最近ソニー Eマウントの超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を導入しましたが、「レンズ本体が大き過ぎてバッグへの収納が大変!」という問題が発生。
最初はカメラ用のリュックに入れれば良いやという安易な考えでしたが、リュック内のかなりのスペースを占めてしまうことになり、やはり超望遠レンズは単体で持ち運ぶしかないという結論に至りました。
そこでレンズケースを探すことになるのですが、中々良さそうな製品を見つけることが出来ません。そんな中でふと目についたのが今回レビューするシンクタンクフォトの「デジタル ホルスター 30 V2.0」です。
デジタル ホルスター 30 V2.0について
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300329-800x555.jpg)
内寸(cm) | 18.4 x 12.7 x 28.6 – 36.2 |
外寸(cm) | 20.3 x 14 x 33 – 40.6 |
重量(g) | 約600 |
基本的にはデジタル一眼レフカメラにフードを順付した大三元レンズの一つ70-200mm F2.8クラスのレンズを装着したまま収納するホルスタータイプのケースです。
まずは簡単に外観を見ていきましょう。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300330-800x533.jpg)
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300331-800x533.jpg)
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300336-800x533.jpg)
2枚の間仕切りがベルクロで取付け出来る様になっています。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300359-800x533.jpg)
下部用の間仕切りを取り付けた状態。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300360-800x533.jpg)
上部のフラップタイプの間仕切り(この場合は背面液晶の保護目的でしょうか)を取り付けた状態。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300338-800x533.jpg)
上蓋裏側のポケットにはフィルターなどを入れることが可能です。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/filter-800x599.jpg)
試しにマルミの82mmまで収納できるフィルターケースを入れてみました。入るには入るのですがフラップを閉じることは出来ませんでした。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300340-1-800x483.jpg)
サイドのポケットを開くと簡易的なレインカバーが入っています。レインカバーは取外し可能です。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300363-800x747.jpg)
レインカバーを広げた状態。特殊な形なので専用レインカバーが付属しているのは助かりますよね。
レンズ収納例
それでは実際にレンズを収納具合を検証していきます。
SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSの場合
まずはSONYのα7ⅢにFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSを装着した状態で検証していきます。カメラボディにはアルカスイスタイプのプレートを取り付けた状態です。
FE 100-400mm F4.5-5.6 | ホルスター30 V2.0 | |
長さ(cm) | 20.5 | 28.6 – 36.2 |
直径(cm) | 9.39 | 18.4 x 12.7(内径) |
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300341-800x551.jpg)
レンズフードは順付の状態
ホルスターを伸ばさない状態での収納は出来ませんでした。
次はカメラは上の写真の状態で、ホルスターを伸ばして入れてみました。しかしFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSのフード径が大きめなのでスムーズに出し入れが出来ませんでした。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/filter-4.jpg)
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSのレンズフードの外径は実測で約11.5cmでした。
ホルスターの内径が12.7cmとされているので数値上でもギリギリです。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/filter-2-800x600.jpg)
結局はレンズフードは逆付・ホルスターは伸ばさない状態での収納が筆者にとっては一番スムーズでした。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300342-800x533.jpg)
三脚台座は固定状態では収納し辛い為、ねじを緩ませ台座が動く状態で収納しています。
SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの場合
FE 200-600mm F5.6-6.3 | ホルスター30 V2.0 | |
長さ(cm) | 31.8 | 28.6 – 36.2 |
直径(cm) | 111.5 | 18.4 x 12.7(内径) |
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300347-800x624.jpg)
ホルスター本体を伸ばさない状態では全く収納不可能です。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300348-800x533.jpg)
ホルスターを伸ばした状態ですと何とか入りそうな感じですが、レンズフードを取付けた状態では入りませんでした。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300355-800x533.jpg)
苦肉の索ですが、三脚台座・レンズフードを取り外して収納することにしました。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300350-800x533.jpg)
最初に「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」を入れ、残りのスペースでレンズフードと三脚台座を入れてみました。
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300352-800x536.jpg)
何とか収納することは出来ました。しかしホルスターとしての機能は果たすことが出来ません。そもそもこのホルスター自体が「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の使用を想定していない訳でして、これは仕方ないですね。取り敢えずの検証ということでご理解ください。
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSSの場合
FE 70-200mm F2.8 | ホルスター30 V2.0 | |
長さ(cm) | 20.0 | 28.6 – 36.2 |
直径(cm) | 8.8 | 18.4 x 12.7(内径) |
最後に大三元レンズのひとつSONY「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」での検証を行います。そもそもこの「デジタルホルスター30 ver2.0」は70-200mm F2.8クラスのレンズの使用を想定している製品、さてSONYの「E 70-200mm F2.8 GM OSS」ではどの様な感じでしょうか?
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/filter-3-800x633.jpg)
やはり製品想定する使用法の通り「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」をレンズフード順付の状態ですんなりと収納することができました。
まとめ
![](https://life-with-photo.com/wp-content/uploads/2019/08/A7300357-800x712.jpg)
残念ながら本来の「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の収納という目的は果たす事が出来ませんでした。やはり「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」のサイズは大きいですね。
結論としては「デジタル ホルスター 30 V2.0」のメリットを最大限に活用するには「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」での使用がベストという結論に至りました。
「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」使用時の機動力はかなり高まると思うので今後も使っていこうと思います。
コメント