BOSE(ボーズ)のウェラブルネックスピーカー「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」(サウンドウェアコンパニオンスピーカー)を購入しました。
実は今まで別のウェラブルスピーカー「KENWOOD CAX-NS1BT-B」を使用してたのですが、今回訳あってBOSEの製品を購入(買い増し)することに。
本製品の購入に至った理由を、比較検討した機種についてのインプレッションを交えながら伝えしていきます。
TV視聴・ネット動画・ゲーム・ハンズフリー通話等、人それぞれに使用目的は異なると思いますが、本記事ではスマホやタブレットでの音楽鑑賞をメイン目的として書いていきます。
比較検討した機種
今回比較検討するのは以下の4機種です。
- KENWOOD CAX-NS1BT-B(現在使用中)
- SONY SRS-WS1
- JBL SOUNDGEAR BTA
- BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER
KENWOOD CAX-NS1BT-B (現在使用中)
主なスペック
通信方式 | Bluetooth Ver.4.1 |
通信距離 | 約10m (Class2) |
対応コーデック | SBC・Qualcomm®aptX™audio |
電池持続時間 | 約20時間 |
充電時間 | 約3時間 |
質量 | 88g |
防水機能 | 無し |
個人的な評価(最高は★★★★★)
携帯性 | ★★★★☆ |
装着感 | ★★★★ |
操作性 | ★★★☆ |
スタミナ | ★★★★★ |
音質 | ★★☆ |
総合評価 | ★★★ |
KENWOODのCAX-NS1BT-Bの気に入っているポイント
- 軽量で1日中装着可能
- バッテリーの持続時間
- ボタンが押し易く操作がカンタン
KENWOODの「CAX-NS1BT-B」については別記事にて詳しくレビューしていますが、とにかく88gと軽量で1日中装着していても疲れない快適性を有しています。
主に語学学習とハンズフリー通話用として使用しており満足出来る製品です。
KENWOODのCAX-NS1BT-Bで物足りなく感じている部分
- 音楽を聴く場合の音質
小型軽量の製品なので音楽を気持ちよく聴くには限界を感じてしまいます。これはこの製品にどこまで求めるかにもよるのですが、あくまでも自分の欲望の問題でもあります・・・
「音楽をもっと快適に聴きたい!」
快適なリスニング環境、これが今回BOSEのウェラブルネックスピーカーを購入した大きな理由です。
当機種にはブランド違いの姉妹機種も存在していますので以下にご紹介しますね。
JVC NAGARAKU SP-A10BTKはENWOOD CAX-NS1BT-Bの姉妹機種
JVCの「NAGARAKU SP-A10BT」とKENWOOD 「CAX-NS1BT-B」は姉妹機種。外観とカラー以外は同スペックなので今回は敢えて記事にはしていません。
シャープ AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-Bも親戚
こちらも外観はほぼ同じですが、TV視聴用にUSBのBluetooth送信機が同梱されています。電源持続時間が短くなる等(14時間)と違いがあります。
それでは他に検討した機種についてもチェックしていきましょう。
SONY SRS-WS1
通信方式 | 無線方式 |
通信距離 | 約30m(1台使用時) |
対応コーデック | ー |
電池持続時間 | 約7時間 |
充電時間 | 約3時間 |
質量 | 335g |
防水機能 | 無し |
SONYの「SRS-WS1」は音質と音声遅延の無さでとても評価の高い機種。通信方式が独自の無線方式なので、TVで映画・ゲームの視聴には最適な機種です。
但しBluetooth送信機能が備わっていない為、スマホやタブレットで音楽を聴く場合には残念ながら適していません。
私はあまりテレビやゲームをしないので必然的に今回の購入対象から外れてしまいました。
JBL SOUNDGEAR BTA
通信方式 | Bluetooth Ver.4.1 |
通信距離 | Class2(通信距離10m) |
対応コーデック | SBC・Qualcomm®aptX™audio |
電池持続時間 | 6時間 |
充電時間 | 2時間 |
質量 | 370 g |
防水機能 | 無し |
実は今回一番に検討していたのはこちらの機種でした。
Bluetoothスピーカーは JBLの「FLIP4」を以前から使用していまして、防水仕様の小型ボディから発せられる元気な音で日常生活に大活躍中なのです。
そんな訳で「今回もJBL製品でOKかな」と惰性的に考えていたのです。価格もお手頃なんですよね。
またTV用のBluetooth送信機「TV Bluetoothワイヤレストランスミッター」も付属しているのでTVでも使用も可能になっています。
SOUNDGEAR BTAの印象
装着感
製品は柔軟性のあるタイプではなく、どちらかというと固めです。無理に開いたりすると故障の原因になりそう。
上から被るのではなく、首の後ろ側から差し込むように装着する感じです。一旦身に付けてしまえば窮屈に感じません。
音質
「JBLサウンド」と言う表現が存在するのか分かりませんが、友人のオーディオシステムのJBLスピーカーの音を聞いた印象ですと、とにかく音がストレートに伝わって来るイメージでした。
本製品の場合、勿論本格的なオーディオシステムのスピーカーとは全く異なる音なのですが、快活な音の方向性は似ているように感じました。小型スピーカーとしては低音域も聴き取り易く、音楽鑑賞やTVでの映画鑑賞にもマッチしています。
気になる点は装着位置によって音像がかなり変わることです。ウェラブルネックスピーカー特有の問題ではあるのですが、本製品では特に顕著に感じました。
JBL SOUNDGEAR BTAが向いている人は?
