スポンサーリンク

【初心者向け】デジタル一眼カメラのレンズキットの選び方

フォト造りTools

デジタル一眼を購入する際にボディ単体にするか、もしくはレンズキットにするのか迷うところですね。当然ですが撮影するにはレンズが必要、初めからレンズがセットされているレンズキットは初心者の方にとって安心感があるのではないでしょうか。

さて、ここで問題になるのはレンズキットのレンズは使えるのか?ということ。レンズ交換式一眼カメラの醍醐味は交換レンズで多彩な表現が出来ることですが、レンズキットのレンズだって折角購入したモノ。購入後も使用できるに越したことはないですよね。今回はレンズキットが実際の使用出来るかを考察しつつ、レンズキットを選ぶ際の注意点について書いていきます。

記事のポイント

  • レンズキットのレンズは実際に使えるのか?
  • レンズキットの選び方
スポンサーリンク

レンズキットのレンズは良いモノも多い!

まずレンズキットのレンズが実際に使えるかどうかですが、当たり前ですが購入する機種(キット)により異なります。ただし一つ言えることは、最近のレンズキットのレンズは使えるレンズが結構多いということ

一昔前はオートフォーカス音がやたら大きかったり手抜が感じられたレンズキット ですが、最近の製品はかなり質が高なっているように感じます。様々なキットレンズが存在するので一概に総括するのは難しいですが、日常使いには十分使えて便利というのが個人的な印象です。

日常の記録であればレンズキット付属のレンズで十分ですし、家族を撮影しても撮影者の思いはきっと伝わるはず。でもさらに多彩な表現がしたくなる!その入り口がレンズキットなのではないでしょうか。どんな良いレンズを持っていても一本では物足りなくなるのがカメラの世界。レンズキット を起点に表現の範囲を広めていくのもオススメです。

それではレンズキットの特徴から見ていきましょう。

レンズキットの特徴

レンズキットのメリット

  • 価格差 レンズ単体で購入するより安いケースが多い
  • 初心者でも使いやすい焦点距離が設定されている
  • 小型軽量な場合が多く、カメラ本体とのバランスが良い

価格差について

レンズは単体でも購入できますが、レンズキットの設定がある場合はセット購入がお得なケースが多いです。ソニーのミラーレス一眼α6500 ILCE-6500M 高倍率ズームレンズキットを例にみてみましょう。

ソニー デジタル一眼カメラ「α6500」高倍率ズームレンズキット ILCE-6500M

※価格は2019年12月の量販店の参考価格です。

商品名金額
レンズキット128,940
商品名金額
ボディ単体91,170
E18-135mmF3.5-5.6OSS63,200
合計154,370

価格差は25,430円に。差額で予備バッテリーやSDカード、レンズフィルターなど必要なものを揃えることが可能です。

セットのレンズはE 18-135mm F3.5-5.6 OSS

ソニー SONY 高倍率ズームレンズ E 18-135mm F3.5-5.6 OSS ソニー Eマウント用 APS-Cフォーマット専用 SEL18135

フルサイズ換算で27-202.5mmの焦点距離をこなすズームレンズ。一般的には高倍率ズーム(時には便利ズーム)と言われたりします。重量は325gと軽量なので、ご家族と一緒にお出かけなど日常使用には持ってこいです。サンプルを見ていても写りは良さそうですし、この焦点距離がの使用が多い方はレンズ単体で購入するよりはセットでの購入がかなりお得なことになります。

レンズキットのデメリットは?

  • F値が暗い場合が多い
  • ボケない・ボケが綺麗ではない
  • 作りがチープな場合も

レンズキットはお手軽ですがやはり万能ではありません。

F値が暗い場合が多い

まず大きな特徴として開放F値が暗いレンズが多いことが挙げられます。

デジタル一眼を始める方の理由の多くに、ボケを生かした写真を撮りたいという希望が挙げられますが、小型化とコストを優先すると開放F値はどうしても暗くなりがちです。

これはレンズキットの性能が悪いという訳ではなく、小型軽量を図る上で着地したスペックということになります。上でご紹介していたE 18-135mm F3.5-5.6 OSSよりも明るいレンズですとスペックがかなり異なりますが以下のレンズに。

E 16-55mm F2.8 G SEL1655G

ソニー SONY 標準ズームレンズ E 16-55mm F2.8 ソニー Eマウント用レンズ(APS-Cサイズ用) SEL1655G

E 18-135mm F3.5-5.6 OSSと同じ位の焦点距離でさらに明るいレンズは存在しないので、敢えてご紹介したのが上記のレンズE 16-55mm F2.8 G SEL1655Gです。35mm判換算では24~82.5mm相当でいわゆる標準ズームと言われるものになります。

