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【初心者】高画素一眼カメラ 特徴と問題点〜購入前の確認ポイント

フォト造りTools

高画素デジタル一眼カメラの購入を検討する際、事前に知っておきたい事項について書いていきます。
一見敷居が高そうに見える高画素機ですが、その問題点、メリット・デメリット等を把握して入れば意外と自然に使用出来るものです。
初めてのデジタル一眼でも高画素機を検討して良いか・購入しても果たして使いこなせるか気になっている方は多いと思います。
本記事ではソニーの超高画素機α7RⅣを実際に使用した経験から、初心者の方にも分かりやすい様に高画素機の特徴をお伝えしていきます。

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初めに〜記事のポイント

ソニーの高画素ミラーレス一眼α7RⅣを使用し始めてそろそろ1年。
購入前は、6,100万画素と言う超高画素を果たして使いこなせるのか・・・正直半信半疑でした。
しかしながら実際使用してみると、案外普通に使用出来ることに驚くとともに、その反面高画素機ならではの問題点を感じることもあります。

オールマイティではないけれど撮影用途がハマれば最高の相棒

高画素機の特徴をワンフレーズにまとめれるとこんな感じでしょうか。

高画素機の購入を検討する方は、あらかた撮影用途が定まっている方が多いと思います。
その一方、初めてのデジタル一眼の購入で、「折角なら高画素モデルも検討している」方も多いはず。
本記事では高画素一眼カメラを検討している方に分かりやすい様、そのメリット・デメリット等をチェックしていきたいと思います。

本記事は高画素機の有用性を否定するものではありません。実際私はα7RⅣが常用機材になっています。これからの自身のカメラライフに高画素機が必要かどうかの判断をお手伝いできれば幸いです。

自分の撮影スタイルが高画素カメラに向いているかどうかをチェック!

高画素とは?

まず最初は高画素の定義について触れておきましょう。
高画素機の明確な定義って・・・この記事を書くまで考えたことはありませんでした。
私が高画素を意識し始めたのは2012年発売のデジタル一眼レフカメラNikonD800でした。当時は3630万画素のスペックに驚いたのですが、最近は普通に感じますよね。
この言葉の定義は時代によって変わって当然なのすが、最近では4,000万画素以上が高画素に該当するような印象です。

高画素機で注意すべきことは?

高画素機はピントがシビア~機材にもよる

高画素機を使用する場合の一番の問題に、ピントが来ていない甘い描写になってしまうことが挙げられます。

ピクセルのイメージ
右図の小さな正方形の一つ一つがピクセルです。

高画素になるほど1ピクセルの大きさは小さくなります。すると手振れや・ミラーショック・シャッターショック等の要因により、一般的な画素数(最近では2000万画素程度でしょうか)の機材の使用時よりもピントはシビアになりがちです。

高画素機の作法で「三脚が必須」とよく聞きますよね。こんなことを言われると構えてしまうのですがさてどうでしょうか?

現在私が使用しているα7RⅣ、有効画素数6100万画素ですが殆どが手持ち撮影です。日中屋外の撮影であれば特殊な場合を除いてはほぼ手持ちで使用しています。

最初は不安でしたが以前使用していたα7RⅢよりもシャッター振動の耐性が高まっているのは使用していて実感出来ます。またミラーレスなのでミラーショックが無いのも大きいですよね。

以下に手持撮影が多い方向けのチェックポイントを挙げておきます。

  • シャッター振動ブレに配慮されたシャッター機構かどうか
  • 手振れ補正機能
  • ボディ側も振動を軽減する構造になっているか

初めての購入でこの辺を事前にチェックするのは大変ですが、出来ればミラーレスで電子先幕シャッターやサイレントシャッターが使用できればかなり心強いです。勿論三脚を必ずセットする方であれば最近の機材であれば心配無用です。

ブレにはメリットの大きい電子先幕シャッターですが、注意点もあります。よろしかったら以下の記事をご覧ください。

最近のミラーレス一眼であれば、日中屋外での撮影用途であればそれほど構える必要がない印象です。

勿論レリーズの方法に注意が必要なのは言うまでもありませんが、これは一般的な画素数のカメラでも重要なことですよね。

高画素機は撮影対象が限定される?

さて「高画素機は〇〇撮影・△△撮影には使い辛い」などと言われることがありますが、実際はどうでしょうか?

