今回はソニー(SONY)フルサイズ用αEマウントの、作品撮り〜普段使い・旅行にもおすすめな広角ズームレンズをピックアップしていきます。
今や豊富なラインナップを誇るEマウントの広角ズームレンズ。
今回は以下のポイントで、オススメの広角ズームレンズ3本をご紹介します。
- ソニー αEマウント(フルサイズ用)で普段使いにも最適な広角ズームレンズ
- 普段使いと言いつつ・・・画質には妥協したくない
- 動画・スチルの両方で活用したい
- フィルターが装着可能(ねじ込み式フィルター)
広角ズームレンズは普段使い用と言えるの?
普段使いで広角ズーム・・・使い辛くないかな?
確かに。
でも動画撮影では使い易いし、写真でも使い方にもよると思うよ。
風景やスナップ撮影など、静止画メインであれば焦点距離28-70mm辺りの標準ズームレンズをまずオススメしたいところ。
デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ FE 28-60mm F4-5.6 SEL2860α7CにSEL2860のセットは、小型で普段使いからトラベル用途の写真撮影にもピッタリ。
しかし動画撮影では更に広角域の必要性を感じることも。
28mmではアスペクト比16:9では狭く感じることも。
確かに。
自撮り(セルフィ)では更に広角域の必要性を感じるよね。
それと、最近はカメラの画素数が大きいので、スチル撮影での望遠はトリミングやAPS-Cモードでの撮影で対処することも可能です。(勿論これには抵抗感を感じる方もいらっしゃるとは思いますが。)
今回の広角ズームレンズ選びの要件は?
『動画』・『静止画』にも使いたい
上でも触れましたが、動画撮影も考慮すると、やはり広角ズームは検討したいところ。
画角が狭くなる動画では、ワイド域が使えることにより、とても幅が広がるんですよね。
『お出かけや旅行に使える手軽さ』と『画質』を両立したい
高性能レンズも含めると、αEマウントの広角レンズラインナップは凄いものがあります。
デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GM16-35mmで絞り開放値F2.8と、このレンズでなくては撮れない世界が有るのは事実。
但し重さが680gと、気軽に使える重さではないのがネック。
カメラをホールドする時間が長くなる動画撮影では、身に堪える可能性は大きいですよね(使う人と気合にもよりますが)。
スチルでの作品撮りに持って損はないレンズですが、動画撮影に必要なフットワークやフォーカスブリージング等の諸問題も考慮すると他の選択肢も考えた方が良い場合も。
フィルターが装着可能(ねじ込み式フィルター)
これはフィルターを多用する個人的な趣味なのですが・・・
やはりレンズ前面にフィルターネジ付きの広角ズームレンズが欲しかったんですよね。
最近は、ウルトラワイドの出目金レンズでも、専用アダプターを介しフィルターの装着が可能ですが、やはりネジ込式フィルターは手軽で便利なのです。
動画では、ねじ込み式の可変NDフィルターも使いたいよね。
それと、出目金レンズ用フィルターは持ち運びが大変。
常に気軽に使えるフィルターではないんだよね。
こんな感じで広角ズームレンズが欲しくなってきました。
そろそろ目ぼしい3本ほどをピックアップしてみましょう。
もしかして・・・・
買うつもりなのか!
オススメ広角ズームレンズ 3本
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
焦点距離 | 17-28㎜ | 開放F値 | F2.8 |
レンズ構成 | 11群13枚 | 最短撮影距離 | W 0.19m/T 0.26m |
絞り羽根枚数 | 9 枚 | 最大撮影倍率 | W 1:5.2 / T 1:6 |
重量 | 420g | フィルター径 | 67㎜ |
このレンズ、既存のタムロンユーザーにとって、とても訴求力があるんですよね。
私は、望遠ズームで同社の70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)を愛用中。
標準ズームの28-75mm F/2.8 Di III VXD G2も使用している方なら、17㎜〜180㎜までの焦点距離が、うまい具合にカバー出来るんですよね。それも絞り開放F2.8で!
どのレンズも軽量だし、フィルター径67㎜で統一されているなんて素敵!
ズームでレンズの長さも変わらないし、これはかなり悩むぞ・・・
実売価格も小慣れているし。
SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN
焦点距離 | 16-28㎜ | 開放F値 | F2.8 |
レンズ構成 | 11群16枚 | 最短撮影距離 | 0.25m |
絞り羽根枚数 | 9 枚 | 最大撮影倍率 | 1:5.6 |
重量 | 450g | フィルター径 | 72㎜ |
2022年 6月に発売された比較的新しいレンズですが、こちらもスペック的に興味津々な玉!
APS-C用レンズではないよ!
ワイド側16㎜でF2.8とは・・・
こちらもインナーフォーカスで長さが変わらない!
広角16㎜から使え、重さはたった450g。
山行きが多い方にとって嬉し過ぎるレンズですよね。
前出のタムロンと同じくテレ側は28㎜と割り切ったスペックですが、広角が16㎜から使えるのは魅力です。(タムロンは広角17㎜)
タムロン・シグマ製とも、テレ側35㎜が必要か?を考えながら検討だね。
広角ズームは、意外とワイド側しか使わないんだよね・・・
自分の場合ですが。
広角の1㎜の画各差は大きく感じることがありますが、メーカーも異なるので実際に使用してみないと分からないところ。
タムロンとシグマ製の比較では、『好みで選んで』としか言えないほど良さげな両者です。
私にとってシグマレンズの色の印象は、あっさりクリーン系で気に入っているのですが、サンプルを見て気に入った方を選んでも良いかもしれませんね。
SONY FE PZ 16-35mm F4 G SELP1635G
焦点距離 | 16-35㎜ | 開放F値 | F4 |
レンズ構成 | 12群13枚 | 最短撮影距離 | 0.28m(W)/0.24m(T) |
絞り羽根枚数 | 7 枚 | 最大撮影倍率 | 0.23倍 |
重量 | 353g | フィルター径 | 72㎜ |
ラストはソニーのFE PZ 16-35mm F4 Gの登場です。
前出のタムロン・シグマ製と大きく異なるポイントを、以下の3つに絞ってみました。
パワーズームで353gは劇的な軽さ!
ジンバルに載せた時の、腕のプルプル感が軽減されるぞ
スチル派にとっては開放F2.8であって欲しかったと思う反面、ソニーの従来モデル、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z 比較で、手ぶれ補正機構の有無以外は超絶進化を遂げたSELP1635G。
パワーズーム搭載で、フォーカスブリージングも抑えられているようなので、動画クリエーターなら迷わす逝くしか無いレンズですね、これは。
今までFE 16-35mm F2.8 GMで動画撮影をされてきた皆様、お待たせしました。
今日からFE PZ 16-35mm F4 Gもどうぞ宜しく的な感じかな。
ソニー様のご配慮というか良心!?と強い誘惑を感じる1本なのです。
まとめ
αEマウント、そこは広角ズームレンズ天国だった
もはや百花繚乱の様相のソニーαEマウントの広角ズームレンズ。
どれを選んでも良さげな今回の3本ですが、それぞれに向いているユーザー、そうでない場合を以下にまとめてみました。
それぞれのレンズが向いている方は?
以上αEマウントでの普段使いでも活用できる広角ズームレンズ選びでした。
さて私はどうするのかと言いますと、タムロンかソニーのどちらかでお悩み中です・・・
皆様にとって理想の1本が見つかりますように!
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