味凄いです。

制振材 バイブレーションコントローラーの取付

スピーカー背面のアウターパネル部に制振材を貼り付け。ドア部のサイドインパクトバーが邪魔でスピーカーの真後ろに貼ることが出来ず若干ずらして施工しています。バイブレーションコントローラーはハサミで切れるので調整して貼り付けるのも良いかもしれません。

サイドインパクトバーを支える資材にぶつかってしまいます。
仕方がないのでそのまま貼り付けしました。

吸音材 アブソーブウェーブの取付け

先ほど貼ったバイブレーションコントローラーの上に吸音材を貼り付けます。ここでもサイドインパクトバーが干渉してしまうので以下の写真の様にハサミでカットしています。

インナーバッフルの取り付け

インナーバツフルを取り付けします。パイオニアUD-K526だと車体に穴加工することなく取り付け出来るのがグッド!

配線作業

後はコネクターを接続しスピーカーを取り付けるだけと思いきやここでちょっとトラブルが発生。

車側のスピーカーのコネクタ

車側からのケーブルのコネクタがスピーカー側とうまく接続出来ず。どうやら上の写真の赤丸で囲まれた部分(ストッパーの様なもの)が干渉してしまっている模様。

丁寧な作業を目指せばギボシ接続になるのでしょうが、手間をかけたくなかったので以下写真の様に処理することに。

切除中

カッターで軽くガイドの様な切れ目を入れて後はプライヤで回して切除しました。

切除後

あまり見栄えが良くありませんがDIYということで・・・

左側(グレー色):スピーカー側コネクタ
付属のクッションをコネクタに巻き付けます

これでなんとか無事にスピーカー側のコネクタと接続完了です。

スピーカー本体側にも極性を間違えない様に配線します。

いよいよスピーカーの取付けですが、確実に音が出るか確認しておきましょう。一応音が出て一安心。

スピーカーの取り付け

スピーカー付属のビスで取り付けします。MDFなのであまり締め付けると割れてしまいそうなのでビス留めは程々に。

制振材 バイブレーションコントローラー(ポイントチューニング用)取り付け

スピーカー周辺部に制振材を適当に貼り付けます。本当は均等に貼り付けしたいところですが、防水用のシートがあったりで大体の施工になってしまいました。

防音材 サウンドプルーフィングウェーブ 取り付け

デッドニング最後の資材、防音材をスピーカー周りに巻き付けます。

後はパワーウィンドウのコネクタ取り付け⇨内張を取り付けて作業完了です。

まとめ

オーディオは純正(クラリオン)GCW315です。

カーオーディオは特に高性能のものではなく、標準的な2DINタイプのもの。エントリークラスのスピーカー交換と簡易デッドニングなので若干の音質向上を期待してましたが、結果は想像以上でした。大袈裟かもしれませんが劇的な変化です。

3万円以上クラスのセパレートタイプスピーカーであれば別クラスの音質なんでしょうが、自分の場合コアキシャルの1万円以下のスピーカーで十分満足出来る音を得ることが出来ました。

コアキシャルスピーカー取り付けの場合、業者さんに依頼した場合の取り付けコストはさほどでもないですが、デットニング作業もするとそれなりの金額になってしまいます。

次へのステップアップの為にも一度DIYでの作業をオススメします。

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