望遠側がフルサイズ換算82.5mmになる一方、広角が24mmなのが特徴。風景写真からポートレイト撮影に便利な焦点距離で、重量は494gとフルサイズ対応レンズと比較でかなり軽量です。

このことからお分かり頂けるかと思いますが、ソニー純正で広角〜望遠まで1本で賄うことになると必然とレンズキットのE 18-135mm F3.5-5.6 OSSを選択することになります。レンズキットのレンズはオークションで売却と言う手もありますが、E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの様なレンズの場合は今後万が一使用することも考えキープしておいたいですね

ボケない・ボケが綺麗ではない

ボケに関しては各個人の好みもあるので難しいところですが、レンズキットの標準ズーム・高倍率ズームにとってボケは基本的に苦手分野。ボケの乱れを目立たせない背景を選んで撮影したりと、一工夫必要になることも。

実際にはF2.8の大きく重いズームレンズを持っていても、更なるボケが欲しくなったり。この辺はコストと欲望の葛藤ということになるかもしれませんね。そんな場合は明るい単焦点を1本プラスするのがオススメ。

Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z

ソニー SONY 単焦点レンズ Sonnar T* 24mm F1.8 ZA ソニー Eマウント用 APS-C専用 SEL24F18Z

E 18-135mm F3.5-5.6 OSSに上記の単焦点をプラスしておけば大体の撮影はこなせるのではないでしょうか。上記のレンズは若干高めですが、安価な単焦点も存在するのでお好みで選択してもよいかと。これから撮影スタイルによって使用するレンズを考えても良いでしょうね。

作りがチープな場合も

この辺も製造コストが掛かったレンズと異る点ですが、良く見られる違いを以下に上げてみました。

  • プラスチックが多用されている
  • マウント部が金属ではなく樹脂(プラスチック)
  • フォーカスリング・ズームリングの操作感がスムースではないことも
  • オートフォーカスの動作音が高め⇨動画では困ることも有り
  • 防塵防滴ではない

若干粗探し的な感じになってしまいましたが、プラスチックが多用されていようが、ズームリングがスムーズでなかろうとしっかりと撮影は出来ます!但し一眼で動画撮影を考えている方はレンズから発生する音は事前にチェックしておいた方が良いでしょう

それからアウトドア等、厳しい撮影で撮影予定の方はボディ・レンズ共に防塵防滴性能が高いセットを検討した方が良いでしょう。

レンズキットの選び方

それでは実際にどの様にレンズキットを選択すれば良いのか考えていきましょう。やはり決めては以下の2つのポイントでしょうか。

  • 予算重視
  • 被写体 家族・スナップ・風景写真・ポートレート・スポーツ
  • 写真を本格的な趣味にするのかどうか

上記の条件により選ぶ機材は変わってきます。というのもレンズキットは入門用だけではなく中級機(ハイアマチュア)にも用意されているからです。中級〜上級用レンズキットには作品撮りにも十分使用出来るレンズがセットされている場合も多くなっています。

初心者にハイアマチュア・プロ用機材は勿体無いという意見も確かにありますが、私はその辺は気にしなくて良いと感じます。写真を本格的に趣味として考えているのならば回り道をするより中級・上級機から始めても良いのではと思うからです。フィルム時代と異なりデジタルでは撮影結果もすぐ検証出来ますし、のめり込めばきっと上達のスピードも速いはずです。

これからシチュエーション別のオススメセットをご紹介していきます。筆者個人が最近ソニー機を使うことが多いので、ソニーのミラーレス一眼を中心にご紹介していきます。

オススメレンズキット

α6400 ILCE-6400Y ダブルズームレンズキット

ソニー SONY ミラーレス一眼 α6400 ダブルズームレンズキット SELP1650 F3.5-5.6+SEL55210 F4.5-6.3 SEL55210 ブラック ILCE-6400Y B

こんな方にオススメ

  • 広角から望遠まで手軽に撮影したい
  • 必要最低限のレンズを揃えたい
  • 入門用としてまず一眼カメラを使用していみたい。

フルサイズ換算24〜75mmと82.5〜315mmのダブルレンズセット。レンズ交換の手間が気にならなければ通常の撮影で広角から望遠まで必要な焦点距離をカバーしています。

