ソニーα7RⅣの撮影データをSDカードリーダーを使用しMac(PC)に取り込む際、どの位の時間が掛かるか計ってみました。
約6100万画素のα7RⅣ、非圧縮RAWでタイムラプス撮影していると128GBのSDカードもすぐ満杯に。データの読み込みにもかなりの時間を要することになるので、予め分かっていれば時間の有効活用にもつながります。
✳︎カードやPCスペックにも左右されますので、大体の目安にして頂ければ幸いです。
使用機材
- SDカード:SLOT1 SONY TOUGH SF-G128T
- SDカード:SLOT2 SanDisk Extreme
- SDカードリーダー:SanDisk Extreme PRO SDカードリーダー USB Type-C接続 UHS-II対応
- PC : MacBookAir (M1,2020)16GB 1TBフラッシュストレージ Mac OS 11.2.2
私の場合、RAWでの撮影が多いのですが、SLOT2にはバックアップとしてRAWデータを同時記録させています。
SLOT1にはUHS-II対応高速カードを、SLOT2には予算の兼ね合いでUHS-1タイプで運用しています。高速連写をすることが無いので上記の組み合わせでなんとかなっています。
SDカードリーダーはサンディスクのUHS-Ⅱタイプを使用。
6100万画素は書き込みスピードの速いソニーのTOUGH SF-G128Tをスロット1に。
タイムラプスや動画用途では128GBは心許ないですが、スピード優先でこちらを使用しています。
SDカードは稀に当たり外れがあるので、念の為それぞれののベンチマークを載せておきます。
SONY TOUGH SF-G128Tのベンチマーク
SONY TOUGH SF-G128T
Read:300MB/s Write:299MB/s
UHS-II Class3 V90
CLASS10 128GB
α7RⅣを使うまで、こんなに高速のSDカードは使用したことがありませんでした。
自分的にはかなり奮発して購入したのですが、今思うと・・・連写しないのでワンランク下のMタイプ(Read:277MB/s Write:150MB/s)のでも十分だったような。
SanDisk Extremeのベンチマーク
SanDisk Extreme
Read:150MB/s Write:70MB/s
UHS-I Class3 V30
CLASS10 256GB
書き込みはスペック上70MB/sですが、それ以上の結果でちょっと得した気分に。
ではそれぞれのカードでMacに読み込ませてみましょう。
取り込みスピード
記録方式:非圧縮RAWデータ
データ量:123MB/1枚
α7RⅣの非圧縮RAWデータの場合、一枚あたりのデータ量は128/MBとかなりのヘビー級!
128GBだと大体1030枚ほど撮影出来るのですが、キリの良いところで1000枚で取り込みしていきます。
取り込みはAdobe Lightroom Classic経由で読み込みさせています。
Lightroom ⇨ SONY TOUGH SF-G128T で1000枚取り込み
8分22秒
でした。
めっちゃ速いな、そう感じました。
Lightroom ⇨ SanDisk Extreme で1000枚取り込み
22分45秒
でした。
ベンチマークの読み込み能力では2.3倍の違いが出ているので、まあこんな感じですかね。
ちなみにLightroom経由での取り込みではなく、SSDに直接取り込みした場合、22秒42秒でほぼ同じでした。
まとめ
以上α7RⅣの画像データの取り込みに掛かる時間についてでした。
単にベンチ計り、読み込み時間を記載しただけの記事なのですが、動画やタイムラプス撮影の場合、一枚は高速カードを用意しておいた方が良いと思ってしまいました。
α7RⅣを使用するならTOUGH SF-G128Tの使用は検討した方が良いと思う反面、その価格を考えると気軽に手を出せるものではなく、高画素機運用時の問題を改めて考えさせられたのでした。
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