高画素機に向いていないと感じる撮影対象は残念ながらあります。

高画素に向いている被写体
  • 風景写真
  • マクロ撮影
  • 野鳥撮影
  • 静物撮影
高画素に向かない被写体
  • 動きの激しいスポーツ
  • 星野写真(機種によっては問題ない場合もあり)
  • 演劇やライブ等暗い場所での撮影


現状ではこんな感じでしょうか。
十分な光量が確保出来る状態で、動きが少ない被写体の方が向いてる印象です。

実際に私の高画素機の使用用途も上記範疇に当てはまっています。

素早いオートフォーカスが望まれるスポーツなどを本格的に撮影したい方は動体撮影に優れた機種を検討した方が良いでしょう。ソニーではα9クラスですね。

「撮影機材は適材適所」と言われますがまさにその通りです。

高画素機の高感度域は若干劣る?〜感度によっては常用出来る場合もあり

α7Ⅲα7R
撮影感度標準:ISO100~51200
拡張:ISO50~204800
標準:ISO100~32000
拡張:ISO50~102400

撮影感度については、画素数の少ないα7Ⅲの方が高くなっています。超高感度がどうしても必要な方はα7Ⅲの方が向いています。

  • 本当に超高感度域が必要かを認識する
  • 実用感度の画質が自身の使用に耐え得るかチェックしておく

さて実用感度ではどうでしょうか?
日中での撮影はISO400〜800を上限にすることが多いかと思いますが、暗所や星野写真での実用感度が気になるところ。

私は通常最大でISO3200(時に6400)を限度にしています。
ベーシック機α7Ⅲと高画素機α7RⅣの比較ではα7RⅣの方が高感度性能で劣る点があります。しかしその違いはそれほど大きなものではなく主観では十分許容範囲なんですよね。

機種によってはISO1600〜3200も使える。

下の画像はISO3200でα7RⅣとα7Ⅲとで試しに普通の夜空を撮影したしたもの。高画素機のα7RⅣでもISO3200であれば個人的には十分な写りです。

α7RⅣ FE 12-24mm F2.8 GM ƒ/4.0 20.0 mm SS15 ISO3200
感度比較α7RⅣ ISO3200
α7Ⅲ FE 20mm F1.8 G ƒ/4.0 20.0 mm SS15 ISO3200
感度比較α7Ⅲ ISO3200

但し常用高感度は個人差がありますので事前に確認しておくことは重要です。
感度比較にはこちらのサイトが便利です(外部サイトDPREVIEWに飛びます)。

高感度ノイズはセンサー構造や画像処理エンジンの進化によって異なりますので、実際のサンプル画像を参考されることをお勧めします。

高画素機のデータ量が大きいことによる問題点

α7RⅣのRAWデータは何と約123MB/枚
一方のα7Ⅲのそれは49MBで2.5倍もの差があります。

連蔵撮影速度と連続撮影可能枚数をチェック

以下にα7RⅣとα7Ⅲの違いをまとめました。

α7Ⅲα7R
連続撮影速度Hi+:最高約10コマ/秒
Hi:最高約8コマ/秒
Mid:最高約6コマ/秒
Lo:最高約3コマ/秒
Hi+:最高約10コマ/秒
Hi:最高約8コマ/秒
Mid:最高約6コマ/秒
Lo:最高約3コマ/秒
連続撮影可能枚数JPEG Lサイズ エクストラファイン:約163枚
JPEG Lサイズ ファイン:約172枚
JPEG Lサイズ スタンダード:約177枚
RAW:約89枚
RAW+JPEG:約79枚
RAW(非圧縮):約40枚
RAW(非圧縮)+JPEG:約36枚
JPEG Lサイズ エクストラファイン:約68枚
JPEG Lサイズ ファイン:約68枚
RAW:約68枚
RAW+JPEG:約68枚
RAW(非圧縮):約30枚
RAW(非圧縮)+JPEG:約30枚

連続撮影速度に関してはα7RⅣはα7Ⅲと同じ速度が確保されています。これはすごいですね。

ところが連続撮影可能枚数に関してはかなりの差が生じています。
JPEG Lサイズ エクストラファインでα7Ⅲが役163枚に対しα7RⅣが68枚、約2.4倍もの差が生じています。この辺はモータースポーツ撮影等でJPEG連写する時間が多い場合は購入前に承知しておいた方が良いでしょう。。

PCやHDDへの負担も要検討

PCのスペックとストレージの容量も考慮する必要があります。
撮影枚数が多い方は大容量のストレージが必須になるのと、その他に撮影データを効率的に選別することは重要です。私の場合は画像編集・管理ソフトのアドビLightroomで極力な不要データを削除する様にしています。Lightroomでのデータ管理方法については以下の記事をご覧ください。

記憶メディアも高スペックが要求される場合も

カメラの記録メディアもスピードクラスUHS-IIの高性能カードが要求される場合があります。
特に連続撮影する場合は注意が必要です。
一方で風景撮影等でのんびり牧歌的な撮影の場合はSANDISKのExtream Pro(最大転送速度:170MB/s 最大書込速度:90MB/s スピードクラス:CLASS10)でも問題ありませんでした。