広角が24mmからなのでスナップや風景写真にも使いやすく、SELP1650 F3.5-5.6は小型軽量で常にバッグに入れて持ち歩け可搬性にも優れています。また望遠レンズのSEL55210 F4.5-6.3を使用すれば圧縮効果を活かし背景をボカした表現も可能。

小型軽量で無理のない組み合わせなので、初心者の方がカメラを始めるにちょうど良いレンズキットです。

α6400 ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキット

ソニー SONY ミラーレス一眼 α6400M 高倍率ズームレンズキット E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135 ブラック ILCE-6400M

こんな方にオススメ

  • 家族やお子さんの成長記録
  • レンズ一本で済ませたい
  • 旅行や出張でレンズは1本しか持って行けない

こちらの機種には上記のダブルズームセットも存在しますが、実際に使える高倍率ズームE 18-135mm F3.5-5.6 OSSが付属するこちらのレンズキットをチョイスする価値もあり。

お子さんやご家族と一緒の場合、レンズ交換の暇はなかなか無いでしょうし、公園や広場で遊ぶお子さんの姿を望遠域で撮影するにも良いですよね。

何よりも凄いのがα6400のオートフォーカス性能です。ほぼファインダー全面がフォーカスポイントで速さ・正確さともに申し分なし。さらに自動的に被写体の瞳にフォーカスしてくれる瞳オートフォーカス機能はかなり使えます。この機能、人間だけではなく一部動物にも使用出来てしまうという・・・ワンコ・ニャンコ撮影にも持ってこいなのです。

α6600 ILCE-6600M 高倍率ズームレンズキット

ソニー SONY ミラーレス一眼 α6600M 高倍率ズームレンズキット E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135 ブラック ILCE-6600M

こんな方にオススメ

  • 動体を撮影したい
  • 本格的に写真を撮影したい
  • 妥協をせずに快適に撮影したい

α6600は上でご紹介したα6400の上位モデルで、APS-C機のフラッグシップに位置付けられています。AFやイメージセンサーの能力はα6400と大きな違いはありません。違いを挙げるとすれば以下の点になります。

  • ボディ内手振れ補正
  • バッテリーが大容量化
  • グリップが大きくなり握りやすい

こんな感じでして、これだけですとα6400でも十分な印象です。但し本格的にスポーツや航空機を撮影しているとバッテリーの持ちも重要になってきますし、グリップの握り心地は大きな望遠レンズを装着した時の撮影効率に影響してきます。

両機種にはまだかなりの価格差があるので迷うところですが、ガッツリ撮影に没頭したい方にとってはα6600を選択した方が後悔しないでしょう。ちなみにα6600にオススメの望遠レンズを以下にご紹介してみます。

E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350G

ソニー SONY 標準ズームレンズ E 70-350mm F4.5-6.3 OSS ソニー Eマウント用レンズ(APS-Cサイズ用) SEL70350G

こちらの望遠レンズを組み合わせることでフルサイズ換算525mmまでの望遠域をカバー。お子さんの運動会などで活躍すること間違いなしです。

α7 III ILCE-7M3K ズームレンズキット

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3K

こんな方にオススメ

  • フルサイズを手軽に始めたい
  • フルサイズでも携帯性を重視したい
  • フルサイズの入口として

フルサイズのレンズキットも載せてみました。FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS がセットになっているのですが、ここまで行ってしまう方には満足出来ないかもしれませんね。(あくまでも個人的な印象ですが)この機種には以下のレンズがセットであれば最強なのですが・・・

FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G

ソニー SONY ズームレンズ FE 24-105mm F4 G OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL24105G

フルサイズまで行きたくてなってしまった方にはこのクラスのレンズが必要になるかもしれません。どもメーカーでも24-105mm F4通しのレンズは鉄板なのですが、ソニーの場合レンズキットでラインナップされていないんですよね。

まとめ

以上レンズキットの選び方についてソニー機中心にお話ししてきましたが、最後に私が現在メインで使用しているレンズキットの製品をご紹介しておきます。

LUMIX DC-G9L 標準ズームライカDGレンズキット

これまでソニーのAPS-Cとフルサイズ機のレンズキットを中心にご紹介していたので番外変編として登場させましたが、パナソニックのマイクロフォーサーズG9 Proのレンズキットです。こちらに付属しているレンズはLEICA(ライカ) DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH.というちょっと長めの名称。使った印象はボケ量と歪曲が気にならければ単焦点要らずというレベルです。大体の撮影はこれ一本で何とかなってしまうレンズなのです。

この様にレンズキットの組み合わせは千差万別。本記事で紹介しているのはほんの一部なので目的と予算と相談しながら色々と調べてみることをオススメします。

コメント