M1/M2 MacBook Airを選ぶ際、メモリ容量をどうするか?結構悩みますよね。
今回は標準8GBか、それともCTOで16GBに増設か、どちらのRAM容量を選ぶべきか考えていきます。
24GBが必要な方は、迷わずそちらで逝ってしまうと思うので・・・
あっしは16GBに増設しました。
必要とするRAM容量は、Macの使い方により大きく左右されます。今回はPhotoshop(フォトショップ)やLightroom Classic(ライトルーム)などAdobe系ソフトの外出先での使用を想定して書いていきます。
- M1/M2 Macのメモリ〜 標準 8GBと増設16GBのどちらを選べば快適?
- PhotoshopやLightroomなどAdobe系映像系アプリを使う場合に必要なRAM容量
バカにならないメモリ増設費
大きいに越したことはいメモリ容量ですが、増設費用で悩んじゃいますよね。
吊るしモデルの8GBの他、16GB・24GBが選択可能ですが・・・
- 16GB・・・・+28,000円
- 24GB・・・・+56,000円
汎用的なノートPC用RAMと単純比較は出来ませんが、庶民的にはかなりお高く感じてしまう価格設定ですな。
28,000円あれば良さげなSSDなんか買えちゃうし!
大昔のMacBookとは異なり、現在は自分でメモリを増設するのは事実上不可能(専門知識と腕がある方は別として)と思っていた方が良いので、RAM容量選びは慎重にならざるを得ません。
では実際のメモリの使用状態をアクティビティモニタで確認してみましょう。
他にもストレージの容量もどうするも問題ですよね。
アクティビティモニタでメモリ使用量の確認
メモリ使用量はアクテビティモニタで簡単に視認可能出来ます。
アクティビティモニタアプリは【アプリケーション】→【ユーティリティフォルダ】内に格納されています。メモリの他にCPUやエネルギー等の状態も確認出来ますので、たまにチェクしてみてください。
上の画像はM2 MacBook Airを購入後、起動した状態でのメモリ使用量です。
吊るしモデルの8GBで十分?
さてM1/M2 MacBook AirのベースモデルのRAM容量は8GB。家電量販店で店頭販売されているのもこちらのタイプなので、これらを求める方も多いかと思います。
開封ほやほや状態と言いつつも、ブラウザを少々使用した後なのですが・・・また16GBに増設モデルにつき8GBに対しての正確な検証ではないことをご承知ください。
アイドル状態での使用量 ⇨ 4.57GB
・使用済みメモリ:4.57GB
・キャッシュされたファイル:4.16GB
・スワップ使用領域:0バイト
Safariなど初めからインストールされているアプリ以外は何も入れず、アイドル状態で4.57GBでした。この状態であれば8GBでも十分実用範囲内な予感がしますね。
Safari起動(タブ1つ開く) ⇨ 5.56GB
・使用済みメモリ:5.56GB
・キャッシュされたファイル:4.53GB
・スワップ使用領域:0バイト
Safariでタブを1つ開いた状態。こちらでメモリ使用量は5.56GBでした。
Safari起動(タブ5つ開く) ⇨ 5.56GB
・使用済みメモリ:6.94GB
・キャッシュされたファイル:4.85GB
・スワップ使用領域:0バイト
更にSafariのタブを5つ開くと6.94GBの使用量に。プラス表計算ソフト(Numbers)やLINEアプリを開きながらの簡単な事務作業であれば8GBでも十分対応できそうです。
ちなみにタブを10開いた状態で8.52GBでした。
Amazonで商品を探していると、タブが次々と増えていることも・・・
PhotoshopとLightroomをインストール・・・16GBの方が良さそう
さてAdobe Cretive Cloudのインストールでどうなるか?ここではPhotoshop(フォトショップ)とLightroom Classic(ライトルーム クラシック)で様子を見てみます。
Photoshopを立ち上げ ⇨ 8.63GB
・使用済みメモリ:8.63GB
・キャッシュされたファイル:6.29GB
・スワップ使用領域:0バイト
MacにCreative Cloudをインストール後、Photoshopを立ち上げた時のメモリの使用量は8.63GB。8GBモデルでも他のアプリオを使用しない状態であれば、スワップ領域を使いつつ、高負荷作業でなければ何とか使えそうな印象です。
