最近ようやく手元に届いたソニーα7Ⅳ、ソフトウェアのバージョンを確認すると未だVer.1.01。最新は2022-08-24の公開のVer.1.10ですのでアップデートを行うことに。
最新Ver.1.10の内容を簡単にチェックするとともに、アップデート方法を備忘録的に記載しています。
Ver. 1.10アップデート内容
まずはVer. 1.10のアップデート内容を簡単にチェックしておきます。
- RAW記録方式のロスレス圧縮で画像サイズが従来のLサイズに加えてMサイズとSサイズが選べるようになりました。
- フラッシュ撮影時のシャッタースピードとISO感度の設定値が保持できるようになりました。
- タッチシャッターに対応しました。
- 瞳AFの精度を向上しました。
- 動画ファイル内のメタデータにカメラのシリアル番号が記録できるようになりました。
- Wi-Fi接続の操作性を向上しました。
- モニター自動OFF時間の”1分”を追加しました。
- EVFの表示が、周囲の明るさに合わせて明るくならない場合がある事象を改善しました。
- 動作安定性を改善しました。
引用 SONY ILCE-7M4本体ソフトウェアアップデート Ver. 1.10
結構大規模なアップデートで、個人的に特に気になるポイントは以下の2点でしょうか。
- ロスレス圧縮RAWファイルで、MサイズとSサイズが選べる(従来はLサイズのみ)。
- タッチシャター対応
ロスレス圧縮 M・Sサイズ選択可能は嬉しい
高画素化したα7Ⅳにおいて、RAWのロスレス圧縮サイズの選択肢が増えるのは、かなり有難いアップデートと言えそう。
Ver.1.01(旧バージョン)
- 非圧縮
- ロスレス圧縮(L)
- 圧縮
Ver.1.10(最新)
- 非圧縮
- ロスレス圧縮(L)
- ロスレス圧縮(M)
- ロスレス圧縮(S)
- 圧縮
現像プロセスに大きな支障がなければ、容量が少なく済むロスレス圧縮は助かるね。
ロスレス圧縮の使い勝手はこれから徐々にチェックしていきますが、運用上の問題がなければ是非活用していきたい記録方式です。
まさかのタッチシャッター搭載
液晶のタッチ機能に関しては、残念ながら過去のα7系はイマイチな印象でした。α7Ⅳ購入時も全く期待していなかったのですが・・・
アップデートでまさかのタッチシャッター搭載!
これには正直驚きでした。
個人的には使う機会は少なそうですが、スナップ撮影でサクサク撮るといには便利かもしれません。
でもイマドキのカメラならタッチシャッターは必須ですよね。
アップデート前の注意点
今回のバージョンアップでの注意点は以下の2点。
- PCとカメラの直接接続ではなく、SDカードを介してアップデートを行う。
- Ver.1.05未満からアップデートする場合、まずVer.1.05にアップデートしてからVer.1.10にアップデートする。
今回からアップデート方法が変更になっています。
以前はカメラとPCを直接接続し行なっていましたが、今回はPCでデータを保存したSDカードで、カメラ側でアップデートを行います。
また、Ver.1.05 未満の場合、まず Ver.1.05 にアップデートする必要があります。つまり、私のα7Ⅳ(現在Ver.1.01)はまず Ver.1.05 にアップしてから最新Ver.1.10にアップすることになります。
現在 Ver.1.01⇨ Ver.1.05⇨ 最新 Ver.1.10 の順だね。
Ver.1.05 は最新 Ver.1.10を入れる上での基礎みたいな感じかな。
アップデート方法
アップデート方法はメーカーサイトを参照すれば間違いなしです。
出た!得意の丸投げ!
以下は私の備忘録程度につき参考まで・・・。
事前準備
【事前準備】メモリーカードをフォーマット
カメラでメモリーカードをフォーマットしておきます。
『クイックフォーマット』と『フルフォーマット』が選択出来ますが、私は念の為『フル』を選択しました。
『クイック』か『フル』の選択は【ゴミ箱】ボタンを押すと切り替わります。
【事前準備】ソフトウェアのバージョンを確認
【メニュー】➡︎ 【セットアップ】➡︎【12セットアップオプション】➡︎【バージョン】
ボディー:ILCE-7M4
Ver . 1.01
今回のバージョンはVer . 1.01でしたので、まずVer . 1.05にアップデートします。
【事前準備】カメラの状態を確認
- バッテリーを満充電
- 純正充電池NP-FZ100を使う
- 縦グリは外す
Ver.1.05にアップデート
ファイル 「BODYDATA.DAT」 をパソコンにダウンロードしメモリーカードに保存
ダウンロードしたファイル『BODYDATA.DAT』をフォーマット済みのメモリーカードの一番上の階層にコピーする。
今回の例ではSDカード『Untitled』の一番上の階にダウンロードしたファイル『BODYDATA.DAT』を移動(コピペ)します。
『PRIVATE』フォルダと『BODYDATA.DAT』の2つだけが見えていればOK。
メモリーカードをカメラのスロット1に入れる
上記の状態でSDカードをスロット1に入れます。
アップデートを行う
以前バージョン確認した時と同じ手順んで進みます。
【メニュー】➡︎ 【セットアップ】➡︎【セットアップオプション】➡︎【バージョン】
前回確認時にはグレーアウト表示だった【ソフトウェアアップデート】が、今回は選択出来る様になっている。
改めて現在「Ver.1.01」以下であることを確認し、【ソフトウェアアップデート】⇨【OK】で進む。
【実行】を押すには、注意事項を下まで読む必要が。
【実行】を選択するとアップデート開始
アップデートが開始すると、液晶モニターはブラック表示になりますが、本体のアクセスランプがピカピカ点滅。
完了したらバージョンチェック。
アップデートの確認
ボディはVer . 1.05 に無事アップされた。
以上でVer.1.01⇨Ver.1.05へのアップデートは完了。
最新の Ver.1.10へアップが可能になります。
Ver.1.10 にアップデート
土台!?の様なVer. 1.05へのアップデートが完了したら、本命のVer. 1.10へのアップデートを行います。
方法はVer. 1.05の時と同じく、再びSDカードを初期化し、同様に進めればOK。
まとめ
一時期諸問題で配信停止されていたVer. 1.10ですが、今回アップデート作業は滞りなく行うことが出来ました。動作の安定性向上以外にも、かなりの機能がプラスされているアップデートなので、早めのアップデートがおすすめです。