- メリハリの有る音が好み
- TVでの試聴も考えている
- コスパも重視している
個人的な評価(最高★★★★★)
携帯性 | ★★ |
装着感 | ★★☆ |
操作性 | ★★★ |
電池持続時間 | ★★☆ |
音質 | ★★★★ |
総合評価 | ★★★☆ |
BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER
通信方式 | Bluetooth |
通信距離 | 9 m |
対応コーデック | ー |
電池持続時間 | 12時間 |
充電時間 | 3時間 |
質量 | 260 g |
防水機能 | IPX4 |
SOUNDWEAR COMPANION SPEAKERの印象
通信はBluetoothのみでTV用トランスミッター等の付属品はありません。別に社外製のトランスミッターを購入すればTVでも使用可能ですが、あくまでもスマホやタブレットでの使用が前提の製品になっています。
装着感
ネックバンド部はフレキシブル設計。柔軟性が有り、体に密着させることによりとても楽に装着することができます。
重さも260gと軽量な方なので使用中の疲労感は少ないです。
音質
良く「BOSEサウンド」と言う表現を耳にしますが、自分にとっても数あるオーディオメーカーの中で独自の音造りをしているイメージが有ります。
低音域はやはり特徴的。こもり気味の音質で特段解像力がある訳では有りません。低音の迫力もそれ程大きいわけではありません。中音域はクリアに聴こえ、とてもリラックス出来る音質です。
BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKERが向いている人は?
- BOSEの音が好きだ
- 屋外問わず日常的に使用したい
- 装着感を重視したい
個人的な評価(最高★★★★★)
携帯性 | ★★★ |
装着感 | ★★★☆ |
操作性 | ★★☆ |
電池持続時間 | ★★★★ |
音質 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★ |
まとめ
JBL or BOSE ?
あくまでもスマホやタブレットでの音楽を聴くのが目的という前提ですが、大体は「JBL SOUNDGEAR BTA」と「BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」の二択になるのではないでしょうか。
ウェラブルネックスピーカーの機種選定をする際に私が心に留めている事は「音質面で過度な期待はしない」という事です。
そもそも本格的に音を聴くデバイスでは無いですし、日常のBGMや語学学習に快適に使えれば良いというスタンスです。
JBLかBOSEか・・・一番の基本の音の出し方は2社の製品で全く異なり、どちらも良好と言えます。TVとの親和性や装着感等は別にして、音声のみで判断する場合は個人の音の好みで決定すれば良いと言えるでしょう。
BOSEに決めた理由
私は「BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」を選択しました。お店での一番最初に試聴したのがBOSEだったのですが、聴いた瞬間「あ、これだなー」というインスピレーションを感じたんですよね。
その後他の機種を試聴したのですが、やはり最初のBOSEに対する好印象が変わることはありませんでした。
「BOSE SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」の音の特徴は、楽器の音を正確に聴かせてくれるモニターライクなものとは正反対です。ユーザーが聴きやすいように巧みに纏められた音がとても心地よく感じました。
逆にこの音質には好みが分かれるとも言えますが、私は好きなんですよね。
最後に
ウェラブルネックスピーカーは使用用途によって機種選定が全く異なってきてしまいます。馴染んていくと生活には欠かせないものになっていきます。ヘッドホンと違い仕事中の通話環境の改善や難聴の危険性が軽減されるのも大きなメリットです。
どの機種も一長一短なので、先ずは試聴と付け心地・機能性を確認されることを強くお勧めします。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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