記録メディアの金額は正直高め。頻繁に買い換えるものではありませんが、カメラ以外のコストも多めにかかることは認識しておいた方が良いでしょう。

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カメラ以外にもコストが掛かる部分がある。

機材自体のレスポンスが良くない場合も

  • 電源ONからの起動時間が長い
  • プレビュー表示に時間が掛かる
  • データ書き込み時間

速射に優れたフラッグシップ機と比較すると機材の動作がもっさり感が感じられる場合があります。

例えば電源オンしてからレリーズ出来るまでの時間や、プレビュー表示に時間を要することがあります。
その他で気になるのは、カメラがデータ書き込み中は機材の設定変更ができなかったりと、タイトな撮影時には少々ストレスを感じることも認識しておく必要があります。
これらの問題点はバッファの問題の様にカメラの性能によっても異なるので、購入前お店でに実機をチェックすることをお勧めします。

高画素機のここがGOOD!

これまで高画素機のネエがティブな側面を書いてきましたが、高画素機の素晴らしい点は勿論ありますよ!

トリミングに強い

トリミングは極力避けている方もいらっしゃるとおもいます。
しかし私の場合、トリミング耐性が強いことが高画素機の使用理由の一つです。

6100万画素のα7RⅣではAPS-Cモード時でも6240 x 4160 (26M)と必要十分な画素数。
望遠レンズはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSを携行することが多いのですが、APS-Cモードではフルサイズ換算150mm〜600mmで使用できることになります。

わざわざ大きい・重い超望遠レンズを持ち出す必要が無くなるのは身体への負担が減って助かります。

これが4240万画素(有効画素)のα7RⅢだと画素数が少々物足りないんですよね。

後からトリミングしても結果は同じなのですが、フレームを意識して撮影出来るのはやはり便利。より被写体に集中出来るんですよね。

APS-C機が一台増えた感じです。

大判プリントにも対応出来る

A3ノビ対応プリンター

これも私の場合を例にすると、グループ写真展ではA3ノビでのプリントがメイン。今後はA2までは自前でプリントしたいと思っています。

そうすると300dpiでプリントしたとしても4000万画素あれば十分と言えます。大判のプリントを予定しているのならば高画素機の方が有利と言えます。

大判プリントの場合解像度を落としても問題がない場合も確かにあります。
ただ絵画展と比べて写真展の場合、結構近づいて見られる場合が有るんですよね(笑)
よってある程度の解像度はキープしたかったりします。

逆にプリント上限がA3ノビの場合、高画素機の必要性は薄れます。
家庭用のプリンターであれば300dpiで2000万画素程あれば十分高精細なプリントが出力可能です。

拡大すれば、感じる解像感

拡大して見るとやはり高画素機の解像感は素晴らしいものがあります。
ただ普通に鑑賞する分にはそれほど大きな違いは感じらないというのが個人的な実感です。

この辺が不思議なところで、「高画素機で撮影するとカメラの液晶モニターを見ただけで高精細さを感じる」方もいらっしゃるのですが、私には正直なところ違いを感じることは出来ませんでした。PCのディスプレイや外部モニターで見ても拡大表示しないと違いは認識できません。

この点は各人の感性と識別能力によるところが大きいと思います。眼力のある方ってこういう細かな点を認識出来ちゃうんですよね。
この辺は自身の心の声に従った方が良いでしょう。

まとめ

高画素だから綺麗な写真が撮れる訳ではない

以上高画素機を検討する際の注意点をメインに書いてきました。

結論としては、4000〜6000万画素の高画素機と2000万画素代の機材で撮影した画像を4Kモニターで鑑賞しても拡大鑑賞しない限りは違いは分かり辛いです。

確かに高画素機で紡がれた描写が美く感じられる可能性はありますが、自分がデータを見る限りは判別はかなり難しいかな(個人の能力差はあると思います)。

この辺の感じ方は個人差が大きいと思いますので、お店でサンプル撮影させてもらえるのならば試して見るのも手だと思います。

本当に高画素の必要性が有るか考えよう

しかし高画素の利点は確かに存在しますので、上級者かビギナーか関係なく必要な方にとっては欠かせない存在になるはず。

メリット・デメリットを把握していれば使い勝手の良い相棒になってくれることでしょう。

今後は現在の高画素がスタンダードになる可能性も

8Kなど視聴媒体の高画素化が進むにつれ、カメラも4000万画素以上の機種が多くなる時代も来るかもしれません。カメラの補正技術やPC側の処理能力も大幅に進歩し現在の高画素機が今よりもう少し気軽に扱える様になるかもしれませんね。

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