ブラウザを常時立ち上げている自分の様なケースでは、やはり16GBの方が良さそう。この辺は個々の使い方の問題ですね。
PhotoshopとLightroomを立ち上げ ⇨ 11.09GB
・使用済みメモリ:11.09GB
・キャッシュされたファイル:4.89GB
・スワップ使用領域:0バイト
PhotoshopとLightroomを立ち上げただけの状態(何も画像処理はしていない状態)で11.09GBでした。
両アプリ自体のメモリ消費量も大きいですし、バックグラウンドで動作中のAdobe系プログラムも結構増えています。
勿論バックグランド処理を停止することで、そこそこのメモリ消費量を圧縮可能です。但しクラウドへのファイル同期が直ぐに行えない等の弊害も有り、この辺はユーザーの使い方にもよります。
PSとLRを立ち上げた状態でゲームをプレイ ⇨ 11.69GB
・使用済みメモリ:1.69GB
・キャッシュされたファイル:4.32GB
・スワップ使用領域:0バイト
最後に番外編ですが、PhotoshopとLightroomを立ち上げた状態で、SteamでPCゲームをプレイしてみました。
Euro Truck Simulator 2(ユーロトラックシミュレーター2)でトレーラーを回してみところ、アプリ単体で約3.87GBのRAM消費量でした。16GBモデル上でのメモリプレッシャーはまだ十分に余裕が有り、勿論ゲームも滞りなくプレイ出来ています。勿論緩ETS2は緩めのゲームにつき、激し目のFPSでどうかは、プレイしたことが無いのでわかりません。
ETSはビギナードライバーですが、
気分転換に大陸ヨーロッパのドライブはハマる・・・
これが8GBでプレイしたら(勿論グラボ側の問題の方が大きいでしょうが)どうなのか?私には知る由は無いのですが、精神衛生上は16GBの方が安心だと思います。
まとめ〜出来れば16GBの方が安心だけど、使い方によっては8GBもあり
メモリ容量8GBを購入しなかった人間の考察であることを踏まえて読んで頂きたいのですが、8GBと16GB、どちらを選んだら良いか?整理したいと思います。
アドビ系ソフトで画像処理・動画編集するなら16GB
PhotoshopやLightroomなどのAdobe系ソフトを重めに使用するなら16GBを選択した方が安心。実際にはメモリスワップも有るので、やりくりしながら8GBでも使用出来るんでしょうけど、枚数が多いコンポジットなど、負担のかかる処理は16GBでも大変なこともあります。
やはりLightroomとPhotoshopはセットで使用するのが常ですし、ブラウザもそこそこのタブ数を開きながら作業しちゃうんですよね。
日常業務の処理や外出用のノートPCと割り切るなら8GB
日常業務や、Web検索、動画鑑賞、ブログ更新など軽めの処理がメインであれば8GBでも良いかと。
そもそも(自分にとってですが)薄型軽量のMacBook Airって、ライトかつ軽快に使えるノートPCの認識だったので、重めの処理は他のパワフルなマシーンに任せても良いと思うんですよね。
美しいディスプレイでそこそこ高音質。更に(極端な使い方でなければ)モバイルバッテリー不要で1日のタスクをこなすことも可能なスタミナの持ち主です。
メモリ増設せずとも、モバイルPCとしてのツボは十分抑えられているので8GBでも十分魅力的と言えるでしょう。
勿論デザインが秀逸なのは言うまでもなし。
手軽に使えるモバイルPCとしてコストを掛けないのもアリ。
AppleシリコンM1/M2の能力が凄すぎて、
余計な処理能力を期待しちゃうんだよね。
以上こんな感じの結論でした。
私は宿泊先などで、その日の画像データはその日の内に処理したい方なので16GBを選択しました。またストレージが容量によっても速さが異なる様なので、M2 MacBook Airでは512GBの方を選択しています。
仮にMacを4年(48ヶ月)焼却と考えれば、16GBのRAMアップグレードで583円/月のコスト増。これが高いか安いかは考え方に寄りますが、皆様の使い方と予算に応じて最適な選択をしていただければ嬉しいです。
予算が許せば16GBの方をお勧めしたいです。
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