最近さらに充実してきた、ソニー(SONY)αEマウントのレンズラインナップ。
純正以外にも、タムロン・シグマなど選り取り見取り。
レンズ選びに迷っちゃいますよね。
『TAMRON(タムロン)のフィルター径67mmレンズでシステムを構築するのもアリかな・・・』
ふとそんな事をふと感じたので記事としてまとめていきます。

タムロンの主なE-mountレンズは、
フィルター径67mmで統一されているのにびっくり仰天!

あんた、知らなかったのか・・・
これ、Eマウントユーザーの常識。
きっかけ
最近小型広角ズームレンズを検討中で、有力候補の一つに上がったのが、タムロン17-28mm F/2.8 Di III RXD(Model A046)。
ここふと気が付いたことが・・・。
開放絞り値F2.8通しの大三元レンズが、な、なんと、フィルター径67㎜で組めてしまうことに!

タムロンのオフィシャルサイトに大々的に記載されているけどね。

もっと早くに気づいていればよかったです〜
レンズ紹介の前に、ソニー純正にはないタムロン製レンズを使うメリットについておさらいしておきましょう。
TAMRONレンズでシステムを組むメリット
「交換レンズは純正が一番!」
なん〜て思っていませんか?

カメラの性能を最大限引き出してくれる。
それが純正レンズのメリット!

純正レンズにはない魅力がサードパーティ製レンズには沢山あるよ。

以前はフォーカススピードやAF精度の差など、少々忍耐が必要になることもあったサードパーティ製。でも最近は日常用途としてはノンストレスで使えることがほとんど。
特にEマウントは基本仕様が開示されているので、外部メーカーの商品開発も効率化されているんですよね。
そんな訳で、交換レンズを検討するならタムロンも要チェックなのです。
そしてタムロンには、純正にはない特徴やメリットが沢山なのです。
- フィルター径67mmでシステムを統可能
- 純正より安価
- 純正とは異なる特徴・メリット(焦点距離・明るさ・最短撮影距離・マクロ機能)
- ソニー純正とリングの回転方向が同じ
大三元レンズをフィルター径67mmで揃える!

いつかは揃えたい大三元!
レンズの種類は実に様々ですが、やはり有ると便利な大三元レンズ。
散財と言う回り道をしつつ、最終的に行き着く所はここなのかも。

タムロンで小型軽量大三元
和了!
伝統的な大三元レンズの焦点距離とは異なりますが、タムロンでは以下の3本で、安く・軽く大三元コンプリート出来てしまいます。

純正大三元はフィルター径77〜82mmなんだよね。
- 広角・・・17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
- 標準・・・28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
- 望遠・・・70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
TAMRON | A046 | A063 | A056 |
---|---|---|---|
焦点距離 | 17-28 | 28-75 | 70-180 |
開放F値 | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
最短撮影距離 | 0.19m/0.26m | 0.18m/0.38m | AF:0.85m(ズーム全域) MF:0.27m/0.85m |
手ブレ補正 | なし | なし | なし |
重量g | 420 | 540 | 810 |
フィルター径 | 67 | 67 | 67 |
参考価格 | 106,425 | 91,610 | 120,380 |
焦点距離17mm〜180mmをF2.8通し、更にこれだけの軽量、低価格でシステムを構築出来るって凄いですよね。
勿論純正と異なり、カメラ側の機能を100%活かせるとは限りませんが、この辺のスペックで十分に感じる方も多いのではないでしょうか。

スペックを追い求めればキリがないので、落とし所も重要だと思う。
そしてフィルター径が67mmで統一出来るのは、フィルターを多用する自分にとってもかなり有難いタムロンさまの配慮なのです。


フィルターサイズが異なると、気が付けば膨大なフィルターの数・・・
フィルター径が統一されると、撮影現場での効率も高まります。
またコストもぐっと抑えられて嬉しきことこの上なし。

PLフィルターなど値段が高いフィルターもあるけど、
フィルター径が統一されていると助かるよね。
またタムロンE-mountレンズは、カメラ側の各種機能(ファストハイブリッドAF・瞳AF・レンズ補正・ファームアップなど)にも対応している点でも安心です(機材によって異なる)。
タムロンを検討する際の注意点
タムロンレンズの良さを中心に語ってしまいましたが、若干の注意点も付け加えておきます。
- テレコンの装着が出来ない
- ブリージング補正など、最新技術に対応していない場合も
- 防塵防滴機能は簡易的なもの
昔でしたら、AF性能や精度の差など、言及するべきポイントは多々ありましたが、最近はそんなにないんですよね。
ミラーレス化の恩恵で、前ピン・後ピン調整の為カメラとレンズを一緒に入院させる苦労もないですし・・・
防塵防滴への配慮は、純正レンズの方がしっかりしていると思われますが、どちらも油断すればアウトと思って使用するに越したことはありません。(確かに、純正だから災難を免れたと思えることはあるのですが・・・)
その他のフィルター径67mmレンズ

他のフィルター径67㎜レンズを全てご紹介しようと思いましたが、タムロンEマウント用レンズは、ほぼ67㎜で統一されているんですよね。
全て記載するのは大変なので、掻い摘んで、オススメレンズご紹介していきます。
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)

F2.8通しの70-180mm(A056)ではなく、こちらを選ぶ手もアリだね。
ナント!こちらの望遠レンズもフィルター径67mmで発売!!!
それにしても50-400の焦点距離で重量1155g・・・・ソニーのSEL100400GMは1395gなので驚くべき軽さなのです。

ワイド側50㎜とキター!
更に、最短撮影距離はワイド端0.25m / 望遠側1.5mを誇り、とんでもないスペック。
撮影対象がネーチャーや航空機などの方は、70-180mm(A056)ではなく、こちらを選んだ方が幸せになれるかもしれません。
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
便利(万能)ズームと言われるレンズですが、こちらも侮れない存在。
重さは575gと比較的軽量なので、レンズを1本しか持って行けない場合の強力な選択肢になりそうです。最短撮影距離はワイド0.19m / 望遠側0.8mとこちらもスーパースペックです。

万能ズームで28mmがF2.8ってすごいよね。

一番最初に買ったレンズがタムロンAF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)のニコンマウントだったな〜。

なんだか懐かしいね。
単焦点レンズも67㎜だった・・・
そして単焦点レンズまでも67㎜で統一されていたんですね・・・
広角域を細かく刻んでいるのが特徴で、40㎜〜標準・望遠域が無いのが面白いですね。
タムロン伝統、90mmマクロがラインナップされていないのも意外でした。
(参考)ZEISS Batis シリーズも検討に値する
今回の趣旨から外れますが、フィルター径67㎜の単焦点を検討する際、ZEISS Batis シリーズを加えるのもアリかと。
2/25・2/40 CF・1.8/85・2.8/135がラインナップされています。(2.8/18は77㎜)

価格は高めですが、比較的小型軽量なレンズたちです。
違う世界を覗いてみたくなったらオススメ。

タムロン製と上手く棲み分けになっている様な気がするな。
まとめ
フィルター径67㎜レンズシリーズでほぼシステムを構築出来る!
F2.8の大三元から、お手軽に1本だけでも、フィルター径67㎜でほぼ隙のないレンジでシステムの構築が可能です。
また、決して馬鹿にならないフィルターコスト。大口径レンズの82㎜や77㎜では結構な負担になってしまうことも。
67㎜フィルターは比較的安価なので、PLやNDなどを使用して様々な表現に挑戦することも可能になります。
交換レンズだけでなく、フィルターワークでも表現の幅が広がるのが一眼カメラの楽しみだと思うので、是非トライしてみてくださいね。
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