今回はkenko(ケンコー)のNDフィルター、PRO-ND1000をご紹介します。F1.4等の大口径レンズを日中開放で使用する際等に用いるNDフィルターですが、今回ご紹介するND1000タイプは何と絞り10段分の減光効果が得られるタイプ。日中に滝の流れを表現したり、海や湖面の波を押さえる効果など撮影の幅を広げてくれるフィルターです。
NDフィルターの特徴については以下の記事でまとめています↓↓↓
特殊な効果が得られるND1000フィルターですが高濃度の為、画質への影響が大きくなってしまう場合も。こんかいはフィルター装着有りと無しの画像を用いながらPRO-ND1000の実力を見ていきたいと思います。
kenko(ケンコー)PRO-ND1000について
国産のみならず海外からも様々なメーカーからNDフィルターが発売されています。他メーカーの製品で1/3以下の価格で購入出来るものもあり実際に使用したことも有りますが、色合い変化が大きかったことも有り今回は馴染み深いKenko製を選んでみました。
ネジのの精度は良くすんなりと装着何
ねじ込み式のフィルターの場合ねじの噛み合わせが良くない場合が結構多いんですよね。こちらのPRO-ND1000はネジ切りの精度が高くすんなりと装着することができました。
作例
それではND1000の写り具合を確かめていきましょう。効果がわかりやすいようにNDフィルターを使用しない写真と使用時の2パターンを載せています。
日が登った時間帯での撮影です。絞り優先モードでフィルター装着前と装着後で撮影しています。
この位の明るさですとAFははなんとか効いてくれるようです。
F8.0 SS1/80 ISO200
F8.0 SS5 ISO200
以下の2枚は1月の朝7時30分頃の撮影した写真です。
F11.0 SS1/100 ISO100
F11.0 SS10 ISO100
お日様が出た状態で10秒間のシャッタースピードを稼げるとかなり違った表現にチャレンジ出来ますね。
以下の2枚は定番の滝の写真です。山形県東根市の関山大滝ですが、今年の驚異的な暖冬により例年にない雪の少なさです。運転は楽で良いのですが、昨今の気候変動にはちょっと怖くなってしまいます・・・。
F9.0 SS1/40 ISO200
F9.0 SS10 ISO200
Aモードの状態でフィルターを取り付け撮影しただけなので、フィルター装着の写真はアンダーになってしまいました。後から一段プラス補正したものが以下の写真です。
F9.0 SS10 ISO200
+1補正
まとめ
ND-1000と言うと減光幅の数値の大きさ故特殊な印象を受けますが、今回ご紹介したKenko NDフィルター PRO-ND1000はかなり自然に仕様できて、正直拍子抜けしてしまいました。上の試写でもお分かり頂けると思いますが、色合いの変化がかなり抑えられていて、変に色が転んでしまうことも有りませんでした。ND400も使用していますが、今後はこちらのND1000を使用することが圧倒的に多くなること間違い無しです。
本製品で良かったポイントは以下の通りです。
10段分の減光効果ともなれば三脚の使用は必須ですが、常にカメラバッグの中に忍ばせておきたいフィルターになりそうです。
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